Credo, quia absurdum.

旧「Mani_Mani」。ちょっと改名気分でしたので。主に映画、音楽、本について。ときどき日記。

本当に調子が悪かった^^;

2008-10-29 23:01:51 | ウツ記
本当に悪いのか?
と半信半疑で出勤した月曜日

午前中めちゃめちゃ具合悪かった~~
いや~~まいった
もう椅子に座っていられなくなって、
こっそり更衣室の片隅のソファーにすわりこみ
扉締めて電気消してぐで~~ん、すやすや

途中何人かが更衣室に入って来てびっくりしてたけど
なんのその
しっかり午前中は寝倒しましたよ。職場で。



火曜日は結局やや遅刻して出勤
今日水曜日はなんとか通常出勤(ぎりぎり)

だけど気分はすでに金曜日~一日気力が持ちません
午前中はとにかく意識を保っているのが精一杯で
午後になって少し仕事を始めるが
夕方になると仕事が強迫観念みたいになってきて
脳みそ収縮感がやってくる

このまま続けていく自信はありません。(きっぱり)

なわけで
確かに病休にむけてまっしぐらな感じではありますが、
まだ決まってないのに
・manimaniさんは病休をとるようだ
・制度上も大丈夫と確認したから
・ゆっくり休んでください
・心配いらないですから
とか上司や周りにささやかれ
もう規定事実状態に・・・・

すみません。まだ診断書ももらってないんですけど^^;

そのうえ今日は、
もし休暇を取ることになったら手続きをお願いする係のひとに
「人事から聞いたんですけどお休みするんですか?」と聞かれ
??
あらら?順序が逆だよお
その人から人事に言ってもらうのが筋なのに
(課長。いきなり組織飛び越えて調整しないでください、
まだ決まってないんですから~~^^;)


というわけで、今週末、相談員さんと相談ののち、
診察をうけ、
その結果次第ではまた短い休暇に入ります。

何度目だ??

****

mixi日記書いたのになぜか消えていたりして
がっくりとか
いろいろ気力がなくて
マユルカもチャットモンチー「耳鳴り」もまだ聴いてませんが
そのうちゆっくり聴きたいです。

チャットモンチー「生命力」は聴いてるけど
なかなかよいよ。
ストレートで、でも意外とデリケート
通勤中に聴いてます。
そのうちレビューするぞお
生命力

キューンレコード

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mayuluca「君は君のダンスを踊る」発売日でした

2008-10-27 22:30:44 | music
君は君のダンスを踊る

インディーズ・メーカー

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今日はマユルカさんのCD発売日
タワレコにあるかな~??とのぞいてみたら
しっかりありました。
さすが版元がしっかりしていると違うな(ソニマとの違い)

1枚しかないやつを早々に買ってしまったので
他の人の購買機会を奪ってしまったかなあ
などと余計な心配をしつつ

かつマユルカさんのところで
ジャケは手にするまで見たくない!
とか言っておきながら
ここではジャケ写のせちゃったりして^^;


なにはともあれ発売日おめでとうございます~~
どんどん、ぴゅーぴゅー

音はこれから聞きます^^;

****

ソニマもよろしくね↓

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ホントに調子が悪いのか?

2008-10-27 00:01:24 | ウツ記
土曜日お医者さんにいって
ぼろぼろの出勤状況と
それをグラフ化したものと(現実逃避でこんなもの作って遊んでました)
見せつつ
いや~~具合が悪いんです今月になって
朝頭が重苦しくて立っていられないし
夕方になると不安感がおそってきて
1日8時間が異様に長いし
これはここ数年なかったくらいの具合の悪さです

とまくしたて。

とりあえずパキシル10mg増量するので
来週様子を見て、職場ともよく相談して
また休みに入るようだったら来週いらっしゃい

ということになりました。

職場では「主治医とよく相談して」といわれ
主治医には「職場の上司とよく相談して」と言われるので、
う~む、頼れるのは自分だけか?(笑)

とにかく明日からの様子は自分でもわからないので、
なりゆきにまかせよう。





そんなことをしつつも
病院から帰ったら子供をつれて久々に「ソジ某」(字違うよ)で
そばを食った
こどもがちいさいころによく行ったので、ちょっとなつかしい
下の子は昔はざるそばを両手で四苦八苦してツユにつけてたべていたのに
いまやふつーにつるつるっといってしまうのをみて感無量に
(いや、そんなでもないすけど)

そのあと3人で美容院にいき、こどもだけカットし
その後マックでおやつを食い、そこで解散。
上の子は塾へ。下の子は家へ
ワタシはカイロプラクティクへ

いや~~昔はいっつも子連れでほっつき歩いていたが
いまや単独行動も出来るようになり感無量に
(いや、それほどでもないすけど)

カイロのあとはスタバって本屋よってほっつきあるく。
↓これを買う。
ホーキング宇宙の始まりと終わり―私たちの未来
スティーヴン W.ホーキング
青志社

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で、日曜はこんどは自分の美容院へ
縮毛矯正をやってカットしたので
4時間近くかかった

その後マックで昼ご飯を食い(太る)
夕方にはヴァイオリンのレッスンに出かける。
レッスンまでちょっと時間があったのでコムサイズムとかギャップとかみているうちにうっかり散財
今月はタワレコで散財したのでもはや浪費の余裕はないはずなのに・・
時間が余るというのはおそろしい。

で、ほぼ1ヶ月ぶりにヴァイオリンを手にしたワタシは
アンサンブルの最中ほとんど初見状態に^^;
おそるべき集中力で目を皿のようにして早いパッセージになんとか追いつく

力を出し切ってへろへろになり
いつもは寄らないウェン○ィーズに入りコーヒーをのむ
フェアトレードキリマンジャロコーヒーということでしたが
フェアトレードはいいけどスゴくマズかった





そんなこんなで帰って来たらカレーが出来ていたので
食べる
家に帰るとご飯が出来ているということほど幸せなことはない。

幸せなんだけど、バーちゃんが作るカレーはなぜか白い
なぜ白いのだ?
白いカレーの作り方なんて想像がつかん
が推理してみる。

推理
●ジャガイモが通常量の5倍入っている
●カレールーをケチって適量の半分しか入れていない

ほぼこれが正解だろう。
しかも底のほうが焦げている。

とりあえず焦げていないところをすくい
電子レンジでちんしてありがたく食べる。

他に奥様が料理教室だったので
その成果もいただく


デザートにお手製カップケーキも食い、
なんだか調子が出て来て
あまりウツ記ではなくなってきている。

このまま超人的生命力がみなぎってくるといいのだが
どんなもんでしょう?



帰ってみるとマンションの玄関先が子猫達の遊び場に・・・
かわいいが、うちのマンションにはこういうのを
迷惑だ!
とか唸る良識者がいっぱいいるのでちと不安
(ネコのほうが人間より先にここいらに住んでたんじゃないかなあ←父の教え)





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よれよれしてるうちにほんとうによれよれ

2008-10-24 21:34:00 | ウツ記
チェンバロでよれよれしてる間はよかったが、
このところ実は結構調子下降気味

気味というか、はっきりと明確に下降である。
朝から脳みそが重い。収縮する。立っていられない。
なんとか出勤して、日中はまあなんとかなるが
夕方にはもうすべてがいっぱいいっぱいで
なにごともやる気ナッシング

やる気がない、だけでなく、
すべてが「やるべきこと」としてのしかかってくるような気がする。
ま・まってくらさい、、もう、なにも、できません・・・的強迫的圧迫感

帰りのスタバで本を読むのも長続きせず
椅子に座っているのも苦痛なのでそうそうに引き上げ

家でいちおう鍵盤の練習をするが10分もたず

テレビの音がやたら耳について苦しく

新聞はもちろん全く読まず


とりあえず夜は眠れるのでまだ大丈夫かもしれないが
これはけっこうストレスダメージ強く


人から見ればまったく甘えてるように見えるだろうけれど
とにかく以前にくらべてストレス耐性が極度に落ちているのです。
前は耐えられたことが
今は耐えられなくなっている。


なわけで、今日は職場の精神保健相談員(という方がいるんです)
と面談

遅刻と休みでぼろぼろの出勤状況をみて、
これはまた病休も視野に入れて考えましょうね~
という感じになりましたよ

とにかく、休みたい
毎日8時間がきつくてしょうがない
1日や二日休んでもまったく効果がないような気がする

それなりに頑張れて人並みに出勤できている人が
すごくうらやましい。
他人になんら恥じることのない勤務態度でいられる人が
すごくうらやましい。

う~~~む
ダウナー日記


明日は通院日なので
よく相談してくるですよ
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チェンバロ発表会でよれよれ

2008-10-19 22:47:20 | ちぇんばろ
というわけで、チェンバロ発表会当日を迎えました

二子玉川駅からバスで20分弱
ここは23区か?というくらい緑豊かな住宅街に分け入って
道も細く坂も多く、ちょっとした旅行気分^^;

いや~駅でばったり先生に会ったんでよかったけど
一人だったらたどり着く自信無しでしたわ


会場はかつて某個人の邸宅だったものを音楽ホールとして使用しているもので、
建物全体を写真にとろうとしたら、カメラに納まらん^^;
お金持ちというのはすごいもんだ

なのでとりあえず入り口の写真~


入ると鹿がにらんでます


エントランスホールを上からみたところ~

これが家の玄関だったんだからすごいよ

外壁にはカマキリさんが・・・



で、肝心の演奏ですけどぉ
いや~メンタルが弱くてねえ^^;
もともとメンヘルな人なんだけれどもさあ

リハはよかったんだけど、本番はかなり緊張してしまって
緊張が集中に向うよいときもあるんだけれど、
今回は手がこわばってしまって
前日までの強化練習の成果もむなしく
かなりよれた演奏になってしまいました~

よれよれ

平均律2番を最初にやりましたが、プレリュード左右の指があわず^^;
フーガに至っては途中で大脱線して中断;;
練習したのになあ
スタッカートとスラーがどうこう言ってる場合ではありまへんですたよ(笑)

22番のプレリュードではすこし持ち直し、フーガもなんとかノンストップでいけましたが・・

いや~実力の5割
もともとたいしてない実力の、さらに5割
いや、3割5分くらいか??

しょぼ~ん


メンタルを鍛えるにはどうしたらいいんでしょうか??

このあいだのソニマのライブは平気だったんだけどな~
あのときは克服のために最初からしゃべりに入るという技をつかったからなあ
クラシックの発表会ではいきなりしゃべれないし

・・っつーか、メンタル、鍛えるとかいう段階ではなく
そもそも人並みに回復させようとクスリとか飲んでるんだけどね^^;
(ということで、言い訳にしよう)


なわけで!!
次回は(もしあったら)モアベターよ!(古い)


美しいチェンバロを調律する美しい先生
(お顔をだせないのがもったいないくらいステキ)

先生いろいろとおつかれさまでした


そうそう、打ち上げが!!
打ち上げ、きれいなお姉様方に囲まれて大変幸せでございました、が、
なにやら生き物好きの方が妙に多いことが判明し、
ドジョウの種類やらインコの生態やら、金魚がどのくらい大きくなるとか
はてはウーパールーパーの種類まで、
怒濤のようにもりあがって
すっごく面白かったです(笑)

みんなお友達になりたいステキな人々でした。
皆さんの人生がいっそうすてきでありますように


で、へとへとになって帰還し、
しめに一人スタバにてラテを飲み本日終了。

年明けには今度はベーシストをやることになったので
明日からはそちらのリハビリに入る予定(自転車操業みゅーじしゃん)


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チャットモンチー!

2008-10-19 01:48:03 | music
生命力

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耳鳴り
チャットモンチー,橋本絵莉子,福岡晃子,高橋久美子
キューンレコード

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さっきBSでチャットモンチーのライブを見たら
えらいいいでないですか!

ひところよくお店とかでかかってた曲はなんかいまいちな感じだったんだけど
いっぱい曲を聴いてみたら、よい!

というか、なんだか愕然とし。

ほとんどワタシの娘ですっていってもおかしくないような
ちっちゃな女の子達が、
レスポール持つとフルアコに見えちゃうような、
ベース担いでるんだかベースに担がれてるんだかわからんような
そんな子たちが
ちゃんと楽器は弾いてるし
歌だっていいし
曲ははじけてるし
言葉はしっかりしている

もう30年くらいこっそり音楽をやっているおじさんであるワタシが
まったくかなわないような音楽をやっている

ご~~ん

というかんじだ


・・まあ、自分なりのスタイルでしか音楽はできないので
ワタシはワタシでこれでいいんだ
とかライブを見ながら思ったりして・・・

***

なんか思うに、最近は
女子の作り出す物がすごく魅力を持っていると思うのだ。
音楽もそうだし
小説とか美術も、映画でさえも?
なんだかそこらの男が生み出す言葉とかは
妙に嘘くさく。

チャットモンチーのみなさんは
ほんとに音楽作り出したい!っていう思いにみなぎっていて
嘘がみじんもない
それが伝わってくるのが
すごい


というわけで、タワレコ1000円券で
ちゃっともんちー購入が決定です。。



なんだか目が冴えて眠れん~~






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今日もチェンバロの自主トレ

2008-10-18 22:35:13 | ちぇんばろ
いや~
発表会目前のぎりぎり調整のため
ふたたび某所にてチェンバロ自主トレでした

早めに某所についたので&マックのコーヒータダ券があったので
マックでちょいと一服~
と思ったら、がきんちょの妙に多いマックで(特に小学校高学年~中学生ジョシ)
も の す ご く やかましかった。
ありえん。
これが目白の実態か??

室温も妙に高めで、だんだん気分が悪くなりそう~~
外に出て新鮮な空気を吸いたい!!

てなかんじで全然一服はできませんでしたよお



なことはどおでもいいんですが

チェンバロは、今日はちょっと調律が甘めでしたが
(前回のは完璧でした)
前回の反省点をふまえてきっちり演奏を・・・
したいんですが、ぼろぼろ間違えてしくしく;;

その日一発目の演奏を本番一期一会と思って弾くことにしているんだけど、
見事完敗で、これは当日思いやられる~

平均律の2番プレリュードは、音形二度目の頭の音の長さが前回は長過ぎたので、今回は短く。で録音してみたら、今度は短すぎ^^;
長過ぎず短すぎず(あ~むずかし)

2番フーガはだいたいいいので、スタッカートとスラーの使い分けをもっとはっきりさせるよう努力。でもそれに気を取られていると大脱線でどか~ん
あまりシビアにならずに、せめて落ちないようにする方向でどうでしょう??

次22番のプレリュードは意外と問題の多い曲
これはフレージングを徹底して適用してみる。
録音してみたら、おお、これだ!的
ぐっどぐっど
これで当日勝負です

22番フーガは5声なので弾いてる最中はほとんど自分でわかってないんだが、録音聴くとけっこう5声してるじゃ~ん
実は一番だいじょうぶだったりして??


とか、甘~い考えで本番を迎えることになりました
せいぜい楽しんでこようと思います。
(オリンピックの選手がひところよく言っていたな)



ところで、某所の近所をちょっと散歩したら、
なんと、噂の「道が木をよけて通っている」という場所が
すぐ近くにありました!

いや~昔TVかなんかで見たことあるけど
本物みちゃった~




帰りに新規開拓コーヒー屋さんにより
ラテをいただく
おいしかったけどちょっと高かった
店内女子率高し!

さらにタワレコに寄り、昨日mixiラジオで聴いて気に入った
sotte bosseとカヒミカリィを買う
10周年記念で新宿店は15%オフですから

しかも4000円ごとに抽選券(1000円券があたる)
をくれるんで、計算して買ったつもりが、3800円なり~
計算間違った^^;あと200円~~~~

Blooming e.p.(通常盤)
Sotte Bosse,Cana,ナカムラヒロシ,宇多田ヒカル
UNIVERSAL SIGMA(P)(M)

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NUNKI

ビクターエンタテインメント

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家に帰って鍋を食らう
(正確には鍋で煮られたものを食らうですが。鍋は食えねえよ)



さあ~~~今日は寝るぞ!
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東京国際映画祭で気になるモノ

2008-10-16 22:34:49 | cinema
疲れてな~んもする気が起きないのだが、
ちょっとだけメモっておく

東京国際映画祭
普段はあまり興味を持たない、というかどおせ行けないので
関心がないのだが、
今回はコンペティション部門で
イエジー・スコリモフスキ「アンナと過ごした4日間」
をやるのが気になる。

10月20日の20時頃開演なので行けないことはないし
17年ぶりの新作だっていうし
チケットもまだ空席ありだし

しかしな~
月曜日の夜かあ
絶対次の日の仕事に差し支えるよなあ
う~ん
ムリだよなあ
あきらめるかなあ

あきらめる?

金曜の夜なら行くのに


ぐずぐず





他には「アジアの風」部門でパレスチナの映画監督ラシード・マシャラーウィの作品をたくさんやるのも気になる。

natural TIFF部門のラインナップも変でおかしい。



いきてえな
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ブラザーズ・クエイの幻想博物館(寝た;;)

2008-10-16 00:34:16 | cinema
季節の変わり目+低気圧のせいで(たぶん)
ひさびさに脳みそ収縮感に襲われ仕事を休んだ去るある日。

午前中は寝て午後映画でも行くベエと思い見たのが
クエイ兄弟の回顧展プログラムB
『書物のカフカ的迷宮』とのサブタイトルでくくられた五つの短編を一挙見る。

『ギルガメッシュ/小さなほうき』『ストリート・オブ・クロコダイル』は再観だ。なぜ再観かというと前回鑑賞時に例によってウトウトと・・・

なので復讐戦、いざゆかんと、昼のクスリを飲まずに望んだ今回は・・・
やはり、あえなくウトウトと(爆)

最近は映画観に行くとウトウトとしてしまう~非常に良くない傾向で。
疲れがたまっているのかクスリのせいか、
なにしに行ってるんだか^^;

というわけで、ほんとに5編も上映したかなあ??
覚えているのは3編だけだぞっ(苦笑)



『ギルガメッシュ~』はちゃんと起きていた。まっくらな虚空に浮くちいさな部屋を舞台に、三輪車に乗ったピカソ絵画風の顔立ちのギルガメッシュが、怪鳥を追い回し、カーテンみたいのでぐるぐる巻きにして羽を切り落としたりする。意味不明の電線みたいのがときおりなにかが引っかかってびひょ~~んと意味ありげに響いたりするのも気色悪い。なによりその虚空の部屋だけが舞台なのですごい閉塞感がある。閉所恐怖だ。

もうひとつは、白地に黒のバーコードが音楽に合わせて小刻みにふるえ、その線がにゅーっとのびたりキレたり縮んだり丸まったりする。タイトルがわからんのです。

で『ストリート・オブ・クロコダイル』
最初の唾液のところはしっかりみたんだけど、あとの記憶はもうぐちゃぐちゃ。最悪だ。

というわけで、どうやら睡魔とクエイは私の中で融合しているらしいです。
以前『ベンヤメンタ学園』でもかなりキタし。

これは、ちまちまと回顧上映をやっている場合でなく全作DVD化すべき、と強く望むのです。眠くないときに観るから。



(くそ~~~感想になってない)




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「モレルの発明」ビオイ=カサーレス

2008-10-14 22:29:34 | book
モレルの発明 第2版 (フィクションの楽しみ)
アドルフォ・ビオイ・カサーレス
水声社

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ボルヘスとの共編書でも名高いビオイ=カサーレスの最初期の作品を読む。この本を手に出来るようになったのも、近日公開クエイ兄弟の「ピアノチューナー・オブ・アースクエイク」のインスピレーション源となった作品ということで、新装再版となったからである。
書店に平積みである。
すごい。

***

近づくと謎の疫病に冒されるとか、停泊していた船が発見され即座に爆破されたとか、怪しい話のある無人島に、世を追われて逃げ込んだと思しき男。廃墟となった「博物館」を根城に暮らしていたが、ある日突然、数人の男女が現れ、談笑したり踊ったりしているのに出くわし、ねぐらを追われ、満潮時には波に洗われるような低地での暮らしを余儀なくされる。
彼らはいったい何者なのか?どこからいつこの島にやって来たのか?その目的は?
追われる身である男の胸中はぐるぐるに渦巻くが、そうこうするうちに、どうしたことか太陽が二つ、月も二つ見える。。なんなんだこれは??
そこには意外な真相が・・・・

というような話です。

しかし、真相がどうであるかという謎解き自体にこの小説の魅力があるわけではない。島に張り巡らされた仕掛けのなかに生きることになった男の、その生の変容が魅力的なのだ。
そしてモレルという男の発明の背後にある、偏執狂的な生き方に対し、男がどのように関わっていき、どのようにモレルの精神を変調していくかということが面白いのだ。

写像が実像に限りなく近づく時、写実の関係はどう変転するか、あるいはそのとき存在はどちらの側にあるかという、実存論的な主題は(いかにもボルヘスが好みそうなものだが)この小説の最初の核になるが、いっそう面白いのは、写像の世界を生きる自分をまた写像化して、それをさらにそとから眺めるという視点の入れ子構造に発展していくところだ。

五感すべてに訴える写像を可能にするテクノロジーへの言及や、それを記録する媒体や装置の設定などは、まともにリアリズムで見てしまうとなんともこころもとないが、そういう魔法か技術かという境界的なファンタジーこそむしろラテンアメリカ文学らしい「怪しさ」をいっそう引き立てていると思う。そこを飲み込んで、存在論的主題の変奏をじっくり味わえば、ラテンアメリカ文学の驚くべきダイナミズムを味わえるだろう。

そしてあとがきによりこの小説が1940年の刊行であることを知り、さらに驚くことだろう。

****

そしてクエイ兄弟が2005年にこの作品をどのように変奏したのか、これもまた楽しみである。(きっと似ても似つかないモノに仕上がっていることだろう)
寝ない時間帯に劇場に行きたいと思う。




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チェンバロ自主トレ

2008-10-13 00:00:06 | ちぇんばろ
午後はすっきりと秋らしく晴れた土曜日
某所でチェンバロを借りて1時間ばかし自主トレをしてきました。

自分の演奏を録音して、後で聴いてみたんですが、
予想よりはよく出来ていて(自分に甘い)
わりと弾いてる時の感じと音がそんなに離れてはいなくて
まずは一安心。

なんだけど、やっぱり録音を丹念に聴くと、
ここはこうしたほうがいいな、とか
細かく細かくビジョンが見えてくる。
それに、先生がレッスンで仰っていたことが、
ああ、こういうことだったのか~~とにわかに理解が深まったり。
なかなか面白い作業だ。

この反省をもとに来週もう一回、今度は2時間の自主トレ予定。
今度は録音して聴きながら修正しよう
・・でも本番の前日なんだよね、それって
ちょっと遅かりし??^^;


そうそう、チェンバロの発表会に出させていただくことになったのですよ。
人前で鍵盤楽器を弾くのは20年ぶりくらいか?
しかもクラシックの曲を人前で弾くのは初めてという暴挙に
出ることにしたのです。

きっと何カ所か間違えてぼろぼろな演奏になるでしょう。
なんか結果が手に取るようにわかってしまう。。

でも最後まで努力をするのです。
がんばるのです。
(でも宣伝はしません(笑))


某所



それはそれとして!
この某所のチェンバロは、よく調整されていて
とっても弾きやすい、バランスの良い楽器でしたよ!!
普段通っている教室のチェンバロは、なんだったのか??
この楽器なら練習しがいがあるってもんですよ。

先生が「ここ(某所)のチェンバロが基準と思ってください」と仰ってましたが、
だとするとチェンバロの未来は明るいぞっ!!

ああ、チェンバロがほしくなっちゃったなあ~~~~~~~~
(だれか買って)




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前大道慎二+松本里美 版画二人展

2008-10-11 23:36:59 | art
前大道慎二+松本里美 版画二人展
@表参道画廊

今日が最終日だったのですが行ってみました。
松本さんとは初対面ですが、以前某所でクストリッツァ『ドリーベル~』を観たときにネットを探ってみたところ、同じ場に松本さんという方がいたということが判明し、かつその方は銅版画をやる方で、しかもサボテンのボーカルの人で、ソロアルバムを出していらっしゃる、ということがわかったので、それからずっと興味があったのです。

くどくどした文になってしまた。

ソロアルバムには近藤達郎さんはじめけっこうそうそうたるメンバーだしこれは入手したいと思い、入手するならご本人に会える機会がいいなあと思っていたら、版画展をやるということだったので、外出のついでに寄ってみました。

またくどくどになってしまった。




ブログ等で拝見していたのは、深いブルーグリーンを基調とした渋めのイメージでした。わりと好みの感じだなあと思っていたのですが、実際作品をみてみると、そういうタイプ以外にも、赤や黄などを柔らかく使った浮遊感のあるものもあり、そっちもなかなか良い感じでした。




↑写真のは、ジェリー状の海に上向きの力が働いて、船が今浮き上がり、水もぼちぼち浮き上がって来たなあというタイミングのような絵で、その上への力感がとても気に入りました。ご本人もちょっと触れていましたが、その浮遊感はちょっとシャガールを思わせもするし、あるいはクストリッツァの映画に出てくるような飛翔ともちょっとつながっているのかもしれません。

家に飾るならこれだな~と思いつつ、お値段をみてほよほよ~~~



他に小さめのコミカルな作品もいくつかあり、なかなか笑えました。スルメ二人が微妙な表情で肩を組んでこちらをみている「スルメンズ」はいま一押しのキャラだそうで、よかったですよ。スルメンズ。


ソロアルバムも入手しました。
版画集とCDのセットという豪華装丁版で、モノとしてうれしいものでした。
音のほうは、手作り感あふれる渋めの歌曲集という感じ。80年代のアンダーグラウンドな歌作りの試みから、良い部分が残ったという風味でした。あの頃の歌ものバンドをいろいろ思い出します。ルナティック・アンサンブル、チャクラ、アフターディナー、ゲルニカ、サボテン(ああ、本家か)・・・
Bronze&Willow
松本里美
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あ、そうそう、中に小さな版画が封入されていました。
何種類かあるそうです。
ワタシのは、ハスの葉に~かえるが二匹~水面に輪~
みたいな風情のものでした。1199/1500とナンバリングされていたので、
もうすぐなくなっちゃうのかな?

****

一方の前大道さんのほうは、同じ銅版画か?というくらい作風が違っていました。力強い線を黒を基調とした色がっしりと支えて、異国の古い巨大な工作物・・という感じ。
と思えばまた小さい象のラフなスケッチみたいなかわいいものもあって、松本さんもそうでしたが、こうやってちょっと遊びも混ぜてモノ作り/モノ展示をするというのはなかなかいい感じだと思いました。

*******

思っていたよりもずっと楽しめたので良かったです。
こういう創作をする人の話を聞くのは刺激になります。
ワタシもがんばっちゃおうかなっとか思いつつ
次の目的地、チェンバロ自主練習に向ったのでした。。


表参道~ 風すきとおり~ 秋の雲






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「幼年期の終わり」新訳版 クラーク

2008-10-10 23:44:06 | book
幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)
クラーク
光文社

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先頃逝去したクラークさんの名作の誉れ高い「幼年期の終わり」を読みました。
1953年に発表された小説ですが、その第1章を1989年に改稿した版の翻訳が、この光文社版です。改稿前の版は米ソ冷戦構造に基づく設定があったということで、新版ではその部分を大幅に変更し、舞台を21世紀に変え、むしろ宇宙開発でアメリカやロシアをはじめ世界各国が共同していることを強調する作りになっています。

89年はベルリンの壁が崩れた年でもあり、そういう政局の激変のインパクトのままに改稿を施したのだろう、そこに決して希望を失わないクラークさんの性格を感じました。


さて、小説ですが、本筋となるプロットや設定は良く練られていて面白いです。人類が異星の高度な文明によって支配されるときにはどのようになるか。この問いに対して、地球における支配と被支配の歴史をそっと参照しながら、適切な力を最適な場所に最適な方法で注入することにより完全な支配が行われるだろうということを描いてみせます。

カレランが代表する異文化(オーヴァーロード)は地球を有史以前から観察してきたという設定も、なぜ彼らが完璧な英語を話すのかといった素朴な疑問をさりげなくかわしてしまいます。世界中の主要都市の空に船を浮かべてみたり、発射されたミサイルを消してみたり、亜光速まで加速できる動力など、計り知れない高度な技術についても記述がありますが、過度に奇想を追わず、仮に実現したらこの程度かなという範囲に納まっていて、まあ納得いく範囲です。


それでも、どうしても納得いかないぞぉこれは??という部分もなきにしもあらず。

そもそもオーヴァーロードが世界中に船を浮かべただけで(あるいはちょっと太陽を消してみせただけで)地球人がなよなよと萎えて、争いも諍いもない、自給自足で平和な地球国家を形成してしまうものだろうか?
もっと人間は愚かで多様なんじゃないかな。どんなに高度な文明が目を光らせているからって、バカをするヤツは絶対バカをするだろう。どんなに抑止力があったって戦争をするヤツは戦争をする。いちおう異文化に異を唱える集団も描かれてはいるが、なんだか単にデモ行進をするだけで、行儀が良すぎる。

それに、支配される100年くらいの間にすべての人間が英語を話すようになった、とか、これもありえねーだろう。
飢えや貧困がなくなり、生活必需品はタダで手に入り、労働の必要もなくなった、とかに至っては、まったくもって現実の厳しさに対する目配せを欠いている。


そんなこんなが気になりながらも読んでいくと、第2章ではなんだかオカルトちっくなプロットがでてきたり、オーヴァーロードの母星へ密航する話(40光年を亜光速で往復するから、船に乗っている人は数ヶ月でも地球上では80年が過ぎるっていうお約束の話ね)があったり、おやおやっ?と飽きさせない。

それもこれも、第3章での大飛躍の伏線だったのね、というところはなかなか面白いです。最初はええっ?とおもったオーヴァーロードの容姿についても、実は集合記憶というものは時空を超えるんです、とかいう説明のための材料だったので、まあ許せるし。人類が個体のアイデンティティを捨ててオーヴァーマインドにとりこまれるというプロットは、今でこそそんなに驚きはしないけれど、50年代に出されたヴィジョンとしてはかなりインパクトあったんじゃないかなあと想像します。

まあ、オーヴァーマインドとはいえ、すべての現象は物理法則に支配されるとするなら、やっぱり意識の共有だか伝達だって光速を越えられないんじゃないの?とか思ったりするのですが^^;
どうやらクラークさんはいわゆる科学で説明できない事象についても、頭からそれを否定する派ではなかったようで、そういう含みもあってこの小説を書いたんだろうと思います。


思うに、人類の未来はどうなっているかということで、人類を取り巻く環境の変化については山ほどの小説があるでしょうけど、人類自身がどう変わっていくのかということについて書かれたものはあまり多くないのでは?(全部の本を読んでるわけでないので、そんな気がするだけ)
たぶんそれを書いてもリアリティがないっつーか、まず娯楽としては受け入れがたいし、なんだか気色悪いことになるんでしょうね~

クラークはこのあと「2001」で再びそういうテーマに挑みます。
環境と技術の変化が人間の本質のありようにまで浸食する世界を描くのがイーガンでしょうか。

機械化/自動化が進んで人間は動く必要がなくなるから手足が退化し頭だけになる、とかいう俗説の類いはよく○○マガジンとか子供向け科学雑誌とかで目にしましたが・・・60年代に花開いた大層な未来像はどうなってしまったんでしょう?アレを描いた大人達にはこれまでの時代を総括していただきたいとワタシは思うのです(けっこうマジで)。
なにが正しくてなにが間違っていたのか。子供にムダな夢を見させた大阪万博が、壮大な無駄遣いだったのかどうかをキチンと明らかにしてほしいです。
(自分でするかな?)


改稿前の旧版はこちら↓
幼年期の終り (ハヤカワ文庫 SF (341))
アーサー・C・クラーク,福島 正実
早川書房

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SFマガジンにイーガンの短編

2008-10-10 08:02:59 | book
S-Fマガジン 2008年 11月号 [雑誌]

早川書房

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まだ読んでいませんが、SFマガジン11月号にはイーガンの短編「グローリー」掲載ですな。

最初の3パラグラフをチラ見したけれど、すでに十分ハードでした^^;

コメント (4)
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YESの最近のアルバムを聴きました

2008-10-08 23:45:54 | music
YES
『Union』1991『Talk』1994『Open Your Eyes』1997『The Ladder』1999『Magnification』2001

まとめて聴いたのでまとめてレビュー
いずれも聴き込むほどには至ってないが、印象レベルでのお話です。

manimani的順位は

 Talk<Open Your Eyes<Union<The Ladder<Magnification

でしたね。

Unionを除くと、発表年順によくなっているという感じですな。

********

Talk

Victory Music

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Talkは90125YESのメンバーによるおそらく最後のアルバム。トレヴァー・ラヴィン色はやはり強く、ものすごいポップな中にもプログレ的ひねりが満載で、メドレー形式ながら大曲もある。が、なんだか上滑りな印象を覚える。インスト部分も丁々発止というよりは、予定調和的であまりスリルがない。特に期待された大曲(「危機」の続編とか喧伝されている)Endress Dreamが残念ながら水っぽい。退屈なリフとボーカルパートが交互に繰り返され、無駄に長い感じがしてしまう。そしてなによりも全編通じたいわゆるポップバンド的音作りがどうにもつまらない。ドンパンいうドラムサウンドに分厚く個性のないコーラスワーク、平板なギターとキーボードの音、残念。

話題はジャケットワークがピーター・マックス(Yellow submarine!)であることかな。


オープン・ユア・アイズ

ビクターエンタテインメント

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Open Your Eyesは、もともとクリス・スクワイアのソロアルバムとして構想されたネタから作られたということらしく、曲もかっこよいリフ路線のストレートな印象だ。メンバーはアンダーソン、スクワイア、ハウ、ホワイトにビリー・シャーウッドを加えた、「ほぼ最盛期メンバー」なのだが。音作りはやはりポップ路線。スクワイアががんばって売れる線を目指したという感じ。かろうじてハウのギターがときおり平穏を破ってこぼれ出る。この中では「Man in the Moon」が気に入った。なんだか暗めの変わった曲だ。


結晶
イエス
BMG JAPAN

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Unionが意外とよかった。出た当時一通りきいているのだが。
これは当時の90125組とABWH(アンダーソン+ブラフォード+ウェイクマン+ハウ)組が曲を持ち寄って一枚のアルバムにしたもの。昔は90125組の曲が好きだったが(いまでもSaving my Heartは好きだが)聴きなおしてみるとABWH組に秀作がある。決して流れに媚を売らないポップというものが存在するのだ~と改めて思う。

しかしちょいとシンセの音がむき出しの時代色な感じもする>ウェイクマンさん。この辺はキーボードに明るく職人的プロデュース力のあるトレヴァー君のほうがセンスがあったかもね。


ラダー

ビクターエンタテインメント

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The Ladder。Ladderってはしごだよなあ。1曲目Home World冒頭のがらがら~って言う音ははしごを下ろす音に聴こえてしまう。このアルバムはなかなかサウンドもよく、曲調も初期(1st、2nd)を思わせる素朴なものがある。聴き込めば好きになるかも。レゲエあり、ラーガロック(!)ありで、全体としては「躁状態のYES」という印象だ。
しかしやっぱりキーボードの線が弱い感じがする。ウェイクマンと比較してしまうのはYESファンの性だと思うが、ウェイクマンのあの押しの強さはやっぱりいろんな意味ですごいのだなあ。。
メンバーはA,S,H,Wにビリー・シャーウッド(g,key)とイゴール・コロシェフ(key)。おそらくはシャーウッドのギターと思われる音もやや個性に欠ける。

ボーナスで8インチCDがついている。収録曲はI've seen all good peopleとAnd you and I。結局これらのスタンダードが必殺技なのかなあ・・・
(しかし、8インチCDはパソコンでは聴けず=iPodにとりこめず;;)


マグニフィケイション

インペリアルレコード

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Magnification

mag・ni・fi・ca・tion

1a拡大; 誇張.

b拡大図.

2 [具体的には] 【光】 (レンズなどの)倍率

ということで、これは結構好きですね~コロシェフがセクハラ事件を起こし脱退というか解雇され(苦笑)シャーウッドも脱退し、例によってキーボード不在問題に直面したYESは、なんとオーケストラとの共演という形で問題解決を図る。個性のないキーボードを入れるよりも考えようによっては面白い。バンドのリフをなぞるようなオケではなくて、結構綿密にオーケストレーションがされているスコアは、予想を上回って音楽に貢献している。そしてなにより、久々にジョン・アンダーソンが本気で曲作りに取り組んでいるらしいことが気持ちよく。ずっと彼は雇われボーカリストのような感じだったので。

さすがにオケの音の録音+ミックスはちょっとふくよかさに欠け物足りない気もするが、オケの響きを生かそうとバンド側のサウンドやコーラスが生音に近い処理をされているのがまたよい。この生身感がYESらしさの原点だと思うわけです。全員が個性的なプレイをし、生身の楽器と声が丁々発止、これがYESです。


Symphonic Live (2pc)

Pioneer

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そうそう、2001年のオケとのライブを収録したDVD「シンフォニック・ライブ」も観た。『Magnification』からの曲に加え、大作「錯乱の扉」「儀式」「危機」を含む往年の名曲をオケをバックに繰り広げるライブ。Long Distance Run Aroundなど、さすがにシンプルな曲にオケがかぶるのはちょっと無理な気もしたし、ハウ入りのOwner of lonely heartなどはなんだかな~という気もしないでもないですが、全体としては感動的なライブです。

このなかでジョンは、「オケとやるなら70年代のクレイジーな曲もやるべきだと思った」ということをいっていて、それで「錯乱の扉」「儀式」とくるわけで、本人もこれらの曲はクレイジーだと思っていたんだなあと感心(笑)

特筆すべきは、オケの女子率の高さ!(笑)特に弦・木管・打。目の保養になる~~だけでなく、そのオケがそのクレイジーな曲をノリノリで弾く姿がまたほほえましい。し、クラシック音楽教育の水準の高さはすごいことを改めて感じる。変拍子ノリノリで超絶フレーズを弾き/吹きまくる彼らこそすごいミュージシャンだ。

そいからサポートのキーボーディスト、トム・ブリズリンがいい仕事している。ほぼリック・ウェイクマンな存在感を再現している。グッジョブ!



というわけでした。
最近20年ぶりくらいにYES漬けになっているワタシです。



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