自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

『部活魂!』(岩波ジュニア新書)に自由の森の郷土芸能部が

2009年07月30日 | 自由の森のこんなこと
 学校説明をした際に、部活のことを質問されることがしばしばあります。学びのこともさることながら、部活は学校生活の中でかなり大きな位置を占めているようです。

 今回、岩波ジュニア新書『部活魂!』が出版されました。その巻頭に自由の森の郷土芸能部の紹介が掲載されています。執筆したのは3年の板垣奏男君。中1から太鼓をたたいていますが、どうしたら大きな音になるのか、その秘訣を発見していく様子や、各地で講演活動している思いが綴られています。
 
 板垣君の部分だけなら立ち読みも可能ですが、そのほか、全国各地のさまざまな部活の文章が載っています。こんな部活もあるんだと発見したり、それぞれの苦労話も面白いです。それらの多くは全国大会出場というような有名チームではなく、それぞれの背丈に応じて頑張っているものが大半。なかでも僕は、試合やコンクールを目標におくのではなく、郷土芸能部のように自分たちで目標を設定して活動しているクラブが面白そうだなあと感じました。みなさんはどう感じられるでしょうか。

鬼沢真之

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終業の会/合唱交流

2009年07月17日 | 自由の森のこんなこと
毎年、明日から夏休み~という日の学校では、教室などの大掃除のあと、「終業の会」と「合唱交流」が行われます。合唱交流は中1から高3まで それぞれの学年が舞台に上がり、合唱をします。中1の人たちにとっては、舞台に上がって歌うのは初めての経験。高1の人たちも初めての人がたくさんいるはず。

それぞれの学年の合唱からは、楽しそうであったりめちゃくちゃ元気だったり、それぞれの学年の持っている雰囲気がそのまま出ているような気がしていて、そういう姿を見るのも、実は楽しみだったりします。

学年が上がるにつれて、「うた」の雰囲気はぐっと迫ってくるものに。この場で過ごす時間が多くなればなるほど「うた」に現れる何かがあって、それはいったい何なんだろう、と思います。

最後は全校合唱。体育館の床の上は、大人とリュックやカバンだらけに。
舞台からの歌声が、体育館いっぱいに広がります。

なかの

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修学旅行に行ってきました。

2009年07月05日 | 自由の森のこんなこと
中学校の修学旅行は、7月1日から5日までの5日間。前半は、「やんばる」「ジュゴン」「慶留間」の3つのコースでそれぞれ沖縄のさまざまな人やものと出会う時間。私は「やんばる」のコースに同行しました。

普段の教室の授業で会っている彼らとはまったく別の姿を目にして、うれしかったりびっくりしたり。とにかく日常とは場所も時間の流れ方もまったく違う「やんばる」の地で、生活の時間をつくるという体験は、私にも彼らにも大きなものであったと思います。

後半は、戦跡めぐりを中心に64年前の沖縄戦や戦後ずっと横たわっている基地をめぐる問題を、多くの方の口から語られる言葉や実際に自分の目に入ってくることなどを通して考えます。彼らと話をしてみて思うことは、彼ら自身が見聞きして感じたことを持って帰ってきて、ずっとずっと考え続けていく大きなきっかけになったのではないかということ。

日常に戻りながら、修学旅行の報告会に向けて動いていきます。

なかの

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