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旅は電車にかぎる

2014年02月23日 | 毎日の話
さて、九州への電車の移動が始まった。電車は何時間乗っても苦にはならない。昔、上野駅から東北の浅虫温泉まで特急はつかりで9時間かかって旅したり、高山線で雪で大幅に遅れて12時間、車内で待たされスキーに行った事もあった。勿論、今はないブルートレインの寝台特急はそれ以上の時間がかかるが、これは起きていないのでカウントはしない。

それに比べ、飛行機の移動は味気なく、旅という感覚がない。単に移動だけだから、仕事や海外に行く以外、乗ろうとも思わないし、乗りたくもない。飛行機は、乗るために、早めに空港に付き(今は事前予約でスルーできるのでギリギリでも良くなった)、時間が早ければラウンジで時間を潰し、登場しても、乗り遅れそうな悪びれない乗客を待ち、滑走路の離陸の順番を待ち、そして覚悟を決めて離陸、途中揺れまくり、着陸してからも自由になるまで、時間がかかる。速いかもしれないが、まったく味気ない。だから、飛行機に嬉しそうに乗る乗客を見ると、何が楽しいのかと思ってしまう。何時も飛行機が湯鬱な私には到底あり得ない事だ。

しかし、その絶対優位の電車も段々世知辛くなっている。某東日本の鉄道会社は、喫煙者を冷遇する最も比人道的な電車である。喫煙者の納めた税金は鉄道会社の赤字補填に用いられていたはず、今は知らないが。その会社は喫煙所も狭く、車両にも喫煙ルームさえない。何が「おもてなし」なのか。その点、某東海や西日本、九州は、まだ「おもてなし」の心があると思う次第。

喫煙を排除するなら、禁酒席を設けてほしいと思う。サラリーマンや旅人の楽しみだろうが、新幹線の席を相向かいにして、酒盛りをする姿をみるにつけ、哀れに見える。近頃は、歳をお召した奥方達もこれをやっている。そして、対角線でたわいない会話を大声で繰り返している。その脇で一生懸命勉強している学生もいるのに、まあ、指先を忙しく動かしているゲーマーには関係ないが。

そのくらいの事を我慢すれば、電車の旅は何よりゆったり出来る最高の旅の道具だ。そんな電車の移動を楽しみながら、煙草を燻らし、この原稿を書いている。雑音を排除したヘッドホンから、アンドレアボッチェリの曲が流れる。

間も無く浜名湖が見えるはずだ。皆静かに寝ている人、旅の話をガイドブックを見ながら語り合う二人。移動販売の女性が通り、そのゆっくりさを気にしながら、彼女が気づいてくれるの待っている通行人。なんて日本的なのか。数十秒単位の正確さで、駅を通過している。車窓には青空の下の浜名湖が光っている。至福の時間が過ぎる。





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