1972年にリリースされたLP。フランシス・レイを歌うと題したレコードだ。若干ノイズがあるが、ほとんど気にならない。なにせ40年前のレコードだ。
全曲、フランシス・レイの曲。そのうち、二曲を彼とデュエットしている。一曲目は、La Vraie Vie 、和名では真実の人生。二曲目は、Tout A Change Sous Le Soleil 、太陽の下の恋だ。
フランシス・レイの声は、若者の声で、完全にミレイ・マチューの世界の猫のようだ。
全曲12曲の歌い出しフレーズを並べと、不思議にフランス語の詩のようになる。何かストーリーがあるように思えてくるのが不思議だ。
貴方は微笑んでいたわ。
貴方はなにを考えているの。
私は愛したいの、歌いたいの。
貴方が出発した日より、良く晴れた日もあるわ。
私たちには、ほとんど何もなかったわ。
誠の人生、そう、それが私の人生なのよ。
日々の流れに、時は過ぎ去り、私は待っている。
北の北には海がある。
町に夜のとばりがおりて。
12月に恋がやって来るときは、私じゃないでしょうけど。
あなたは来て、去っていく。
愛しているわ、死ぬまで貴方を愛しているわ。