こんな雨の日は、音楽と読書に限る。オートバイの車検は終わり戻ってきたが雨の日だし、体調もイマイチ。来週は広島方面に行くことになるので、休養そして休養。
本棚から読みたい本を探していると、ホーキング博士の本がもう一冊出てきた。読んだ記憶がない。まぁ、昨日の晩飯も忘れるくらいだから、許容範囲。日本放送出版協会から出された本で、「ホーキングの最新宇宙論」だが、1990.9.5に東京朝日ホールで講演が行われた内容を中心に描かれている。博士の音声合成装置からの発せられた言葉を活字にしている。
こんなくだりから始まっている。「皆さんが本物のコンピューターによる話を聞くのは今回が初めてかもしれません。話すコンピューターのでてくる2001年宇宙の旅のようなSF映画を見たことがあるかもしれませんが・・・・」なんて講演。「ブラックホールとベビーユニバース」と題した講演だった。
ところが、その隣に色褪せた、本当はオレンジピンクの本だったが、Prof.Lisa Randallのこんな本があった。
彼女はハーバード大学卒業。理論物理学者でハーバード大学の教授で、「素粒子物理学、宇宙論」の専門家だ。同大学やマサチューセッツ工科大の終身在職権を持つ才女。素晴らしい頭脳を持っているが、それだけで源太郎の本棚に入っているわけはない。実はとても美人。書籍の写真は小さいので、インターネットで公開されている彼女の写真を拝借してみると。
いかがだろうか。天は二物を与えないのに、特別なこともあるようだ。これで本棚にこの本が存在することが論理的に証明できた。序章は「なぜ見えない次元を考えるのか」と始まる。源太郎のような凡人は、一次元、二次元、三次元で十分で、これに時間を加えて四次元。そこまでしか考える必要もないし、それ以上考えてもお腹は一杯にならない。
三次元の空間で生活して、ちょっとお酒を飲んで時間が飛ぶ四次元にたまに到達する源太郎が、五次元なんて考える必要はない。彼女の説明をちょっと引用しよう。
「宇宙には幾つもの秘密がある(源太郎と同じだ)、赤ん坊ははいはいして二次元を理解し、よじ登れるようになって三次元を認識する。だか時空そうして思い描いてきた姿とは驚くほど違っている可能性がある。空間に三つの次元しかないと断定はできない。別の余剰次元が存在している検討もしないで切り捨ててしまうのは性急すぎる。上下が左右、前後とは別の方向であるように別の次元が存在していてもおかしくはない。それをPassageと呼ぶことにする・・・」
はいはい。すでに藪の中の夜になった。源太郎の概念は、「空間は彼女の言う次元は存在しなく、実は三次元だけであって、三次元を繋ぐものが時間で、もう一つ赤い糸で構成されているにすぎない」と考えるのだ。この赤い糸は、時間とは全く異質で、ある時は瞬間に消え、ある時はいかなる力に抵抗できる要素」と考える。そう、この仮説について彼女に考えていただくと、不思議な方程式が生まれるかもしれない。 わっはっは。
Lisa Randall: Knocking on Heaven's Door - Great Teachers