自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

学校説明会

2010年12月23日 | 自由の森のこんなこと
今年最後の学校説明会を行いました。今回も私が学校の教育に対する考え方などをお話しさせていただきました。学ぶ衝動をつくること、テストだけを目的とする勉強の仕方とは別の深く学ぶ行為、それを実現する場として学校の日常の授業を展開しているという話です。

今回の教科紹介は、体育。自由の森学園の体育では、「からだの使い方を稽古する」という言い方をしています。辞書によれば「古(いにしえ)を稽(かんが)える」というのが「稽古」の意味だそうです。古くからある踊りや太鼓の中からからだの動きを考えたり、走ることやボール運動、円盤投げややり投げを通して、自分のからだの動きを感覚し、よく見て知ることを大切に授業を行っているという話が、体育科の松田さんから語られました。また、腕の上げ下げも、意識をどこに持っていくかによって腕の重さが変わります(体重は変わらないそうですが)。実際の感覚の違いを、会場に集まったみなさんとともに確かめあいました。

在校生(高3)からは、授業や行事のこと、クラスのこと、進路の選び方やその中での悩みなどを語ってもらいました。彼女の経験した自由の森学園の時間の話です。学校説明会では毎回在校生の話をしてもらっています。この場に身を置く人たちがどんなふうに思考し、さまざまな事象にどんなふうに向き合ってきたのか、私たちの学校の雰囲気を感じ取っていただけるといいなぁと思いながら、毎回話を聴いています。

今年度最終の学校説明会は、年明けの1月8日(土)となります。
教育に対する理念や考え方、授業や行事など学校生活のご紹介、教科から見える授業の姿、在校生の話、中高に分かれての具体的な入試説明、午後には個別相談(希望者)などを行います。>詳しくはこちら
なかの

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トイレの改修工事が始まりました

2010年12月21日 | 自由の森のこんなこと
09年の学園祭の実行委員会で「学園祭の売上金をトイレの洋式化の資金に使ってほしい」との話が出るほど、生徒たちの強い要望がずっと以前からあったトイレのリニューアル。
開校以来25年間使ってきたトイレもだいぶ古くなり、また、最近では和式の便器を使ったことがないという生徒たちの声を聞くことも多く「いつか直したい」とかねがね思っていたことなのですが、ようやく改修費用の目途がつき、冬休みに入ってすぐに、工事が開始されました。
とはいっても、潤沢に資金があるわけでなく、とりあえずは高校棟と中学棟の1階部分の2カ所のトイレ。今後他のトイレにも拡張していきたいと考えています。

冬休みの閑散とした校舎の中で、解体のためのガガガガーッという音が鳴り響きます。様子を見に行くと、破壊されたトイレの無残な姿。
工事は冬休み後も行われるそうですが、1月下旬には完成予定だとか。
「一番乗り」は誰だろう?
なかの

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音楽祭が終了しました

2010年12月20日 | 自由の森のこんなこと
12月17・18日(金・土)の2日間にわたって、学校行事である音楽祭が行われました。

1日目は「有志」の日。それぞれの企画名をならべてみると、、、。「うたお」「-轍-」「CHRISTMAS RHAPSODY」「中学生withなかの」「ベース有志」「輝け太陽舞踏団」「トコナツの森のティアレ」「ファミリー」「踊る大捜査線!!」「高麗川」「北寮」「イベリアン不裸男子(ふらめんこ)~ズ」「大日本海大和魂」「中学3年生」「変体有志」「星寮」「ハナヅマリ」「10minutes」「14女(畳)これがリビング」「月寮」「星の子どもたち」「オチャッパ侍」「全寮」「全校」の全24団体のステージ発表。合唱の他に、器楽の演奏、踊りやダンスでの表現、映像を演出に使った団体などもたくさんありました。

2日目は「クラス」の日。中学1年から高校3年までの全25クラスのクラス合唱と、各学年の合唱、全校合唱などがありました。各クラスでは、本番に向けて自分たちのクラスで歌う曲を話し合ったり、音楽の授業の時間や放課後の練習をしてきました。ひとつひとつのクラス発表を聴き、声を通して伝わってくるクラスの雰囲気を感じていました。
フィナーレは恒例となったメドレーバンドの演奏とボーカルのリードで、やはりみんなで歌い、最高潮に。

2日間の音楽祭も終わり、冬休みに入ります。
なかの

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学校説明会

2010年12月11日 | 自由の森のこんなこと
4回目となる学校説明会がありました。今回は私から、「学ぶ」こと、「競争原理」のこと、どうやって学ぶ衝動をつくり出していくのか、そうした話を絡めながら、自由の森学園の考え方、評価の仕組みなどをお伝えしました。

教科の紹介は、今回は英語科。「英語が好きな人~」と英語科の玉木さんが会場の方に問うと、挙がる手はまばら。「じゃ、嫌いな人~」と聞くと、結構な数の人の手が挙がります。英語はむずかしいと感じている人が多いという理由として、日本語は「あ」というのは「あ」という名前に加えて読みも「あ」であるのに対し、英語は「A」は「エイ」という名前で読みは「ア」となっているから、、、などの説明があり、その読み方をどういうふうにとらえるかをめぐって、実際の高1の授業で使っている教材が紹介されました。

在校生(高校3年)の人からも、どうして自由の森という学校に入学しようとしたのか、入学後の経験、授業や部活の紹介などを語ってもらいました。「先週、大学の合格が決まりました」と彼が報告すると、会場に集まってくださった受験生や保護者の方から拍手が起こっていました。これから自由の森学園を受験される方たちから拍手をいただくのは、私はちょっと不思議な気分でしたが、あたたかい雰囲気につつまれていました。
彼の座っていた座席には、音楽祭の係の資料の入ったファイルがありました。彼は、音楽祭本番でいろいろな団体が使うさまざまな楽器などを一括して貸し出す機材係の係長だそうです。

来週に行われる音楽祭の準備で、校舎のあちこちで歌声が聞こえたり、ダンスの練習をしている光景を目にします。昼休みには有志団体が音楽室をシェアして練習をしています。私もまぜてもらっている有志の伴奏で、毎日練習に参加。だんだんといい感じになっています。
音楽祭、ぜひお越しください。音楽祭は12月17・18日(金・土)におこなわれます。>詳しくはこちら


また、今年最後の学校説明会は12月23日(木・祝)に行われます。
1月10日(月・祝)に実施される中学A・B・C入試のいずれかを受験される方は、入試前最終の学校説明会となります。(年明け1月8日(土)が最終回です)
教育に対する理念や考え方、授業や行事など学校生活のご紹介、教科から見える授業の姿、在校生の話、中高に分かれての具体的な入試説明、午後には個別相談(希望者)などを行います。>詳しくはこちら
なかの

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音楽祭有志オーディション

2010年12月02日 | 自由の森のこんなこと
今週の火・水曜日の2日間にわたって、音楽祭の1日目に出場する「有志」の団体のオーディションが行われました。30は優に超える企画が立ち上がりましたが、当日の発表時間や発表の質を問うとための場となります。
体育館のマットの上に、各クラスや各有志からやってきた審査員たちが座り、舞台で行われる発表を審査します。私も今年の音楽祭は2つの団体の伴奏として混ぜてもらっています。1日目のオーディションでしたが、夕方近く。日も落ち薄暗くなった体育館の入り口付近に、次々とオーディションを受ける団体が集まってきます。練習したり、中に音が入っちゃうから「しー」と言われたり。自分たちの団体が審査されるときはドキドキです。発表が終わる、企画の代表者がアピールをしたのち、審査員と発表者との間の質疑応答があります。いやぁ、ほんとうにドキドキしました。

2日目は、オーディションと並行する形で、有志演劇が野外で行われたみたい。教職員は会議でしたので見ることはできませんでしたが、盛況のようでした。外でやる演劇は、もしかすると初めてかも。

音楽祭は12月17・18日(金・土)に行われます。
なかの

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