Credo, quia absurdum.

旧「Mani_Mani」。ちょっと改名気分でしたので。主に映画、音楽、本について。ときどき日記。

「映画ネメシス 黄金螺旋の謎』入江悠

2023-07-24 14:11:00 | cinema



ここをしばらくご無沙汰してしまい
反省してこの間に観たものなどを駆け足で記しておこうと思いました

ということでまずネメシス
テレビシリーズ好きだったので、映画も。

横浜港町がメインの舞台で、かつあぶない刑事や濱マイクシリーズのエッセンスを散りばめ、リアルにジャック&ベティが出てくるし、その地下に謎のアングラエンジニアが生息しているとか、これは好み。

もともとエンタメに徹する気合いに満ちたシリーズな上に、今回の映画も99分という潔さで、これもなんか好み。

な一方で、すごい期待できるわけでもないので、実に気を抜いて楽しめるというものです。これぞ娯楽。

螺旋構造を時間軸にも地理的にも援用した作りがよく考えられてよい
キャラクターよりもむしろこの構造が主役なのかも。ラスボスとか黒幕とかそういう巨悪のインパクトはこの構造の中でどんどん無害化されていく感じがする。
世の中に受けるかどうかはわからないがここが面白いところだと思う。

刑事三人組がもうちょっと出てくるとさらに好みではあるかも。彼らの悲しい役どころは悲しい。

ともみちゃんももっと精神的に存在感を出してよかったと思う。
まあなんとなくだけど。

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