自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

「鳥を呼ぶ森」

2009年05月28日 | 自由の森のこんなこと
数日前から、事務局前玄関に新しく額入りの絵(版画ですが)を飾りました。
どこかで見たことがあるという方もいらっしゃるかもしれません。そう、最近出版した『学校をつくりつづける』の表紙を飾った蟹江杏さんの版画です。
展示会に行った保護者(卒業生保護者も)のみなさんが有志で購入し、学園に寄付してくださいました。

本の表紙を蟹江さんにお願いすることにして、それまで描きためていた作品を持ってきてもらったことがありました。でも、どうも表紙にぴったりとくるものが見つかりません。すると、彼女はそれならそのイメージで描きましょうと二つ返事で引き受けてくれたのです。
全体に温かいイメージの色合いで、人が真ん中で・・など、いろいろ話し合った結果、「鳥を呼ぶ森」という作品となったのです。

どこに飾ろうかといろいろ相談した結果、みんなが見られるところにしようということで、ここが選ばれました。学園にいらっしゃったら、一度玄関に来てごらんください。

鬼沢真之

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体育祭の準備の日

2009年05月28日 | 自由の森のこんなこと
昨日の放課後、高校棟の中庭の方で、笛の音や競技ルールの説明をしている声が聞こえた(しかもかなり楽しそう)のでちらっとのぞいてみると、体育祭の審判係がルールの確認や旗の上げ方などの練習や打ち合わせをしていました。
とってもいい雰囲気に感じます。

おどろいたのは、笛。口にくわえて吹くものを想像していたのですが、笛係の人が持っていたのは、笛の音が出る機械。そんなものがあるのかと、びっくりしました。ずっと「笛」だと思っていたけれど、もしかすると、これまでの体育祭でずっと なんとなく聞いていたのは、あの「機械」の音だったのかも知れないー。


今日は、天気がよければ体育祭のリハーサルの日。あいにくの雨で、みんな各場所で色別集会をしたりしています。
体育祭の本番は今週土曜日。天気がとても気になります。

なかの

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第7回 飯能新緑ツーデーマーチ

2009年05月23日 | 自由の森のこんなこと
飯能市市制施行50年記念ではじまった飯能新緑ツーデーマーチは、今年で7回目。
自由の森学園は20キロ・30キロコースの通り道で、昨年からは学校からバスに乗ってゴールする18キロコース中継地点にもなっています。

10時前後から学校の近くを通過する人たちが現れ始めました。
生徒たちによる麦茶・冷水の接待もあり、立ち寄るウォーカーもだんだんと増えてきました。

生徒たちのボランティアは40人ほど。朝からテントを立てたり横断幕を掛けたり湯茶の用意をしたりと、忙しそうでした。
100リットルほど用意した麦茶は2時間も経たないうちになくなってしまったそうです。

 「おつかれさまです」「がんばってください」

ボランティアとして関わっている生徒たちが、歩く人たちに声をかけます。
しばらくして、これも生徒たちによる太鼓の応援。

お昼近くになると、18キロコースの人たちが、続々と現れます。
在校生や教員も参加していました。
ゴールする人たちに中学生たちがチェックポイントのスタンプを押していきます。

天気は快晴。ちょっと暑かったですが、きもちのよい1日でした。
私もちょこっと日焼けしました。

なかの

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小手指小学校の子どもたちから

2009年05月12日 | 自由の森のこんなこと
昨年11月に、自由の森の教員5人で、小手指小学校におじゃましてきました。
当時小学校5年生の子どもたちに参加してもらって、「熱気球をつくろう」、「インドのお寺の変な修行」、「世界貿易ゲーム」、「ハングルを解読しよう」の4つの授業をさせてもらいました。
ついこの間、自由の森の保護者の方経由で、生徒たちの書いた感想文集(写真)をいただいたんです。
ひとりひとりがとてもていねいに「あのとき」の授業について語ってくれていて、読んでいて本当にうれしくなりました。
こりゃ返事をしなきゃなぁと、いま、ひとりひとりに宛てて、できる範囲で返事を書いているところです。

なかの

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授業参観

2009年05月09日 | 自由の森のこんなこと
今日は授業参観と全校保護者会がありました。私は中学の方をあちこち見て回りました。
中2の教室に行くと、黒板になにやらむずかしい文章が書かれています。生徒たちはそれをノートに写し取っています。「漢字読めねぇ」とか「これはきっとこう読むはず」とか。
生徒たちも口々に話をしていますが、参観している保護者の方たちも「あれ、なんて読むの?」「ひま(暇)って字に似てる字、「か」かな」とか、ひそひそ小声で話しています。
敗戦は遺憾ながら最早必至なりと存候。以下此の前提に申し述べ候。敗戦は我国体の一大瑕瑾たるべきも、英米の与論は今日迄の所国体の変更とまでは進み居らず。勿論一部には過激論あり、又将来いかに変化するやは測知し難し。随って敗戦だけならば、国体上はさまで憂ふる要なしと存候。

近衛文麿が昭和天皇に上奏した文章だそうです。他の授業を見に行くために途中で抜けてしまいましたが、「終戦」をめぐって、側近・重臣たちの認識や動き方を考える授業だったのでしょう。

このほか、数学や英語、美術の授業も見ました。大人たちのいる教室の空間は、いつもとはちょっと違う雰囲気があるようです。

なかの

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