昼食は、帰ってきた娘と息子と久しぶりに全員が揃って食卓を囲んだ。Jerryは眠たいらしく、顎だけあげて姉ちゃんにお帰りと言っている。Lauraはそれより「煮干し」と言って、源太郎を呼びに来て、冷蔵庫の前に座って見つめている。
食事も終わり、次のレコードを聴く。スメタナの「わが祖国」。全6曲だが大抵「モルダウ」しか聴くことはない。でも「ヴィシェフラド」から最後の「ブラニーク」まで聴くと、うとうとと眠くなるから、まず真面目に聴くことはない。チェコに訪れたことがある方ならわかると思うが、ボヘミアの風景が思い出されるだろう。
モルダウ川と言うより「ヴルタヴァ川」と言った方がしっくる。録音は1975年。チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏の2枚組のLP盤。
先ほどまで雨が降っていたかと思うと、今は青空に夏雲のような真っ白な雲が湧き上がっている。観光地は混んでいるだろうな。