●1967年のアナログ2枚組で出たもののリミックス21曲
(↑のダイジェスト?盤15曲は全部ここに含まれると思われる)
●未収録だったフィナーレを含む2曲
●ルグランによるデモ録音1曲(コメント+いろいろ試行錯誤)
●双子姉妹〜の英語バージョン
●オーケストラバージョン(多分下に載せたやつ)からの収録5曲
●ライブアルバム「MICHEL LEGRAND RECORDED LIVE AT JIMMY'S」からの収録1曲
●本番のための新録音1曲
4.To Ascend (Davison, Alan White)
これはいい曲じゃん。いいねー。
2拍3連と3拍子の間を揺れ動くのはすごい好みだし、
サビの憂いのあるコード進行はなんとなくYES的な叙情をよく捉えているよね。
ボーカルも自然によくはまっていて、やるなデイヴィソン!
ボーナストラックもこの曲なので、もしかしたら自信作なのかも。
5.In a World of Our Own (Davison, Squire)
一聴してクリス臭い!
デイヴィソンとの共作だけどどういう作業なんだろうか。
近年のアルバムにはだいたい入っているタイプのクリス臭さ。
ウィキペディア等によるとクリスのソロ用の曲だったということらしい。
サビ?に向けての部分で少し60年代ポップな雰囲気のメロディになるところとか、
普通な曲でもちょっとした凝りをつい入れてしまう感じがなかなか好み。
6.Light of the Ages (Davison)
ワタシ的にはこの曲が一番好きかも。
暗く浮遊するコード進行に乗る隙間多めのドラム、ベースとギターが、
ちょっと『海洋地形学』の雰囲気を思わせる。
ああ、この人たちはあのアルバムを作った人たちなんだなあ。。
とクレジットをみると、なんとデイヴィソン単独作。
YESの持つこの辺りのニュアンスを汲み取ってくるのは、偶然なのかもしれないけど素晴らしいと思う。
しかし、イントロの長めのインストパートが、遠目のミックスになっていて、
まあわざとなんだろうけど、なかなかかっこいい演奏なのでドーンと前に来てもいいんじゃないかなーと思う。
7.It Was All We Knew (Howe)
ハウ先生による明るいポップチューン。サビが大きなのっぽの古時計なのだがw、
歌はそのメロディをフルには歌わず適宜間引きしているところが彼らのセンス。
この古時計の素朴なテイストを求めるあたりもとてもハウらしい気がする。
間奏のYESらしいリフ攻撃も心地よし。