昨夜に地震を感じた。最初マスコミは2回の有感地震といっていたが、明らかに3回以上我が家では皆感じている。今朝になって修正していたので許そう。エネルギー規模はわからないが、それなりの地震であることは間違いない。
中継車は、楽な2km下がったところから全国にニュースを発信しているが、長尾峠から見れば全貌が見えるのに、彼らは全く地理感がないというか、取材することさえしていない。中継車に鎮座して、我が物顔でいる。御嶽西部地震の時もそうだった。映像を送り届けることが仕事だから、すべて否定しないが、単に発表されたことの繰り返し。もうあきあきする。少しは、火山の歴史や背景を調べることをしたらどうだろうか。そのうちに、にわか専門家という学者もどきが解説するだろう。またスタジオで訳のわからないことを、無責任にはなすのだろうな。
子供の頃、箱根山は死火山と習った。よくアケビを採りにいったものだ。芦ノ湖には夫婦の二間(12尺)の鯉がいると噂になっていた。同級生の親父さんが芦ノ湖に釣りに行った時、亡くなったのだが、釣竿が無くなっていて、二間の鯉にやられたと葬儀の時に話していたのが記憶にある。まんざらおかしなことではない。年に一度深良用水のトンネルをからにして水路を調べるのだが、2m近い鰻が見つかることが多い。
芦ノ湖は不思議な湖だ。火口源湖といわれる。周囲は20kmに少し足りないが、昔三尺ほどの小道が周回路としてあった。今はどうなっているかは知らない。ここにはアケビが群生していて、沢山とって食べながら下山したことを覚えている。
深さは、40mほどあるので、陥没した湖の元になった噴火は、相当巨大だったと思う。一説によると、噴火する前の箱根は標高2500mあったといわれている。報道では大涌谷ばかり注目されているが、爆裂口は、大涌谷、そして昨日も蒸気噴出が変だなと思う小涌谷、そして早雲地獄があるので、どうして火口周辺300mが避難指示としたのかわからない。大涌谷の反対側の斜面は、地滑り地で、巨大な崩落の危険性があって、今でも特殊なアンカーで山を補強している。
火山と温泉と景勝地、本当にいいところだが、火山の恩恵を背に栄えた観光地だ。もし300mという範囲が、それらのしがらみで決まったとすれば、・・・である。昨日の写真は当面撮影できない場所からのものとなった。
反対に富士山は落ち着いている。雲ひとつない富士山だが、いつこの山も動き出すかはわからない。
話は変わって、今日は草刈りと庭木の剪定をした。ついでに大実柚子の苗木を一本買ってきて庭に植えた。昨年植えた甘夏は大きな枝ぶりになってきたが、今年はまだ実はつけないだろう。柚子とどっちがはやく実をつけるか楽しみだ。レモンの苗木もあったが、さすがにレモンは育たない。