長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

ますます追いつめられる中国

2014-01-28 00:07:53 | 中国外交
「中東に石油有り、中国にレアアース有り」と言われた、小平時代。中国は1992 年から本格的な取り組んで、ピーク時には世界のレアアース需要の97%を供給していましたが、それはず~~っと昔、過去のこと。

尖閣諸島中国漁船衝突事件に対する日本政府の対応を巡り、事実上の禁輸措置をとり圧力をかけたことを覚えていらっしゃるとも思います。しかし、日本はわずか2年程で他国からの入手を可能にしたのです。豪州、米国、ベトナム、カザフスタンからの輸入を今までの4倍に増やし、中国以外からの輸入比率は40%以上となりました。

中国が圧力をかけて来たは当時、日本がレアアース欲しさに政治的妥協を急ぐと思ったが、結果的に中国が最大のレアアース輸出先を失ったのです。

そして、今回のニュース。以前、東大の加藤先生からたくさんお話を聞かせて頂きました。
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南鳥島沖のレアメタル探査権を正式取得 国際海底機構から
2014.1.27 12:00 [資源]

契約に調印した独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構の河野博文理事長(左)と国際海底機構幹部。中央は松島みどり経産副大臣=27日午前、経産省

 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は27日、日本最東端の南鳥島沖約600キロの公海で、海底地層「コバルトリッチクラスト」の独占探査権を取得することで国際海底機構と契約した。同地層は、ハイテク機器に用いられるコバルトやニッケルなどレアメタル(希少金属)を多く含んでおり、JOGMECは4月以降に対象海域での埋蔵量調査に着手する。

 探査権の対象となるのは南鳥島沖の6海域、計3千平方メートル。契約期間は15年間で、日本はその間に同海域で資源量などを調査し、開発海域の絞り込みを進める。将来の採掘権取得につなげたい考えで、開発技術の研究なども同時並行で進める方針だ。

 JOGMECは、平成24年に国際海底機構に探査鉱区の申請を行い、昨年7月に承認されて契約内容を詰めていた。日本はレアメタルなど鉱物資源の大部分を世界各国からの輸入に頼っており、採掘につながれば資源の安定調達が期待される。

 27日に経済産業省で行われた調印式後に、JOGMECの河野博文理事長は「将来の日本の資源の安定供給にとって必ずプラスになる」と述べた。日本は、海洋資源開発分野で途上国から研修生の受け入れなどを行う。
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さてさて、中国は自身の苦しい現状を日本のせいにし、根拠のないイチャモンを講じてくるでしょうね。日本のマスコミは狼狽えるでしょうが、放っておけばいいんですよ、放っておけば。
コメント (7)
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