自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

11月のわくわくワーク

2014年11月30日 | 自由の森のこんなこと
昨日はわくわくワークにご参加いただき、ありがとうございました。
今回は、午前中は人間生活科から「ソーセージをつくる」と美術科から「一本の木を描く」の2つの授業からひとつを選んでの体験。


ひき肉に必要な材料を合わせてこねたり、
みんなで大きな画用紙に木を描き始めたり。



すごーく途中を省略していますが、
できあがり。



午後は、子どもたちは塗矢さんの「日本のことばあそび」を。

帰ってきた子どもたちに

 「どうだった?」
 「かっぱかっぱらった〜とかやったの?」

と聞くと、完璧な暗誦をして私に聞かせてくれる子も。びっくりです。

保護者の方には自由の森学園中学校の話を聞いていただきました。

こうやってたくさんの方と出会える時間は本当に楽しいです。
またお会いしましょう。
なかの。

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林業講座合宿から帰ってきました。

2014年11月26日 | 自由の森のこんなこと
一泊二日の合宿から帰ってきました。


二日目は、足尾銅山で植林の予定でしたが、あいにくの雨で植林は出来ませんでした。





本当ならば、木の苗と、土と、水と、スコップを持って、数百段の階段を登って植えにいくのですが、断念しました。


その代わりに、いつもお世話になっているNPOの「 足尾に緑を育てる会 」の方に、足尾の現状と会の活動について講義をしていただきました。

足尾に緑を育てる会 公式HP









国土交通省が管理しているゲートの先にある、松木村です。


もう鉱毒から100年も経っているのに、山にはほぼ植生が無く、イネ科植物が唯一なんとか生えることができている・・・

そんな状況です。


また、植林をしても植えたそばからシカに齧られていくそうです。

そのため、植える斜面にはあらかじめ飛び越えられないくらいの背の高いネットで柵をしてありました。



斜面を見ると、雨の日という事もありますが、





かなり霧が濃い状況でしたが、こんな感じで、必ずシカの姿を見る事が出来てしまいました。


立派な角を持ったオス1頭と、メス3頭いるのがわかりますか?






そして、止まらない山腹崩壊。

かなり本格的な雨の中でも、斜面のはるか上の方で作業をしている方がいました。



一度、植生が無くなってしまうと、普通の所でさえなかなか回復しない急峻な斜面ですから、これはとてつもない労力が掛かっているのだと実感しました。

こんなにも荒涼とした景色は、日本ではなかなか見られないでしょう。

年に1度、足尾に来ると、日本の恵まれた自然環境を再確認します。



てつひさ





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林業講座で合宿に来ています

2014年11月24日 | 自由の森のこんなこと
高校生の選択林業で、合宿に来ています。

場所は、こんなところ。




まさかの白銀の世界でした。


日光白根山です。



昨年は玉原高原のブナ林でしたが、今年は日光白根山のダケカンバの混交林と森林限界の旅です。





雪が多く、森林限界までは行けませんでしたが、良いフィールドワークが出来ました。

むしろ、雪山登山でした。


そして、そのまま戦場ヶ原→中禅寺湖畔へ。





牧場近くの、しっかりと20cm前後で刈られているミヤコザサです。

「あ、牛を見学しやすいようにね。」


と生徒は言っていましたが、


刈ったのは、全部シカなんです。

ムシャムシャ。


日光は関東でも有数のシカによる被害地なんですね。

シカのフンで足の踏み場もないくらいです。




戦場ヶ原の夕日



先ほどまで、夜の勉強会をして、今日は就寝です。



明日は、足尾銅山で鉱毒被害地に行って植林して来ます。

足尾銅山もシカだらけなんだよなぁ。


僕が植えた木は、齧らないように祈ります。

では。



てつひさ



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公開教育研究会

2014年11月24日 | 自由の森のこんなこと

2日間にわたっての公開教育研究会が終了しました。今年のテーマはここ数年続けて考えたり議論したりしてきている「「観の形成」を支える中学・高校教育」。副題は「「思考(力)・判断(力)・表現(力)」の内実を問う」です。



合唱

午前中は両日ともに授業公開をして、日常の授業のことや今日の授業について検討をしました。午後は、1日目はテーマ別や教科別の分科会、2日目は教育講演と生徒たちの合唱を聴く場となりました。 合唱を聴きながら「表現」と「表現力」の違いを考えていました。この合唱を「表現力がある」と評するのはちょっと違うなぁと思っています。「表現力」はないわけではないのです。ただ、あの合唱のつくる空気は非常に複雑で、単にそれを「力」とするといろいろなものを輪切りにしてとらえるような気がして、そして「力」を抜いた「表現」とすると、私の中ではぴたっとくるものがある。 きっとそれは、「力」という字がつくとたちまちその大きさを測ったりもっと強めるための方法を考えそうで、それに異質さを感じるのだろうと。



教育講演

教育講演をしてくれたのは経済学者の金子勝さん。「僕はどう生きてきたか」を語りながら「「君たちはどう生きるか」を語る資格なし」と何度もおっしゃっていましたが、たくさんの話の中で「学ぶ」ことについての話が強く印象に残りました。すでに知っている・わかっていること、みんなが正しいと信じていることの先を、想像すること。

2日間にわたり、たくさんの方にご参加いただきました。あらためてお礼申し上げます。
多くの方からいただいたご意見を通して、少しずつでも自由の森学園という学校は前に進んでいくのだと考えています。 またお会いしましょう。


なかの。

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公開教育研究会 二日目です。

2014年11月23日 | 自由の森のこんなこと
公開教育研究会の二日目です。





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続 うにウニ? です。

2014年11月15日 | 自由の森のこんなこと
木曜日に、受精させたウニの卵ですが、


さて、どうなったでしょうか。










腕が伸びてます!

プルテウス幼生ですね。


もう少し経つと、もっと腕がシャキーンと伸びて、宇宙船のようになるのですがね。


でも、かっこいいでしょ。




もっとカッコいいのは、、








顕微鏡に、偏光板をかけて観ると

体内に キラーンと光るものが。


骨片 が見えているんです。


この頃になると、体内の構造も発達しているんですね。



本当に綺麗なんですよ。

しかも、ぴー って泳いでいます。







今日も、残った精子と卵で受精させてみました。





2分割しているのとか、4分割とか見えますね。

卵割は、「 バイバイン 」なので、1個→ 2個→ 4個→ 8個 → →

という感じて細胞が増えていきます。



タイムラグを作ってあげると、色々なステージの幼生を観られてgoodです。




ちなみに卵は、肉眼でも十分粒つぶに見えるので、、、





あ、泳いでる。なんか対流してるよ~。

すご~い。かわぃぃ~。



と、最終バスギリギリまで、きゃぁ、きゃぁ言っている、卵割三人姉妹でした。




ウニの発生の実験。

大成功ですね。




てつひさ




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稲刈り・脱穀・芋掘りに

2014年11月14日 | 自由の森のこんなこと
11月5日(水)に、稲刈りをしてきました。



収穫したお米はだいたい300キロ弱。12月に「収穫祭」をする予定です。
「田んぼ実行委員会」が出来て2年目。今年も1・2年生で取り組んできました。5月の代かき、6月の田植え、その後も雑草取りや案山子づくりなどをやってきました。今年大きな台風がいろいろやってきましたが、すくすく育って穂を垂れるまでに成長しました。
田んぼで育つ稲は半年ちょっとで実らせますが、子どもが大人になるにはもっと時間がかかります。
田んぼや発酵の教材を目の前にしていると、そういうことを考えます。

脱穀は翌週の11月12日(水)。朝、ちょっとぱらっと降った雨も上がり、脱穀も無事終了。
脱穀機のちょとしたトラブル


エンジンの音が鳴る中、機械好きな子たちは本物のマシンを操作。次々と稲の束が運び込まれて、米とわら束とに分離されていきました。

ていねいにつくってきたお米の収穫。来月はその収穫を祝って、餅つきをします。



結構あっという間に終わった「脱穀」の続きで、近くの畑で育てていたサツマイモの芋掘り。
駆け足してます。


あちこちで大きいのやら細いのやら、いろいろのイモが出てきましたが、「ねぇねぇ、こんなの掘ったー」とその子が掘った芋を見てみると、


ねじれてます。


ぱかっとすると、、、。









こんな風に地面の下で絡まっていたのね。



この1年、2年生が伝えたことのいろいろを、来年度の1年生にいまの中1の人たちが、またまたアレンジして伝えます。
すてきな「森の時間」になるといいなと、思います。

なかの。


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かわはくまつり

2014年11月14日 | 自由の森のこんなこと
埼玉県の寄居町にある「 埼玉県立 川の博物館 」で行われている

「 かわはくまつり 」に来ています。





巨大な水車の前では、自由の森学園の

郷土芸能部、民俗芸能部、中国舞踊部の生徒たちが公演しています。





午前の部が、始まったばかりですが、
これから、12時より太鼓の体験

午後の部は、2時からの予定です。


もし、お時間があれば是非おいでください。



てつひさ







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うにウニ?

2014年11月13日 | 自由の森のこんなこと
高校生の選択科目である、「 選択生物 」で、今日は神秘的な実験をしていたので、最後お邪魔してきました。


それは生命の誕生。

発生の実験です。




発生の実験といえば、恒例のウニですね。



「 お、丸い!
細胞多すぎてわからぬ。16細胞期は過ぎてるなぁ。

桑実胚!?

すげ~ 」


ってやってる図です。




何度やっても、これは楽しい実験です。



少し涼し目なところに置いて、また土曜日に観察をします。





プルテウス幼生までいくといいよねぇ。


骨片が、綺麗に入って、

なにかの宇宙船のように、ぴーって泳いでいるところを見たいです。



もし、いい写真が撮れたら
また土曜日にアップしますね。



てつひさ



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割り込みますが、私もおもしろそうな時間を一緒に過ごせましたー。

数十年ぶりの顕微鏡を覗くと。。。


なかの。



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谷川俊太郎さんと遊ぶ/つづき

2014年11月09日 | 自由の森のこんなこと



谷川」というアプリがあります。川に谷川さんの詩の一文が流れてきて、それを釣ると、全文が読めるというもの。それを模してリアルアプリな「谷川」をやりました。



釣ってます。






読んでます。




読んでもらっています。



谷川さんからは、ご自身の詩を朗読してもらったり、谷川賢作さんのピアノのCDを流しながら「鉄腕アトム」の歌をうたってもらったり。このピアノがまたすごくかっこよくて。


「次回」もありそうな、終わり方でした。またあたためようと思っています。

なかの。



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