自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

小学生50人がやってきました

2011年04月29日 | 自由の森のこんなこと
代々木進学ゼミナールの50人の小学生や保護者の方たちが、自由の森学園の授業を「体験」しにきてくれました。

算数と理科の授業と、山に入って間伐の体験。お昼は自由の森学園の「学食」でカレーや伝統食を食べたあとに「食」についての講演をお聞きいただきました。

算数は「ハノイの塔」の移動回数の法則性を発見したり、等比数列や指数のはなしを広げていくことで、おそろしく巨大な数に出会います。理科は「てこと滑車」を扱いました。人の乗ったイスを滑車でつり上げられるときと、自分で自分をつり上げるときの違いについて考えました。

山では照度を測ったり木を実際に切ったりしました。切り出した木は輪切りにしておみやげです。みんな帰ってきて木の匂いを嗅いでいました。

朝10時から夕方6時過ぎまでのもりだくさんの体験でしたが、帰るときのみんなの表情や「楽しかった」という言葉をうれしくいただきました。

またぜひ来てくださいね。
なかの

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入学おめでとう

2011年04月11日 | 自由の森のこんなこと
4月になって学校がはじまり、最初の行事は中学校の「卒業式」でした。
学校の時間は3月11日14時46分で止まってしまっていて、いつもであれば春休み中にはさまざまな実行委員会の活動があり、4月の始業、そして新しく自由の森学園にやってくる新入生を迎えるための「入学式」の準備が慌ただしくなっていきます。

今年は、震災によって「いつものように」を実現できなかったこともたくさんありました。そのような中で新入生を迎えるために準備をしてきた在校生や私たち教職員の気持ちは、震災があったことで、かえって特別なものになっていたようにも思います。

大きな余震や原子力発電所の事故にともなうさまざまな不安に取り巻かれている中で、新しい日常をスタートすることの意味や日常の大切さをかみしめています。

中学校入学式は4月9日(土)、高校入学式は4月11日(月)に行われました。中高合わせて700を越える人たちと始める2011年度です。

今年度もよろしくお願いいたします。
なかの

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中学校の卒業式

2011年04月02日 | 自由の森のこんなこと
「東日本大震災」の日より3週間が経ちました。日を追う毎に惨状や問題が次々と明らかになってきましたが、明らかになればなるほど「復興」への道のりがどんどん長くなるように思えてなりません。
亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災地に身を置かれている方々、各地に一時避難されている方々へ、心よりお見舞い申し上げます。また、復興への端緒が1日も早く見えますよう、願ってやみません。


地震の翌日の12日に行う予定であった中学校の卒業式を、今日、ようやく行うことができました。
余震の心配や計画停電や鉄道の運行状況を見定めることがなかなかできず、延期を繰り返してのこの日の卒業式でした。

幸い、今朝から全線が再開した鉄道路線もあり、地震の日以来、久しぶりに中学校3学年の生徒たちが集まることのできた会となりました。
全員の参集が実現できなかったのが心残りですが、卒業していくみんな、そして在校生のみんな、保護者の方々のお気持ちのたくさん集まった、とてもあたたかな場であったと思います。

なかの

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