自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

応援合戦の採点基準は?

2006年05月24日 | 自由の森のこんなこと
 「前代未聞」の体育祭が終わりました。
 総合優勝は赤(さくらんぼ)組。体育祭にさくらんぼ組って言うのも面白いですよね。


 さて、体育祭の前に実行委員から応援の採点をして欲しいと頼まれていました。昨年もやっていたので、いいよと返事したのですが、ちょっと考えて「採点基準はないの?」と聞いてみたのです。昨年は、独断と偏見で順位をつけましたが、どうしてかと聞かれたら答えられるように僕なりの基準を設けていました。


 翌日、実行委員会の本部で話し合った結果が伝えられました。「インパクト」「前代未聞」「中1から高3までの関わり」「盛り上がり(森あがり)」の4つの基準です。塩瀬さんと卒業生などの審査委員はその基準ごとに10点満点で採点しました。結果は赤(さくらんぼ)がトップだったようです。

 点数を書き込んで合計したところで、採点表を持っていかれてしまって、実はちゃんと覚えていませんが、確かに赤組はこれまでにないボードを使った大きな画面を作って見せました。それがストーリーとあわせて高評価を得たのだと思います。反対側の応援席にも見えるようにできたらもっと良かったけれど。


 黒(ヒグマ)組は、BGMを使わず、硬派な応援をつくりました。中学と高校各学年に出番を作っていたのもよかったです。自由の森が始まったころはこの手の応援が多かったのですが(怖いお兄さんが多かった)、最近はこういう感じのものは無くなっていましたからちょっと新鮮でした。青(海賊)は何と言っても海賊船が目を引きました。かなりそれらしく作られていました。緑(シェンロン)組は龍の登場場面が圧巻でした。わかっていたけれど、おぅっと声をあげてしまいました。


 体育祭って、身体の競技みたいだけれども、一方で、いくつもの学年をまとめて一つのパフォーマンスを作っていく仕事の要素があります。騎馬戦やリレーより何倍も神経を使ったのではないでしょうか。そういう努力のあとが伝わってくる応援でした。

おにざわ

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