Jerry Emma Laura Piano

Mina, Dalida, Barbara, Laura, Lara....美人大好き! あっ、Mihoが一番好き

霧の二月最終日

2014年02月28日 | 毎日の話
二月も今日が最終日。朝は暖かく、霧が建物を包んでいた。ヘッドライトの光は筋状にハッキリ確認出来る。今日は大手町から千代田線で北千住へ、それから渡良瀬川へ向かう。Uは羽田から福岡に向かっている筈だ。Mihoちゃんは、バンドの練習らしい。


昨日、二十数年来の友人から今週は湯島の梅まつりと聞いた。もうそんな時期だなぁと改めて思った。彼は御神輿を担ぐ、そしてフルマラソンも何度か走っているし、書籍も沢山読んでいるので、会話していても実に楽しい。


千代田線は都心へ向かう電車と違って、ゆっくり座って、静かだ。皆、本その物や今時のiPadで読書をしている。携帯を見ている人はいない。実に大人の空間。


ところが、西日暮里を過ぎると、OLや学生達が乗り込み、一斉に携帯を見つめる姿が周囲全ての席で始まった。

他人事だから、どうでもいいが、人間観察は面白い。OLさんは必ずと言っていいほど、ハンドバッグに腕を通し、その先に携帯を握っている。女子高生は大きなバックからはみ出した荷物の上にスマホを構えて前髪の間から覗き込んでいる。そして皆、只管携帯を操作し、指を上下させて、時折、着信音やメールとかLINEの通知音が聞こえる。

そして、座れなかった高校生はバックを床に無造作に置いて、携帯を見せ合い笑っている。持ち上げたバックの裏は綺麗とは言えない。靴底のようになっているが、お構いなし。

北千住に着くと、色々な年齢層が右に左に歩く。夏服のような白いヒラヒラのスカートもいれば、防寒着の人もいる。ところがここでも携帯を見ながら歩くOLが目立ち、渋滞を引き起こしている。何をいったいやっているのだろうか。

若者が駅ホームのベンチに座って、最初にすることが携帯。目の前に老夫婦が立っているのに、気にかけない。自分の周囲に飛び交う電波を拾いまくる若者やOL、少しづつ、電磁波のように細胞を破壊していくのだろう。こう言っても、電磁波って何って言い返されるだろう。もっと本を読めよ。本屋に足を運んで欲しい。

本屋に行かないと、ネットでしか本が買えなくなる。綺麗なしおりも不要になる。手に持って本屋を楽しむのが古本屋だけになってしまう。

近頃、携帯がウザくなってしまった。そう言いながら、スマホとタブレットは必要だ。家族への連絡はLINEが確実で早い。辞書は重たい思いをしなくても、最大級の辞書を使っている。ここでも言われそうだ。そんな辞書アプリ買わなくたって、ネットで調べたらいいのにと。いい加減なネットの情報より、やっぱり辞書でしょと一人つぶやいて見ても過去の人。ただ、言えることは、そのうちにネットがないと行間を読むことが出来ない人ばかりになると思う。「行間には何も書いてないよ」という言葉が返ってきそうだ。