自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

夏のオープンスクール

2011年06月26日 | 自由の森のこんなこと
オープンスクールは、自由の森学園の教育への考え方や、日常で行われている授業の雰囲気をお伝えするための場として、毎年夏と秋に催しています。今年はいつもより早い時期での開催でした。
たくさんの方にご参加いただきました。ご参加いただいたこと、本当にありがとうございます。

今日のこの日の体験授業は

  小学生向け
   算数「一筆書きについて学習しよう」
   理科「水と油が仲良くなる仲間を知ろう!」
   日本語(国語)「漢字は生きている」

  中学生向け
   社会「憲法とは何か~ あなたが殺人犯に疑われたら」
   英語「アメリカ合衆国で一番古い民謡を歌う!」
   日本語(国語) 「〈読み〉は「つくる」もの ~詩の授業~」
   キャンパスウォーク・在校生と語る 


参加してくれた小中学生の人からの、授業の感想をじっくり読みました。「学ぶ」という行為は本当に自然なこと。学校の授業を通してさまざまに思ったり考えたりすることは、とてもとても大切なことだと思っています。

今回はじめて自由の森学園に来てくれた方、今年の中学校見学会や去年のオープンスクールなどで出会った方たちとも久しぶりに出会えました。

このあとも、夏や秋に向けて、いろいろなイベントがあります。
ぜひ、また学校に来てくださいね。

今後のイベント
 体験授業「学びの森」 7月23・24日(土・日) 自由の森学園
 東京説明会(池袋) 7月9日(土)  アットビジネスセンター池袋駅前本館

なかの

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中学校の見学会

2011年06月13日 | 自由の森のこんなこと
小学生のみなさん、保護者のみなさん、先日は遠路ご来校いただき、ありがとうございます。たくさんの方にお集まりいただいたこと、感謝しています。

自由の森学園の中学校をご紹介する中学校単独のイベントとしては、はじめての企画でした。イスが足らない、エアコンが効かない、ぎゅうぎゅう詰めの会場、お配りする資料も足りなくなる、などなど、、、。さまざまな不手際があったこと、お許しください。

学校の教育に対する考え方や中高6年間のありよう、生徒たちとつくる授業の話など、参加されたみなさんおひとりおひとりの示してくださった反応や表情に、話す側としても力が入ってしまいました。

夏に向けて、親子で参加していただく体験型のイベントもございます。
ぜひご参加ください。

小学生のみなさん、また遊びに来てくださいね。

夏のオープンスクール 6月26日(土)
お申し込みは>こちら


体験授業・「学びの森」7月23・24日(土・日)
(ホームページでのご案内を、現在準備中です)

なかの

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「田植え」をしました

2011年06月08日 | 自由の森のこんなこと
今年の「田んぼ」は中1と中2の合同で取り組んでいます。田んぼでの授業は、前回の「代かき」に続いて2回目。

種まきをして育った「苗」を5本ぐらいずつ田んぼに植えます。田植えを楽しめる人がどんどん植えていく一方で、田んぼの中に入るのにはいろいろと思い切りが必要のよう。躊躇する生徒もちらほら。田んぼのぬるぬるがいやな人や、授業だからとつきあう生徒も。しかも今日は肌寒いこともあって体調を崩す人も続出でした。

みんなの口に入るまでの長い過程を実感すること、それには多くの人が関わらなければいけないと考えています。そうでないと、収穫が楽しみになったりおいしいと感じる瞬間が自分の中にやってこない。「田んぼ」の取り組みが自分たちのものになるためには、いろいろな課題が見えてきます。やっていることに対して、それを自分の問題としていく過程も大切な時間となるのだと思います。

隣の田んぼでは、「田植機」で順序よく規則正しくしかもスピーディにさくさく田植えをしていました。農業の「機械化」を横目にしながら、私たちは複雑な思いを抱えて手植えをしています。
なかの

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ぼくらがつくった学校ガイド

2011年06月06日 | 自由の森のこんなこと
当時中3だった(現高1の)生徒たちが編集した『自由の森へようこそ―ぼくらがつくった学校ガイド』が、発行されました。これがすこぶる面白い。表紙と裏表紙を見てるだけでも楽しくなってきます。「このパンフレットは、自由の森学園中学校の生徒が自ら取材や編集を手がけ、イチからつくりだした正直な学校ガイドです。」と始めの言葉にありますが、「正直な学校ガイド」って言葉が、そのままこの冊子の特色を表しています。それがこんなに新鮮で面白いなんて。

例えばこんな表現。「このパンフレットは、(略)…まさに『中学生の集大成』だと思います。日々、自由の森で過ごす私たちにしか伝えられない、中学生の生の声がこの1冊に詰まっています。というより詰め込みました!」。まさに「中学生の集大成」なんてピタっと決まった言葉のきれの良さや、ふつう大人がつくると「詰まっています。」で終わります。それに続く「というより詰め込みました!」という一句。学校案内でこんな表現は初めて目にしました。(中学生の勢いと正直な想いが素直に伝ってきて微笑ましいです。)

そして、まずは「授業をつくる」から始まっています。これは自由の森の自由の森らしい所。最初の「ある日の数学の授業風景」の写真。これが素晴らしい。「教室が盛り上がって、教員も楽しそうな(そんな)雰囲気」に溢れてます。そうだ、(自森の)授業は楽しい! って、パっと世界が広がっていきます。それは、生徒たちの「だって、ドキドキ、ワクワクのない授業なんてつまらない。ぼくらはいつだって、イキイキしていたいんだ。」という言葉と、そのあとの授業の核心を語る教員の言葉が深いところで対話していて、なるほどそういうことかとページを進めさせます。

こんなふうに続いて、「森の時間Q&A」「編集委員が独断で選んだお気に入りの教員」(これもかなりユニーク!)「部の立ち上げ方まで伝授の部活動」「うちの学食はうまい。そして体にいい。なぜなんだろう?まごころの学食」「それぞれの放課後」「寮生スタイル」「行事の楽しみ方」…と読んでいくと、中学生のナマの声で語られた自由の森学園があらためて私たちの目の前に現れてきます。B5版全カラー28 ページ、どのページからも学校生活の楽しさと充実感が伝わってきます。(読みやすく遊びのあるレイアウトも効果的。これを中学生自身がつくっちゃったなんて、そのこと自体が「自森の多くの可能性」の一端を証しています。)

事務局からたくさん貰って来て図書館の入口に置いてみました。アっというまになくなりました。自森の生徒たちが手に取り、保護者の方が手に取られ、そして、さらに保護者の方にひとこと添えて頂いて、この冊子がどんどん自森の外へと広がって行くとありがたいです。まずは、ご一読を。

大江 輝行(図書館司書)

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Ku:nel 7月号に卒業生が登場しています

2011年06月03日 | 自由の森のこんなこと

先月自由の森の食堂を特集してくれたku:nel(クーネル)が、今発売中の7月号で自由の森の卒業生を取り上げています。(26~31ページ)

16期生の新井春衣さん。写真部で活動し、その後大学の写真学科に進学しました。卒業して今は「町の写真館」の仕事をしています。在学中は友達の表情を切りとる写真が素敵で、卒業発表として学校外で作品展を行ったりしました。

自由の森学園を選んだ過程や「自森」で学んだことも語られています。
「楽しいことをかたちにするためには、面倒なことをたくさんしなくちゃいけないということを学びました。でも、頑張ったその先には、最高にすばらしい時間が待っていることを私は知ってる」

卒業後も、たまに学校に来てくれて、撮りためた写真を見せてもらう機会がありました。そこで語ってくれた卒業後の話しは本当に面白かった。どうもラッキーを吸い寄せていく資質とパワーがあるように感じます。記事を読んでいただければ、その謎が少しとけていくと思います。ぜひ読んでみてください。

鬼沢真之

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