9月9日(金)衝動的・発作的にライブを見に行った。
前から気になっていたイーヨ・イディオットと、同じく気になっていたunbeltipoがライブをやるということなので。
場所もよく行くMANDA-LA llだったので気も楽だ。
(以前ここのトイレの洗面台を大破させたことがあり、トラウマにも・・)
●unbeltipo[solo]
はじめはこちら。unbeltipoとは、かつて超人的ポリリズムグルーヴバンド・Tipographicaを主宰していたギタリスト・今堀恒雄(漢字あってる?)によるユニット。
通常態はトリオのようだが、今回はソロ。
エレキ・ギターを立ち姿で操る様を想像していったら、意外にもアコギ、しかもガットギターの生音マイク拾いでのスタートだった。
リバーブがかかったギターのコードアルペジオ早引きを中心とした演奏は、
和音の深みへ引き込んでくれるとともに、よく聞くとやはりポリリズム的に構成されている楽曲で、刺激的でもある。客席の集中力もぐっと強まる感じである。
途中スチール弦のギターに持ち替え、超絶技巧で聴かせる4セット(あれ?5セットだったかな?)だった。
同じくギターを弾く者としては、格の違いというやつをまざまざまざまざまざまざと見せつけられた。
トリオでやる曲をソロでできてしまうんだからな~
今堀氏はギターに関して、私なんぞは理解していない先の先まで、何事かを理解しているのに違いない。
心からうらやましい。
unbeltipoトリオも聴きに行こう。
9/27京都・カフェアンデパンダン
9/28名古屋・得三(Tokuzo)
9/30新宿・ピットイン
だそうだ
●eEYO idiot
ボーカル:イーヨ
ギター:内橋和久
ベース:中原信雄
ドラム:外山明
イーヨというボーカルのバンドなんだけど、正直いって、ドラムの外山明氏目当てに出かけた。
外山明氏は、前述のTipographicaでもひとりポリリズムの権化のような、十分驚異的なドラマーだったのだが、最近UAのバックバンドとして演奏しているのを耳にして、その驚異度を一層高めていることを知ったのだ。
これはかぶりつきで見てみたい。
なにが驚異って、外山氏のドラムは、もう楽曲のリズムセクションという概念を大きく越えて、歌や音楽の根本に寄りそうように、リズムとしてのグルーヴではなく、その曲の持っている独特の揺らぎや息づかいをたたき出すかのようなドラムなのだ。
だから、オンビートだのオフビートだの、前ノリ後ノリだの、バスドラとベースをあわせるだのといった技事はそこにはない。
曲のグルーヴはドラムを離れて、バンドのまんなかへんを漂う感じになる。結果、曲が生命をもってみずみずしい。
っつーか、半分以上立って叩いてるし、ベースじゃなくてずっとボーカルの方をみてるんだもんな。すごいよ。
なんて考えていたら、1曲目始まったとたんに、このイーヨというボーカル、カワイイったらないですぅ(#^^#)
「バンドの真ん中へん」の揺らぎにたゆたいながら、よくとおる柔らかい声で浮遊感ある歌を歌う。
いいなあ~
おしゃべりもやっぱりふわ~っとしていた。
一発でファンだ(^^;)
ギターの内橋氏も、これまたギターのなんたるかを理解している名プレイヤーでした。いやまいった。
ベースも、あのドラムにまどわされることなくバッチリ同じようにたゆたっていたし、そうかあこういう音作り、ありなんだよな。やりたいなあこういうの!
っていうバンドでした。
イーヨ・イディオットにはいろいろな形態があるらしく、
今回のメンバーは[eEYO idiot : NAVY]っていうらしい。
他にARMY,AIR FORCE,detached CORPSってのがあって、ほんと~は
ARMYで聴いてみたかったな。
(ベースがかわいしのぶさんなので)
そのARMYは10/15赤坂GRAFFITIに出るそうです。
19時開演で4バンドはきつそうだけど。
イーヨ、かわいいっす。
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帰り道はクスリが効いてきて、眠くて仕方がなかった。
足も鉛のように重く、這うようにして帰宅。
クスリやってるうちは夜遊びは無理だなあ・・・