自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

キジの親子を発見

2010年06月25日 | 自由の森のこんなこと
学校の周辺には、いろいろな生きものがいます。たとえばキジの夫婦の鳴き声はいろいろなところで聞こえてきたり、その姿を見ることもしばしば。彼らの居住しているスペースは人が立ち入れるところからはだいぶ離れていますので、遠くから眺めることはこれまでもたくさんありました。

所用で学校の門を出ての一時停止。動く小動物がいて、よく見ると、キジの親子が道路を横断中。車に警戒したのか、お母さんキジが、子どもたちの横断を急かすように子どもたちを煽ります。無事渡りきるのを確認して、お母さんキジも渡り終える。渡り終えた原っぱでは、子どもたちが10羽ぐらい、草むらの中を駆けめぐっていました。

お母さんは土をほじり、餌になるみみずをくわえると、子どもたちがお母さんに集まってきます。
所用も忘れて、彼らの様子を、じーっと見つめてしまいました。
なかの


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開墾から田植えへ

2010年06月23日 | 自由の森のこんなこと
学校の近くの耕作放棄地をお借りして、今日は田植えの日。天候が悪かったり百日咳で学校閉鎖になったりと、ずっとのびのびになっていた田植えを今日しました。

ここが田んぼだったのは、40年前のことだとか。この場所は原っぱのような感じになっていたのですが、今年の4月からあらためて開墾し直し、田を掘り、水路をつくり、近くの川の上流から水を引き、、、と、さまざまな取り組みの末の今日の田植えです。いつもよりちょっと遅めなので、これからの稲の生育がちょっと心配ですが、すくすく育ちますように!
なかの


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もうすぐ中3修学旅行

2010年06月23日 | 自由の森のこんなこと
今日は、中学3年生は学年集会。全体で動く日程の中で見聞きするところの事前学習報告会がありました。
首里城の歴史、佐喜眞美術館の作品について、基地移設などの普天間基地を取り巻く問題、読谷村のこと、ひめゆりの塔のことなど、チーム毎に別れて調べたことを、報告し合いました。
今年の修学旅行は、前半日程は「久米島」「伊江島」「座間味島」の3つコースに分かれてそれぞれの島の時間をつくります。
後半は、学年全体で上に挙げたところをまわりながら、沖縄のさまざまに出会います。
出発は7月5日。もうすぐです。
なかの


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「日本で一番まっとうな学食」ができました。

2010年06月22日 | 自由の森のこんなこと

 自由の森学園2期生の山本謙治君の編著、「日本で一番まっとうな学食」が完成しました。
今日、見本本が学校に届きました。28日には販売する分が届く予定です。

 以前から、自由の森の食堂をブログ(http://www.yamaken.org)で取り上げてくれていたやまけんが、これを広く世に伝えたいとかなりのスピードで、その思いや歴史、そして実際の食材やメニューをまとめてくれました。普段食べている食堂の食事が、こんなにもたくさんの人の願いや努力に支えられていたのだと実感することができます。

前半の1,2,3章を執筆したのは6期生の増谷茂樹君。多忙なやまけんができない取材をじっくりしてくれてわかりやすくまとめてくれました。

食生活部の記録であると同時に、卒業生企画ともいえる作品です。ぜひ読んでみてください。

 自由の森特別価格1400円で購買部で買えます。購買部で買っていただけると、一部が学園の収益になります。
(定価は税込1575円です)

山本 謙治 【やまもと・けんじ】
自由の森学園2期生。
1971年、愛媛県に生まれ、埼玉県で育つ。1992年、慶応義塾大学環境情報学部在学中に、畑サークル「八百藤」設立。キャンパス内外で野菜を栽培する。同大学院修士課程修了後、(株)野村総合研究所、製菓流通の(株)シフラを経て、2005年、(株)グッドテーブルズ設立。農産物流コンサルタントとして活躍中。本業の傍ら、ブログ「やまけんの出張食い倒れ日記」(http://www.yamaken.org)を書き続ける。著書に『日本の食力 国産農産物が美味しい理由』(家の光協会)、『日本の「食」は安すぎる」(講談社)、『実践 農産物トレーサビリティ』「実践 農産物トレーサビリティー2』(以上誠文堂新光社)など。

増谷 茂樹【ますたに・しげき】
自由の森学園6期生。
本書では、第1、2、3章を主に執筆。
1975年生まれ。明治学院大学国際学部卒業後、編集プロダクション勤務を経て2001年よりフリーに。環境問題などの専門的なテーマを、一般的な視点でわかりやすく紹介することを得意とする。著書『電球1個のエコロジー』(中央法規出版、共同出筆)のほか、雑誌やWeb、フリーペーパー等各種媒体での記事執筆多数。

「日本で一番まっとうな学食」より

鬼沢真之


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久しぶりに全クラスが揃います。

2010年06月14日 | 自由の森のこんなこと
一時は中学と高校の学校全体を閉鎖する措置をとらざるを得ない状況でご心配をおかけしていましたが、本日健康確認を行い集計した結果、拡大の兆候は見られないことが確認されました。学校閉鎖解除後も学級閉鎖の措置をとっていた下記のクラスは、明日15日(火)より閉鎖を解除することといたしました。

  中学3年2組
  高校1年3組 高校1年4組 高校1年7組
  高校3年3組

なお、閉鎖期間および解除後に新たに百日咳の症状が出ている人は、必ず医療機関で受診をし、その結果などを担任までお知らせください。
なかの


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新しいパンフができました。

2010年06月10日 | 自由の森のこんなこと
自由の森学園の総合パンフレットと、中学校のパンフレットが完成しました。
自由の森学園の教育に対する考え方や学校で行われている授業のこと、日常の様子、自由の森学園を卒業したあとのことなど、読んでいただきたいものを多岐にわたり盛り込みました(総合パンフは60ページほどのボリュームです)。

今年度は、新しい試みとして中学校のパンフレットもつくりました。総合パンフよりもひとまわり小さいサイズですが、「競争原理」に依らずに学ぶ動機をつくり出すこと、つまり自由の森学園中学校の基本的な考え方を書いたり、田んぼや八ヶ岳登山のこと、また修学旅行などのさまざまな教室外で出会う本当の体験を通して学ぶこと、そして芸術や表現による内面の成長のこと、教えあう、学びあう授業を大切にしていることなど、びっしり書いてしまいました。
たくさんの方に読んでいただきたいと願っています。

2010年度に高校の入試の形をあらためました。そして2011年度には中学校の入試も新しい形になります。
新入試については、募集要項が完成したときに、あらためてご案内します。
なかの

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百日咳の感染力はあなどれない

2010年06月07日 | 自由の森のこんなこと
校内で百日咳が広がっています。
先週に中学2年、高校1年に続き中学1年を学年閉鎖としました。
今週は少しおさまるかと思いましたが、今朝、中学3年にも広がってしまいました。

新型インフルエンザの時は、ニュースでも毎日取り上げていましたから、関心が高かったのですが、百日咳はそうでもなく、咳が出るので医者に言っても風邪だと診断されることも多いようです。
高熱が出るわけでもないですから、本人は大丈夫だと思って登校し、それが感染を広げています。

先週、学校近くの病院におうかがいして、専門医の先生にお話しをお聞きしてきました。
感染力がとても強く、インフルエンザよりも広がるスピードはずっと早いそうです。

これ以上広がらないようにするために、ちょっとでも症状が出たらお休みしましょう。
狭山保健所から、地域の医師会には百日咳流行の情報を流していただくことになっています。病院に行ったら、必ず、学校で流行していて4学年が学年閉鎖になっていると伝えてください。
鬼沢真之


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第18回 森の音楽会

2010年06月04日 | 自由の森のこんなこと
昨年から会場を移し、大きいホールでの音楽会でした。
私はこの日は出張で、現地から直に会場に向かいました。会場にちょっと早めに着くと、卒業生たちや見知った保護者の人の姿がちらほら。そのうち学校からのバスが到着してロビーがごった返す感じ。そういう光景を目にすると、日常とは違う、年に一度の「音楽会」が始まるのだなぁと思ったりします。

夕方に学校の中を歩いていると、音楽の部屋のあるところから歌声が聞こえてきます。体育祭が順延となり、練習に集中することも大変だったと思いますが、この日に備えて放課後の音楽研究室からは、いつもいつも歌声が聞こえていました。

「日常の授業実践のために」と始められた音楽会は、今年で18年目。表現者たちはその表現を問う場を自らつくる。そうした表現者のひとりひとりが、学校というとても身近な場所にいてくれることをうれしく思いながら、彼らの歌に聴き入りました。
なかの

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