Credo, quia absurdum.

旧「Mani_Mani」。ちょっと改名気分でしたので。主に映画、音楽、本について。ときどき日記。

2023年を振り返る〜極私的映画鑑賞記録〜

2024-01-13 08:57:00 | cinema
放置しているが忘れたわけではないこのブログ(汗)

2023年は(も)公私共に波瀾万丈
な割にはそれなりに色々観ることができました
が、一年前くらいのことがもう遠い昔のよう…

さて、観たものリスト↓

『バッファロー'66』ヴィンセント・ギャロ
『アメリカン・ユートピア』スパイク・リー
『スパークス・ブラザーズ』エドガー・ライト
『モリコーネ 映画が恋した音楽家』ジュゼッペ・トルナトーレ
『ホット・ロック』ピーター・イェーツ
『何かいいことないか子猫チャン』クライヴ・ドナー
『世界で一番美しい少年』クリスティーナ・リンドストロム、 クリスティアン・ペトリ
マグノリア
『メイド・イン・USA』ジャン=リュック・ゴダール
『カルメンという名の女』ジャン=リュック・ゴダール
『1999年の夏休み』金子修介
『フェイブルマンズ』スティーヴン・スピルバーグ
『コンペティション』ガストン・ドゥプラット、マリアノ・コーン
『夢みるように眠りたい』林海象
『PLAN75』早川千絵
『トップガンマーヴェリック』ジョセフ・コシンスキー
『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』入江悠
『夏の妹』大島渚
『ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』マーティン・スコセッシ
『こうのとり、たちずさんで』テオ・アンゲロプロス
科捜研の女 -劇場版-』兼崎涼介
『EOイーオー』イエジー・スコリモフスキ
『惑星ソラリス』アンドレイ・タルコフスキー
『マックス、モン・アムール』大島渚
『インディー・ジョーンズと運命のダイヤル』ジェームズ・マンゴールド
『Ryuichi Sakamoto:CODA』スティーブ・ノムラ・シブル
『ジェーンとシャルロット』シャルロット・ゲンズブール
『子猫をお願い』チョン・ジェウン
『ARGO』ベン・アフレック
『アンドレイ・ルブリョフ』アンドレイ・タルコフスキー
『シャドー』ダリオ・アルジェント
『未来世紀ブラジル』テリー・ギリアム
『儀式』大島渚
『パラサイト 半地下の家族』ポン・ジュノ
『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム』ブレット・モーゲン
『12モンキーズ』テリー・ギリアム
『ドリー・ベルを覚えているかい?』エミール・クストリッツァ
『メッセージ』ドゥニ・ヴィルヌーヴ
『私立探偵濱マイクシリーズ「遥かな時代の階段を」』林海象
『メグレと若い女の死』パトリス・ルコント
『ラ・ポワント・クールト』アニエス・ヴァルダ
『オペラ・ムフ』アニエス・ヴァルダ
『レミニセンティア』井上雅貴
『PERFECT DAYS』ヴィム・ヴェンダース

あまり映画館に行けなかったので、録画やDVD、サブスクが多いです。

⚫︎映画館でみたものとしては…

『フェイブルマンズ』は流石のスピルバーグで、彼の映画の底流である郊外のメンタリティを正面から扱って質が高いという感じ

『PERFECT DAYS』ヴェンダースの新作は、題材や舞台が日本であることを意識したのか、抑制の効いたスタイルで良い映画。ヴェンダースらしい臭さも隠しきれないが、まあ仕方がない。
巷では福祉行政との関わりでその欺瞞性を隠蔽してしまう的な批判もあるようであるが、映画自体はそのような作りにはなっていなかったと思えたな。

『EO〜』はスコリモフスキらしいパワフルで容赦のない映画。この期に及んでまだ観たこともない映像を生み出せる凄さ。

…という大御所(?)の一方で、『ネメシス〜』もわざわざ豊洲まで行っで観たりして笑(好きなんだもん)

『ネメシス〜』は、映画版はそれほどでもないけれどTVドラマでは明らかに濱マイクシリーズやあぶない刑事あるいはそれらがかつて参照したであろう和製フィルムノワール諸作へのオマージュでもあり、好感を持って観ていたし。

その流れもあってWOWOWで私立探偵濱マイクシリーズ3本をやったのを年越しで観つつあり、これも大変面白い。
たまたま林海象監督の『夢みるように眠りたい』も再鑑賞し、その天才的なセンスを改めて認識したり。

⚫︎家で観たものとしては…

大島渚を何本か。大島渚はやはり見過ごしてはいけない作家だとしみじみ。『マックス〜』が意外なほどフランス映画らしく出来ていてびっくり。

音楽系の映画も割と多く。『アメリカン・ユートピア』の奥深さ。『スパークス〜』の異端ぶり。

『PLAN75』は素晴らしいものでした。この監督の活動環境はどんな感じなのだろうか。なんとなく日本では大事にされなさそう…
『レミニセンティア』も同様に大事にされなさそう。こういう人たちをちゃんと支援していけないものだろうか。

『子猫をお願い』も再鑑賞だけどやはり素晴らしい映画。ポン・ジュノも『パラサイト〜』も好きだけど、チョン・ジェウンこそしっかり評価したい感じ

…とりあえずこのくらいにいたします

世界に平和が訪れますように

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ドリー・ベルを覚えている... | トップ |   

コメントを投稿