自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

オープンスクールの感想から

2007年10月22日 | 自由の森のこんなこと
オープンスクール第二回目が開かれました。7月の第一回目より参加者がかなり増えて、音楽ホール満員でした。


 授業が終わって、各授業の感想が発表されました。赤田さんの社会の授業を受けた参加者の感想です。



今まで、こういった授業を受けたことがなかったので、とても新鮮で、奥深く悩み、考えることができました。
簡単なように思えていたことが、実はとても難しいことであったり、私たちが今このように暮らしているけれど、世界ではいろいろなことが起こっていたり・・・。考えれば考えるほど難しい課題でした。
けれど、自分の感じたことを1人で考え込まずに、お互いの感想を言い合ったりすることで、自分だけの考え方で終わるのではなく、いろいろな人の感じ方が分かりました。(中1Yさん)

次に、同じ授業に参加した、大人の方の感想です。


普通の「社会科」の授業とは視点が違うように感じました。年号、人名等の記憶力を主眼に置いた内容ではなく、身近な生活に関連した「もの」「こと」をテーマに問題提起し、それに対しての「考え方」を身につけさせ、「考察力」を伸ばしていくことに共感を覚えました。
「答え」を出すのではなく、そこに至るまでのプロセスに重点を置いているように感じましたし、生徒にとっても興味を持って授業に取り組めると思います。
学園の教育方針も理解できましたし、子供だけでなく、親にとっても有意義な授業でした。(保護者Sさん)

 今、学びの質が問われています。「活用型」とか「探求型」学力などと言われ始めていますが、参加したみなさんに、自由の森の学びの一端を感じてもらえたのではないかと思います。



おにざわ

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自由の森の生徒が大賞を受賞!

2007年10月07日 | 自由の森のこんなこと
風のウワサですが、自由の森の生徒がビッグな賞をとったと聞いたので、今日、本人に確かめてみました。「これってあなたの作品ですか?」「どこで知ったんですか?」
やっぱり・・・。

本人の希望なので、実名を今のところ明かせないのが残念ですが、某大手出版社の青年コミック誌の懸賞に応募した200以上の作品のトップに自由の森の生徒Aさんが輝いたのです。

こっそり買って見てみました。載ってます。34ページにわたって。作品はなんとジャポニカ学習帳にサインペンで描かれたものらしく、どうも普通の応募作品とはちょっと違うようです。ストーリーは驚きの展開だったけれども、最後はなんかほっとするような人間のよさが伝わってくる作品でした。その事を伝えると、「いろいろな評価を見聞きしてちょっと落ち込んでいたのでうれしいです。」「でもこれは自由の森にいるから描けたんだと思います。」とのこと。そうかもしれません。

作品の最後に編集部が「A氏の次回作にご期待下さい。」と書いています。本人は前期末の学習のまとめとの両立でかなり苦労しているようです。


何はともあれ、うれしいことです。



おにざわ

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