話題の映画「ヒロシマナガサキ」を見た。
ドキュメント映画として原子爆弾の威力、被爆された方々の凄惨な人生模様が描き出されていた。目を覆いたくなる悲惨な現場。被爆者の叫び。胸に突き刺さる。その一方でエノラゲイに乗り込んだ当時の原爆投下を実行した当事者達のコメントは戦勝国としてのコメント以外の何ものでもない。
戦争というものはそういうものである。その戦争に我国は負けた。負けたことで失ったものは計り知れない。命、幸せ、生活、未来、文化、歴史、精神、、、、、書き切れない。
私の亡き父は原爆が投下される10日前まで長崎にいた。私は父や父の友人から原爆の悲惨さを聞かされる環境にあった。核兵器は廃絶されるべき人類最悪の科学技術であることを子供の頃から叩き込まれた。今でもそう思っている。
しかし、人類最悪の科学技術は実は人類最高の科学技術であることも確かである。文明の矛盾点だ。最新最高の科学技術はもれなく「兵器」に利用されている。これが現実である。よって、核兵器を廃絶するためには、核兵器を超える科学技術の誕生が必要であるという理屈も成り立つ。核を超える「脅威」というところであろうか。しかし、時代は少しずつ変わってきた。今日、核兵器など使わずとも一国を滅ぼすことは可能な時代となった。細菌兵器などはすぐ思い浮かぶ。また、核兵器を動かすためのコンピューターにウイルスを注入する。一国の金融システムを破壊してしまうなど、要は時代は「ドンパチの時代」ではなくなってきている。
戦争は悲惨である。だから起こしてはならない。仕掛けられてもいけない。しかし、戦争はなくならない。我国が仕掛けずとも、仕掛けられないという保証はどこにもない。つまり、戦争をどう回避するか、どう有事を想定するか。戦争を仕掛けられぬようにする抑止とは何か。国家として個人として有事を想定できるか。これらの議論に、現実の科学技術や、歴史観、経済事情、外交事情、時には宗教が絡み合い、微妙なバランスを保って、ギリギリ平和が維持されていくのである。平和とは相当な国家間の駆引きの元、ようやく手に入れることが出来るものなのだと思う。
問題なのは、我国の防衛はアメリカに依存しているという事実。アメリカが他国に対しての抑止力という役割を負ってくれている。これが「核の傘」である。余談だが、ブラジル人の友人に「日本は核廃絶を語れない。唯一の被爆国を連発するだけで、現実にはアメリカの核の傘にあるのだからね。傘から出て語るなら理解できるけどね。」といわれたことがあった。グゥの音も出なかった。実にインターナショナルな発言である。
そして、今までに存在し得なかった概念、「テロとの戦い」が加わった。テロリストには抑止力は通用するだろうか。通用しないと思う。話し合いなど、対国家以上に無駄なこと。では、どうする、どうする?
更に云えば、米軍のトランスフォーメーション、これは事実上の米軍沖縄撤退というのが私の理解。アメリカの国益を損ねない攻撃にも日米安全保障条約が効力を発揮するとはどこにも記されていない。どうする、どうする?
平和を維持するために必要なことは何か。幅広い知識で議論できるよう精進していきたい。
ドキュメント映画として原子爆弾の威力、被爆された方々の凄惨な人生模様が描き出されていた。目を覆いたくなる悲惨な現場。被爆者の叫び。胸に突き刺さる。その一方でエノラゲイに乗り込んだ当時の原爆投下を実行した当事者達のコメントは戦勝国としてのコメント以外の何ものでもない。
戦争というものはそういうものである。その戦争に我国は負けた。負けたことで失ったものは計り知れない。命、幸せ、生活、未来、文化、歴史、精神、、、、、書き切れない。
私の亡き父は原爆が投下される10日前まで長崎にいた。私は父や父の友人から原爆の悲惨さを聞かされる環境にあった。核兵器は廃絶されるべき人類最悪の科学技術であることを子供の頃から叩き込まれた。今でもそう思っている。
しかし、人類最悪の科学技術は実は人類最高の科学技術であることも確かである。文明の矛盾点だ。最新最高の科学技術はもれなく「兵器」に利用されている。これが現実である。よって、核兵器を廃絶するためには、核兵器を超える科学技術の誕生が必要であるという理屈も成り立つ。核を超える「脅威」というところであろうか。しかし、時代は少しずつ変わってきた。今日、核兵器など使わずとも一国を滅ぼすことは可能な時代となった。細菌兵器などはすぐ思い浮かぶ。また、核兵器を動かすためのコンピューターにウイルスを注入する。一国の金融システムを破壊してしまうなど、要は時代は「ドンパチの時代」ではなくなってきている。
戦争は悲惨である。だから起こしてはならない。仕掛けられてもいけない。しかし、戦争はなくならない。我国が仕掛けずとも、仕掛けられないという保証はどこにもない。つまり、戦争をどう回避するか、どう有事を想定するか。戦争を仕掛けられぬようにする抑止とは何か。国家として個人として有事を想定できるか。これらの議論に、現実の科学技術や、歴史観、経済事情、外交事情、時には宗教が絡み合い、微妙なバランスを保って、ギリギリ平和が維持されていくのである。平和とは相当な国家間の駆引きの元、ようやく手に入れることが出来るものなのだと思う。
問題なのは、我国の防衛はアメリカに依存しているという事実。アメリカが他国に対しての抑止力という役割を負ってくれている。これが「核の傘」である。余談だが、ブラジル人の友人に「日本は核廃絶を語れない。唯一の被爆国を連発するだけで、現実にはアメリカの核の傘にあるのだからね。傘から出て語るなら理解できるけどね。」といわれたことがあった。グゥの音も出なかった。実にインターナショナルな発言である。
そして、今までに存在し得なかった概念、「テロとの戦い」が加わった。テロリストには抑止力は通用するだろうか。通用しないと思う。話し合いなど、対国家以上に無駄なこと。では、どうする、どうする?
更に云えば、米軍のトランスフォーメーション、これは事実上の米軍沖縄撤退というのが私の理解。アメリカの国益を損ねない攻撃にも日米安全保障条約が効力を発揮するとはどこにも記されていない。どうする、どうする?
平和を維持するために必要なことは何か。幅広い知識で議論できるよう精進していきたい。
せっかくマイミクにさせていただいているので、一つ質問をさせていただきます。
今回政治資金に関しての私の心配が一つあります。
それは他国からの政治資金の供与に関して現状でどの様な
手段で防ごうとしていらっしゃるのでしょうか?
私はこれが一番気になります。
議員が冠婚葬祭に出費する金は大きいと聞きます。
選挙民がそれを望む事もあり、
政治家が潤沢な政治資金を欲しいと願うのは、
当然の事だと思います。
もし、事務所費等での言い逃れが出来なって、
近隣諸国から政治資金提供の甘いささやきがあった場合
私なら、乗ってしまうかもしれません。
この危険性に対して民主党はどの様に対応されますでしょうか?
ここに投稿するのは筋違いだと思うのですが、
お答えいただければ幸いです。
>そして、今までに存在し得なかった概念、「テロとの戦い」が加わった。テロリストには抑止力は通用するだろうか。通用しないと思う。話し合いなど、対国家以上に無駄なこと。では、どうする、どうする?
>更に云えば、米軍のトランスフォーメーション、これは事実上の米軍沖縄撤退というのが私の理解。アメリカの国益を損ねない攻撃にも日米安全保障条約が効力を発揮するとはどこにも記されていない。どうする、どうする?
それが、今回の民主党がテロ特措法の期限延長を拒む理由ですか?だとするなら、民主党よりも、北海道民の方がかなり、優れた防衛センスと思います。参考までに、以下のアンケート調査を貼り付けておきます。
http://www.bnn-s.com/news/07/08/070813083139.html
沖縄は、米軍撤退後は、中国の思うままですか?
台湾素食さんへのご質問にお答えします。
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今回政治資金に関しての私の心配が一つあります。
それは他国からの政治資金の供与に関して現状でどの様な
手段で防ごうとしていらっしゃるのでしょうか?
私はこれが一番気になります。
議員が冠婚葬祭に出費する金は大きいと聞きます。
選挙民がそれを望む事もあり、
政治家が潤沢な政治資金を欲しいと願うのは、
当然の事だと思います。
もし、事務所費等での言い逃れが出来なって、
近隣諸国から政治資金提供の甘いささやきがあった場合
私なら、乗ってしまうかもしれません。
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政治資金規正法では、寄附の質的制限として、外国人、外国法人等からの寄附は禁止されています。それでも、群馬県の民主党議員がその「疑惑」に説明責任を果たさぬまま有耶無耶になっており、私もそのことに腹立たしく思う一人であります。
寄付を頂く時、頂く側のモラルに負うところが大きいというのが現状ではないかと思います。また、政治資金ロンダリング、外国人が国内任意団体に寄付をして、任意団体が寄付をする。お金に名前が書いてあるわけではないので、これを防ぐことは容易ではありませんが、我国が抱える様々な問題について解決するとき、この流れは阻止していかなければならないと思っています。
また、ご指摘されているほど冠婚葬祭にはお金が掛かりません。これも政治資金規正法で制限されています。
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>そして、今までに存在し得なかった概念、「テロとの戦い」が加わった。テロリストには抑止力は通用するだろうか。通用しないと思う。話し合いなど、対国家以上に無駄なこと。では、どうする、どうする?
>更に云えば、米軍のトランスフォーメーション、これは事実上の米軍沖縄撤退というのが私の理解。アメリカの国益を損ねない攻撃にも日米安全保障条約が効力を発揮するとはどこにも記されていない。どうする、どうする?
それが、今回の民主党がテロ特措法の期限延長を拒む理由ですか?
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このコラムで民主党の特措法反対理由を述べたつもりはありません。その1も、その2と続き、今回のコラムでしたので、言葉が足りなかったかもしれませんね。申し訳ございませんでした。
因みに、私は特措法延長に反対しておりません。コラムは、民主党の代弁というより、長尾たかしの意見です。
また、この書き込みを見る前に、
http://blog.goo.ne.jp/japan-n/e/82c5aa16af0b2ae04b241318cb5fd9a4
を記しましたので、こちらをご覧下さい。
時間差ということでご理解下さい。
※以前、アドバイスを頂きながら、御礼することなく無作法をお許し下さい。