Credo, quia absurdum.

旧「Mani_Mani」。ちょっと改名気分でしたので。主に映画、音楽、本について。ときどき日記。

バート・バカラックA Life in Song

2018-01-29 01:54:51 | music
Life in Song [Blu-ray] [Import]
クリエーター情報なし
Eagle Rock Ent


バート・バカラックの2015年ロンドンのコンサートを
WOWOWで録画したのを観ました。

A life in songというタイトルで
盤が出ているようである。

ホストがいてバートと2人ブースに入って、
曲間に軽いインタビューを入れるという趣向で、
演奏はバートは後半に参加。

演奏はかなりオリジナル(というか有名録音のもの?)
に忠実な音で頑張っていてよい。

が、close to youがカーペンターズアレンジなのがちと残念。
(カーペンターズ版も好きなんだけど、
バカラックのアルバムのアレンジは素晴らしいので)

歌手は色々な人が入れ替わり立ち替わり。

バートの歌は昔からヘタウマ的なものだが、
さらにここまで枯れてもすごいいい感じなのがすごすぎるw
贔屓目はかなりあるが、
メロディもリズムも声量もなくてもいい歌は歌えるのだ。。。

あと、walk on byってやっぱ人気曲なのかしらね。
今回もオープニング。
バカラックにしてはつまらない曲だよなーと昔から思ってるのだが。

とっても不思議な曲In Between The Heartachesがあるもの素敵だ。


それと、インタビューは全体的にスカスカなものではあったが、
「失われた地平線」についてしっかりと言及していたのはよいね!


写真はRaindrops Keep Fallin’ On my Headを歌うバカラック(涙)

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TWIN PEAKS the Return 第2章超ネタバレメモ

2018-01-11 00:15:20 | TWIN PEAKS
WOWOW字幕版 第2章2017.8.

(観ながら書いてたらデータ飛んだので、
 あとで思い出しながら書きなおした。。。。
 よって時系列には自信なし)

で、
ここから先は完全なる超ネタバレです!!





頭を抱えるビル・ヘイスティングが冒頭@拘置所。
妻フィリスが面会に来る。
「俺はやってないがその日にそこに行く夢を見た」というビル。

フィリスはそんなこと信じるわけもなく(当然だ)
浮気は前から知っていた、ざまーみろ的な態度。

ビルは「そっちもだろう?」と激昂する。
どうやら双方この点は事実らしく、ウワベは良いが中身が暗黒な夫婦は
いかにもツインピークスの登場人物よね。

おーまいがっどを4連発するビルのセリフを
「なんてことだ、そんな、なんてことだ、こんなことになるなんて」と訳し分ける頑張る字幕。。

そこに弁護士ジョージが来るが、こいつがフィリスの浮気相手だし。。


でおーまいがっどをなお連発するビルの留置所、
別の檻に服も肌も真っ黒く煤けた怪しい奴がいて、スーッと消える。(なんなんだ)
(woodmanと呼ばれる奴らしい)


****

フィリスが帰宅すると、部屋の暗がりに悪いクーパーがいて、
「よくやった。人間の本性に従ったな」と

で、なぜかフィリスをジョージの銃で撃ち殺す。
(なんなんだよおおお)


*******

そして今度はいきなりラスベガスへ

豪華なオフィスで、デスクの男が若造風のロジャーを呼び、
札束を渡しつつ「彼女を雇え」と。

ロジャーは男(トッド)にためらいがちに質問する。
「なぜ彼に従ってこんなことを?」
トッドは微笑しながら「お前は彼のような人間とは決して関わるな」と。
苦悩している風のトッドの後ろ姿。

全くわけわからんがとりあえず怖い。。。。



*******

でいきなりまっ暗闇のなか踏切が警報を鳴らし光り輝き、列車が走り抜けるカット。
最近のリンチっぽいカット。


。。。に続き、どこかのダイナーで、
悪いクーパー、レイ、ダーリャ、ジャックがメシを食ってる。
ジャックはめっちゃガツガツとパスタを食っている。
ヘラヘラした感じのレイはいかにも悪いクーパーとウマが合わん。
会話も噛み合わん。

レイが「あんたの必要な情報は集めておくよ」というと、クーパーは

 俺に「必要」なものなどない「欲しい」ものがあるだけだ、

と食いつく。
いいか覚えておけ〜〜、とまた繰り返すほどの食いつきw

で、その情報はなんなのかはとりあえずわからんのだが、
クーパーは「あの女はお前なら教える」いい、
レイは「ヘイスティングの秘書だから情報は確かだ」的なことを言う。

へ・ヘイスティングの秘書??


***********

ツインピークスの夜の森の中を歩くホーク
ホークの電話に、ログレディ・マーガレットから着信。

丸太のメッセージのとおりここで何かが起きそうだ、とホーク。
「星々が巡り、時が正体を現す」とログレディ

ブラックロッジの入口?を発見したホークは、レッドルームのカーテンを幻視する。



レッドルームにはクーパーと片腕の男。
Is it future or is it past? someone is here.

すると、片腕の男が消え、ローラ・パーマーが現れ、
You can go out now.と。
で、時々腕が後ろに曲がる(bend back)ともw

ワタシはローラ・パーマーで、死んだがまだ生きているといい、
顔面をぱかっと外すと奥から光がさす。(なんなんだよおもおおお)

クーパーが「私はいつ出ていける?」ときくと、
ローラはクーパーに近寄りキスをして何やら耳打ちする。
と、ローラは大絶叫してガクガクガクガクしたのちに、どこかに吹っ飛んでしまう。
絶叫の残像だけが残る。(反響でないところがまたリンチっぽい)

レッドルームに風が吹き、カーテンが払われるとそこには白い馬がいて、
あたりは暗闇に。。




と、いきなり片腕の男と会話の場面に戻る。
またもやIs it future or is it past? someone is here.

が今度はクーパーを手招きし部屋の外へ。
そこには「木」が立っている。
枯れ木に梅干し状の頭部。
木は進化した腕だと。「私は進化した腕で、こんな音がするヘロヘロヘロヘロw」
(これは旧シリーズだったか映画版だったかで小人がやっていたこと)


クーパーにおまえは覚えているか、おまえのドッペルゲンガーを。
奴がまずここに戻り、そのあとおまえは外に出られる。
クーパーの回想と思しきカットで、
前シリーズでのクーパーとボブが邪悪な馬鹿笑いのシーン。


************

一方悪いクーパーはジャックに車をガレージにしまわせると、
ジャックの顔を掴みグニグニする。
(多分このあとヤル予感満々)

クーパーがモーテルに帰るとダーリャは慌てて電話をきる。
だれと電話だ?ジャックよ。というダーリャの悪手(汗)

ベッドでイチャイチャすると思わせダーリャをがっしり確保したところで
「ジャックは死んだ」と言うクーパー。

怖いぜ。

さらにダーリャと電話の録音を聞かせる。相手はレイ。
レイはサウスダコタの刑務所にぶち込まれた。明日もクーパーがいたら殺せとダーリャに言う。
ダーリャ一巻の終わり。

サウスダコタ??


絶望するダーリャにクーパーは訊く。
レイは情報を得たのか?座標について聞いてないか?
これが何だがわかるか?とトランプカードを見せる。
黒丸に耳が生えたような絵が描いてある。

全部知らんダーリャは哀れ今度こそ一巻の終わり。



事を済ませたクーパーはアタッシュケースを開く。
と、なにやら通信機器のようなもので誰かと会話。
相手はフィリップ。

ジェフリーズか??

フィリップ「ブリッグス少佐と会ったな?」
クーパー「なぜ知っている?フィリップジェフリーズだよな?」
フィリップ「おまえとは終わりだ。おまえは明日戻り、私はボブと一緒になる」
クーパー「おまえは誰だ?」
通信切れる。

??


クーパーはFBIのシステムにログインし、
サウスダコタ州バックホーンのヤンクトン刑務所のデータをダウンロードする。

そしてモーテルの部屋6号室を出て、隣の7号室をノックする。
女が出てきて招き入れる。
「6号室を綺麗にしろ。お前とハッチはある場所に行ってもらう」とクーパー。

誰なんだこの女は(てかまあジェニファー・ジェイソン・リーなんだけど。。)


******************

こちらはまだレッドルームにいる良い?クーパー。
木が叫ぶ。
「258 何度も何度も ボブ!ボブ!ボーブ!!」
(253だったかも?)

焦ってクーパーは廊下に出るが、
カーテンをめくるとなにやら抵抗感?があったので戻る。

別の部屋に行くと、何とそこにはリーランド・パーマーが!!

「ローラを見つけろ」

突き動かされてクーパーは部屋を出てまた廊下へ。
カーテンを開けると、悪いクーパーが荒野を車で走っているのが見える。

と、木が突如奇声を上げ、床がぐらんぐらん揺らぎ割れ、クーパーが落ちる。
すごい騒ぎ。




クーパーが落ちた先は高層ビルの外部らしきガラスのせり出しの上。

そこからビル内に漂い入ると、
そこはあのニューヨークの奇妙な箱の中!

1章で惨殺されたカップルの画像リプレイ。
多分惨殺のタイミングでの、クーパー側の映像。
エライノイズと揺れまくるクーパー。


***************

と突然見覚えのあるパーマー家。
夜。

荒んだセーラ(ローラママ)が酒を飲みタバコふかして、
バッファローかなんかがライオンに食われる映像を見ている。



で最後はロードハウスのバンバンバー。
ジュリークルーズの後継者みたいなバンドが気だるく歌う。

すっかり姉御風になったシェリーが女子友と飲んでいる。
「娘の旦那が最低なやつらしい」と。
シェリー娘いるのかー。

会話から娘の旦那はスティーヴン、娘はベッキーということがわかる。

すっかり枯れたおっさんになったジェームズもやってくる。
なんかシェリーの友人に気があるっぽい。

ジェームズの連れの若者がいい奴っぽいけど結構怪しい右手が怪しいw


あとカウンターからシェリーに
目配せする謎の男ってのも出てくるが、
重要なんだがそうでないのかわからん。



バンド演奏にエンドロール。
最後にIn Memory of FRANK SILVAと。
ボブの人ね。


バンドはクロマティックスというようだ。
無表情でドリームヴォイスな美女ボーカルで大変好み。

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「プロジェクトA」ジャッキー・チェン

2018-01-03 22:51:12 | cinema
プロジェクトA  (字幕版)
クリエーター情報なし
メーカー情報なし


新年一発目はなぜかこれ。
WOWWOWで元日に他のジャッキーものを一挙放映ってのをやっていて、
これは貴重なお休みを一挙ぶっ潰す作戦か(笑)

プロジェクトAは何回か見ておるわけで、
なんというか、面白い箇所とかはほぼ既知なんですが、
にもかかわらず、毎度楽しめるのはこれいかに。

すごいことですよ。

初めて見たのは、どなたかの家で宴会的なことをした時に
ビデオで観たんだと思うのよね。
すげー面白いわー
アクションというか、対戦場面も様式美のある活劇みたいな感じでいいじゃん、
と思ったのよね。

少年期に「中国戯劇学院にて京劇や中国武術を学び」ってことなので、
その辺のエッセンスを盛り込んでいるのではなかろうか。
本作でもサモ・ハン・キンポーとともに京劇風の寸劇をやっていたし。

あと初見時に「おおっ」て思うのはやっぱり時計台よね。
そういうことか・・!と

カンフーアクション+京劇+無声映画コメディ
みたいな混淆で何やら新鮮な領域が広がったよね。


サモ・ハンが陸上警察の親分にうっかり正体バレするところのノリは
多分世の中に山ほどあるネタだろうけどまあ例えば
「大脱走」のアレだしね。。




で、すごい好きなところ3つ
⬇︎
○最初の見せ場である酒場乱闘でのアレ→柱の陰で痛がるヤツ(笑)
○自転車チェイス
○「そうだ、おれは昔のチャンじゃない!(涙)」(大笑)
  ※「チャン」だったっけ?覚えてないし・・・


あと無邪気な正義感が本当に素晴らしいよな。
 腐敗する富や権力ではなく
 真実と本質的な正義を求める。
 泥棒家業のフェイ(サモはん)だけど不正と腐敗は嫌いってとこで行動を共にするし、
 嫌な奴でお偉いさんの親類で便宜を図ってもらうような奴だけど
 ジャッキーの姿勢を見て意思を固めていくジャガー(ユン・ピョウ)も
 良き同志となる。
⬆️こういう物語は人生には必要だよ。


女性も花を添えながらも全然無事じゃないwのも特徴よね。
PC的には他にもいろいろあるのかもしれんが、
地域や時代の文化的背景を考えつつ観るのが良いね。



上のリンクは、アマゾンビデオのところに飛ぶようにしてみました。

@WOWWOW録画
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