自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

もうすぐ学園祭

2011年10月21日 | 自由の森のこんなこと
生徒たちが校長室に何かの用事でやってくると、応接用のソファとかえらそうなイスが調度してある部屋に一応びっくりして、品定めをしていきます。ソファの座り心地やあれは誰のイス?とか確かめる感じ。私の机は、書類は山積みで数学の教材などが散らかっていたりしていてそんなに威厳のある部屋でも最早なくなくってきているのですが、生徒たちにとって「校長室」というのはある響きを持っている言葉のようです。

来週末に行われる学園祭で、中学のあるクラスが「映画をつくる」という企画を立てて、校長室もその収録場所になりました。生徒たちのつくった台本をもとにあちこちで収録しているのだとか。
2階にある校長室ですが、そこの窓から飛び降りるシーンがあったり、理事長のイスに座って振り向くシーンを撮影したり。3つ並んだ校長机とか理事長机が、これからつくられる映画のシーンになっていくそうです。
なかの


■学園祭 10月29・30日(土・日) 両日とも10時よりスタート

 例年、生徒たちつくる100あまりのさまざまな企画があります。
 2日目夕方からは「後夜祭」も。
 受験を希望される方はこちらもご覧ください >ミニ説明会ご案内

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稲刈りにいってきました

2011年10月19日 | 自由の森のこんなこと
今年は中学1・2年生の2学年で、ちょっと大きい田んぼに取り組んでいます。

春からの代かき、田植え、夏の雑草取りなどを経て、今日はたくさん実った稲穂を刈り取ります。
稲刈りをしていると、あちこちから悲鳴や「かわいいー」という声が。バッタやカマキリやコオロギが出てきたり、野ねずみがひょっこり現れたり。

今年は台風が頻繁にやってきたせいで稲がほとんど寝てしまい大変でしたが、2時間半ほどで刈り取った稲をはさに架けて今日の作業は終了。

来週は脱穀をします。

田んぼは飯能市内の農家の方に借りています。私たちの田んぼのとなりやそのとなりはすでに刈り取りも脱穀も終わっていました。そこで収穫した米からは放射性物質は検出されなかったとのことです。農家の方もいちばん気にされていたこと。
なかの

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終業の会と合唱交流

2011年10月11日 | 自由の森のこんなこと
前期が終わり、みんなは半年分の授業などを振り返った「自己評価表」に、授業担当者や担任がコメントをした「学習の記録」というファイルを受け取る日。
私も書きました。どんなふうに受け取ってくれるのか、伝えたいことが伝わったかなと、いろいろ気になるところです。

本当は夏休み前に行うはずだった「合唱交流」が、台風の上陸で休校になった関係で今日にずれ込み、私はそれを聴くのを楽しみにしていました。
初めて聴く中1の人たちの歌声、すごくいい。はじまりの勢いが次々と上の学年の人たちに伝わっていくようで、6学年の合唱、中高の全体合唱、すごくいいなぁと思いながらな聴いていました。

秋休みをはさんで、17日(月)から後期が始まります。
なかの

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Jiモール 大バザール&森の市 2011

2011年10月08日 | 自由の森のこんなこと
Jiモールの「大バザールと森の市」が学校で開かれました。在校生の保護者の方や卒業生、卒業生の保護者の方を中心にこうした場をつくっていただいています。
学校は生徒たちの自己評価表にコメントを返す期間でいつもは閑散としているのですが、この日は朝からたくさんの人が学校に集まっていて、すでに不思議な雰囲気が生まれていました。私は私で評価表の返す言葉に窮する毎日を経ての、久しぶりの大きなイベント。
スクールバスが到着すると、在校生や卒業生、その人たちのお父さんやお母さん、たくさんの久しぶりの人たちの顔に会います。
生産をしている人たちの直売コーナーがあったり、卒業生たちの手仕事のお店があったり、踊りや太鼓、ライブなどもあって盛況。

午後の体育館では、「翔ちゃん」の手品(小森谷翔平さん・20期)を楽しみにしている小学生に出会ったり、版画家の蟹江杏さん(10期)と、元「たま」の石川浩司さんや在校生・卒業生たちのつくる音楽が聴こえてくる空間で、杏さんとその場にいた子どもたちが、ペンキ塗りのローラーや脚立を使ったりしながら、大きな大きな絵を描く場面をずっと見ていました。子どもたちの、次第に手形をすべらせるように遊ぶ景色もすごかった。

午後のプログラムが始まる前に体育館に行くと、ステージの上に様々な絵が掲げられていました。福島県の相馬市の子どもたちの描いた絵。添えられたコメントや飾られた花を見ながら子どもたちの絵を見ると、どんな思いをここに表そうとしたのかなぁとやっぱり思ってしまいます。こうした絵を集めた本「ふくしまの子どもたちが描く あのとき、きょう、みらい。」が徳間書店から10月28日に出版されるそうです。すごい絵たちです。私も買おうと思っています。
なかの

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モンベルクラブ フレンドフェア

2011年10月03日 | 自由の森のこんなこと
10月1・2(土・日)の両日にわたり横浜パシフィコで行われたモンベルクラブフレンドフェアに、自由の森学園もまぜていただきました。モンベルとは、自由の森学園の登山などのアウトドア体験のサポートや提携カードでのポイント付与により生徒の行う体験学習に必要なものの支援など、いろいろとご協力をいただいている関係にあります。

フレンドフェアは会員向けのイベント。体験学習を担当している堀内さんを中心に、私たちは「竹とんぼ」をつくるブースを出しました。保護者の方もサポートに入ってくれました。ありがとうございます。

開場すると、お客さんがどっとやってきました。私たちのところもすぐに座席が埋まり、子どもたちが竹とんぼをつくりはじめます。「カッターナイフは使ったことある?」と聞くと「ない」と首を振る子や、慣れた手つきで竹を削っていく子も。親御さんも子どもの握るカッターに手を添えて削り方を教えていたり、自分だけでやりたいのだというふうに手伝いをいやがる子がいたり。
できあがった竹とんぼを大切そうに持ちながら、私に「できたー」と見せてくれた子たちのうれしそうな表情がなんともいえません。じゃあねと手を振ったり、ハイタッチしてわかれたり。

今度は学校に遊びに来てね。
なかの

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