Glenn Gould plays Bach: The Well-Tempered Clavier Books I & II, BWV 846-893 | |
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ご多聞に漏れずということと思いますが、
やはりグールドのバッハで強烈な体験をする世代であります。
ゴルトベルクももちろんでありますが、
平均律の第1巻をよく聴きました。
2枚組LPレコードのそっけないというかデザイン的というかアーティスティックというか
まあそんな感じのジャケットが新しいというか懐かしいというか
60年代の最先端!みたいなワタシにとってのモダニズムの記号みたいな印象でした。(適当な)
あまりピアニスティックでない乾燥した軽妙なタッチがやはり新鮮であったし、
余計な重みのない音楽がバッハの骨格をよく表現しているように思えたですね。
後にいろいろ学んでいくと、これもまたグールドの独自性であるのだとわかってくるのだけれど。
音楽的には、曲によってはとにかくめっちゃ速く、
主のメロディと思われたものがコンパクトに速いオブリガートに畳まれてしまって、
代わりにバス音形が早回しされてメロディとして全体像を伴って昇格?してくるという感じが
とても面白いと思われました。
f-mollのプレリュードのような、過剰といってもよい繊細さは
これまた好みです。
マイナス方向のピアニズムという感じもするけれども。
ということで、まあ聴いているうちに楽譜とか買ってみて
ピアノで弾いてみようとしたりもするんですが、
冒頭プレリュードはなんとかなったにしても、それ以降の曲は当時は1ミリも弾けませんでしたww
以来ン十年と練習し続けてだいぶいろいろ弾けるようにはなったんで、
ほんと人生は捨てたもんじゃないです。
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オリジナルなジャケットはこれですな
ちなみに第2巻のジャケットもなかなか味わい深い。
ゴルトベルクのジャケットもなかなかに最先端デザイン感があるなあと思ったが、
よく考えるとこれじゃないね当時のジャケットは。
J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲(55年モノラル録音) | |
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最初のジャケットはこれだすな。