Dalidaの3枚セットのDVDボックスが源太郎の手元に届いた。全編を見るには7時間かかるボリューム。今日1日、彼女の歌声と美貌を楽しむことができる。
Dalidaの没後20年の記念DVDは前に紹介したが、今回のDVDは彼女のインタビューと70曲ほどの煌びやかなステージが収録されている魅力満載のDVD。
彼女のステージドレスは本当に綺麗だ。インタビューにはバイオレット色の落ち着いたドレス。Generation78は数え切れないドレスが登場する。ファッションショーのようだ。
歌は抜群にうまい、そして美人。源太郎の世代ならDalidaはよく知られた歌手だったが、彼女は1933年にエジプトのカイロで生まれた。もともと親はイタリアからの移民だから彼女はイタリア人になるのだろう。そして、その後フランスに帰化している。Dalidaは歌手名で、本名はIolanda Cristina Gigliotti だと言われている。今から60年ほど前に、彼女はミスエジプトに選ばれたこともある。そしてその頃から歌手活動を始めた。今生きておられれば歌手生活が今年丁度還暦となったのに、1987年5月3日に自ら命を絶ってしまった。
Dalidaはフランスで最も売れた歌手の一人。そしてフランスで最初にディスコミュージックを流行らせた彼女の代表作は「Generation78」、これはまさにディスコサウンドのベスト盤かもしれない。しかも、彼女はショー形式のコンサートを普及させた第一人者だったとも言われている。エディットピアフやバルバラのような静的なコンサートではなく、妖艶で、バレエやダンスを取り入れ動的なコンサートを開いた。
Dalidaといえば、DVDのパッケージにあるように、ステージに生える美貌と、イタリア的な巻き舌が特徴的だ。そしてなによりブロンドの 長い巻き髪に魅力を感じる。そして、この美貌が彼女をある面不幸にしたのかもしれない。彼女を育てたプロデューサーと結婚そして別れ、 そしてあのサンレモ音楽祭の悲劇と言われる新人歌手で作曲家のルイジ・テンコとの出会い、前評判に反して音楽祭で落選したテンコのピストル自殺と後追いの自殺未遂事件。この悲しい事件は、この曲に相当な思いれがあった。YouTubeの力を借りて、曲を聴いてみたい。これはDVDにも収められている。
Dalida. Vedrai vedrai
でも、彼女の代表曲といえば「18歳の彼」だと 源太郎は思っている。丁度学生時代に聞いた曲だった。
18歳の彼は子供のように美しく青年のように強かった
人生も秋にさしかかろうとしていた私が彼に出会ったのはある夏だった
・・・
髪をとかして マスカラをつけて
そう、忘れてただけよ、自分が彼の倍の年だって
まあ、思い出深い曲だ。春がやってきた週末に、このDalidaの歌声と映像が見れることに感謝だ。
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真っ白いワンコとニャンコを飼っていらっしゃるのですね。
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