自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

わくわくワーク

2012年11月26日 | 自由の森のこんなこと
お申し込みをいただくまで、いったい何組の人が来るのだろうとずっと不安だったのですが、当日を迎えると30組(定員)を超えての参加をしていただきました。
本当に、ありがとうございます。

「土曜日」というのはなかなかおもしろいんです。雰囲気がいつもの学校と違って、「少人数」になるんです。中学校の授業があったり、高校では自由選択の講座があったりします。そのちょっとしたおもしろい空間に、小学生たちが集まってくれました。

午前中は「理科」の授業。「滑車」を使って「力」が分散されるしくみを、「自分で自分を持ち上げる」体験を通して、みんなで考えます。参加してくれた小学生の人たちが、その教材や授業者の問いかけにたくさん反応している場面を見て、授業の時間をどうつくるのか、私自身に新しい問いが生まれたりもします。

午後は大人と子どもとに分かれ、子どもたちは太鼓の体験、お父さんお母さんやおじいちゃんおばあちゃんには、「食」の話や「教育」の話を聞いていただきました。

「自由の森」に、また来てくださいね。

なかの


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12月池袋説明会のお知らせ

2012年11月26日 | 自由の森のこんなこと
進学先を検討している小学生・中学生のみなさん、保護者のみなさんへ

12月1日(土)と12月9日(日)に、池袋において「自由の森学園 学校説明会」を開催いたします。

年末、受験準備などでいよいよいそがしく過ごされていると思いますが、自由の森学園学園本校(埼玉県飯能市)での学校説明会に加え、池袋でも学校説明会を行うことにいたしました。
中学校選び、高校選びをされている方、「こんな学校があったんだ」という、もしかするとちょっと意外な学校との出会いが生まれるかもしれません。

自由の森学園の教育理念や学校生活の紹介、卒業生の進路についてお話しいたします。

くわしくはこちら
     配付資料

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公開教育研究会

2012年11月26日 | 自由の森のこんなこと
もう1週間前のことですが、公開教育研究会が行われました。今年で28回目。
毎年2日間を使って全クラスが授業をし、その後に参観された方や生徒たちとともに授業検討をします。
午後は、1日目はテーマ別の分科会と教科別の分科会。2日目は落合恵子さんをお招きしての講演と生徒との対話の時間があり、その後生徒たちの合唱を聴きました。
2日間を通してたくさんの感想を持ちました。

今年は、15ある企画のうち生徒の主宰する分科会が9つ。どれに出ようかと本当に迷いましたが、私が参加したのは「自由の森の授業で学力はつくのか?」という分科会。企画したのは中3生たち。

いまいる自由の森学園という学校を卒業した後のイメージができない不安感は、中学生にも高校生にもあるみたい。しかしそれは自由の森学園以外の学校に通っている人たちだって、きっと同じ思いでいるはず。「将来のイメージ」というのは、中高生にとって想い描くことがとても困難だし、だからこそこういう分科会が生まれたのだと思いました。

いったい彼らの言う「学力」というものが何を指すのかということから、何を以て「不安」が解消されるのかという私の疑問が生まれます。
「大丈夫」は、自分自身で自信を持つこと。外からの評価でなく、自分で自分を評価することに「自己評価」の意味があります。自己肯定感を持つため、つまり自分自身への信頼をより確かなものにするためには、とても長い時間がかかります。

自由の森の卒業生も何人か来ていて(私もそうですが)、自分が卒業後にどのように生きているのかという話をしてくれました。私も結構しゃべってしまいました。
ありがたい時間です。

なかの


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学校説明会

2012年11月23日 | 自由の森のこんなこと
3回目の学校説明会を行いました。
たくさんの方々に集まっていただきました。ありがとうございます。

学校生活や授業の紹介、在校生の「いま」を聞いていただきました。社会科の授業の一端をご紹介しました。「正義とは何か?」というテーマ。タイタニック号の事故を通して、さまざまな事実や「いま」と結びつくその構造が浮かび上がるという話。

「事故」がどうして起こるのか。きらびやかなタイタニック号には大がかりな「不沈」対策が施されていたそうです。巨大な海軍力をもっていたイギリスの、造船技術の結晶だったのかもしれません。だから救命ボートが飾りになった。イギリスからアメリカに向かう船に、斜陽するイギリスと勃興期にあるアメリカの姿が映し出されているのだという話も。
確かにそうだと思いながら、社会科の菅間さんの話を聞きました。

学校説明会はこのあとも続きます。

■学校説明会日程

□学園にて
自由の森学園の教育理念や概要、授業の紹介を行います。 また、在校生による学校生活や卒業生による進路の話、午後からは個別の教育相談や受験相談を行います。

 12月1日(土) 12月15日(土) 1月6日(日)  10:00~(30分前から開場)

  説明会用スクールバス
   飯能駅南口発  9:15 9:30
   東飯能駅西口発 9:15

 事前申し込み不要・直接会場へお越し下さい。
 上履き等は必要ございません。なお、願書配布(無料)と問題集の販売も行っています。

□池袋にて
 12月1日(土) 14:00~(30分前から開場)
 12月9日(日) 10:00~(30分前から開場)
 アットビジネスセンター本館 (池袋駅東口徒歩30秒)


■自由の森学園「音楽祭」

 音楽祭は12月21・22日(金・土)で行われます。

なかの


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公開教育研究会のテーマ別分科会

2012年11月16日 | 自由の森のこんなこと

明日、明後日と、公開教育研究会が行われます。
1日目には「授業と検討」、「テーマ別分科会」および「教科別の分科会」を行います。2日目も「授業と検討」を行い、そのあとは落合恵子さんの講演会と、合唱の時間があります。

ここ数年の傾向かも知れませんが、「テーマ別」の分科会に、生徒の企画が増えてきているような感じです。今年の分科会は以下の通り;

・評価表って何だろう? (中3・高2生徒企画)
・クラスってどんな場所? (中3生徒企画)
・もし原発が!?  (中3生徒企画)
・いじめについて考える (中2生徒企画)
・修学旅行なんで沖縄なの?
 ~ 千葉でもいいじゃん!? ~ (中3生徒企画)
・ 自由の森の授業で学力がつくのか?
 ~ やっぱりテストは必要か? ~ (中3生徒企画)
・こんな友達ならいなくたっていいじゃないか? Part 2
 (高1生徒企画)
・年間行事を考える (高1生徒企画)
・米軍基地のこと (高3生徒企画)
・震災被災地支援・活動報告
 (国際協力NGO講座)
・カヌー講座 (カヌー講座)
・自由の森学園が育てるちからと
 ものの見方・考え方 Part 2 (研究部)
・日本と韓国がゆるぎない友好を
 築き上げるには (教員・生徒企画)
・食をあずかることは、命をあずかること (食生活部)
 ※この分科会は11月17日(土) 15:10~17:50に行います。
・生き方としての進路 (進路部)

自分の中ではだいぶ絞ったのですが、どれに参加しようかまだ迷っています。
公開教育研究会のご案内はこちら
なかの


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中学米作り「脱穀」

2012年11月07日 | 自由の森のこんなこと
天気に恵まれず、田んぼ周辺に出没しだしている「いのしし」にも警戒して、10月17日稲刈りをして「はさがけ」した稲を、この土・日で、中高の体験学習の授業を担当してくれている堀内さんが学校に運んでくれました。

里山が宅地開発をされて、そこに棲む生きものたちがどんどんと人里に降りてきています。

今年は収量が少なめだそうです。脱穀機からこぼれたり、脱穀仕切れずに束ねられたりした稲穂から、ひとつひとつの米粒を大切に拾いました。「落ち穂拾い」をふたたびやって、育てた苗の成長を感じながら、「収穫」を祝おうと思います。

11月28日(水)に、収穫した米で餅つきをして、つくった人たちみんなで食べます。納豆を和えたり大根おろしに浸したり、きなこをまぶしたり、そのまま食べたり。
いやぁ、楽しみ。

なかの

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