10年以上前の旅行記ですけど^^;
沖縄記3:はいむるぶし
波照間島から小浜島へ。
一度石垣島に船で戻り、そこからまた船で小浜島へ。
波照間島からの船は、行きのジェットコースター的航海を覚悟して乗ったのだが、予想外に平穏な海で楽々。
小浜島まではすぐ着いちゃう。
ここにはヤマハリゾートの「はいむるぶし」がある。
そこが目的地。
沖縄行の後半はリゾートライフということよ。
(はいむるぶし、いまはどうもヤマハではなく三井系になっているらしい。
世の中そんなもんだよな。)
はいむるぶし、着いたロビーの近代建築空間に、波照間島での熱帯夜ローカルライフに疲れた身がほっとする。
敷地内にコテージ風の客室が点在する。敷地内には、池で水牛が水浴びし、孔雀が闊歩し、ハンモックが点在する。優雅である。
敷地内の移動用に電気で動くカートを貸してくれる。
一家5人を乗せてぶぶー
テニスコートなどいろいろなアトラクションもあるが、基本だらだら過ごしたいワタシたちは、主にカートでプライベートビーチやプールまで出かけていき、水遊びしたりビーチカウチで昼寝したり。
おなかがすくとレストランにいきソーキそばなどを食べる。
子供たちのお気に入りは黒糖ロイヤルミルク。
結構なお値段だったが、せっかくのリゾートなので毎回頼んだ。
波照間島ワイルドライフも素敵な経験だったが、ここでは昼ごはんもクーラーの効いたところで食べられる。文明ボケした我が家にはこちらが向いているのかも。
半日だけ、子供たちをばあちゃんに預けて、夫婦でシュノーケリングのツアーに参加した。
ボートに乗って島周辺から西表島の近くまで。
ところどころ止まってシュノーケリングを楽しむ。
思ったより透明度がなくて魚もいない。地形もよく見えないという感じで、ちょっと残念。
それでもシュノーケリングにしては大胆なほど深く潜ってみたりして(耳がヤバい!)、
アジだかイサキだかなんだかのうまそうな回遊魚系もいたし、楽しかった。
インストラクターの人が「お二人はダイバーですね?」と見破り、あとは完全放置状態になったのだったのだけど。
(本当は本格的に潜りたかったのだが、経費と時間の関係でシュノーケリングに妥協したのです)
プライベートビーチはまあ特に何があるわけでもない、というか何もない浜でした。
若干脱衣所と売店かバーがあったかもしれない。
砂浜で遠浅なので泳ぐ感じでもない。のんびり何もない時間をすごすところ。
ヤドカリがとことこいっぱい歩いているので、追っかけて遊んだりした。夕暮れの浜もきれいだった。
そういえば、沖縄伝統衣装を着て写真を撮ったな。子供たちはめんどくさがっていたが。やつらすぐめんどくさがるのは今も変わらんが。お約束のように色とりどりの衣装にぶーたれた顔で写真におさまっていた。
あとは、そうねえ、電動カートでころころ移動しながら、子供たちはプールで遊び(海よりもプールのほうが楽しいとかw)、ハンモックで昼寝してはご飯を食べに行き、だらだらするという、まるでアクティブではないリゾートライフを満喫したのです。
少々お高いところををなんとかすれば、のんびりしたい人には向いているかも。はいむるぶし。
(10年以上まえの感想ですからね。いまはどうだか全然わかりません。)
ただ、当時すでにコテージの設備とかは古くなった感じがしてたな。エアコンとか旧式で効きも悪かった。このへんは今はさすがにリニューアルされていることでしょう。
はいむるぶしTシャツを買った。
*****
波照間島補記
島の小学校の周りの塀に、児童が書いた絵があったが、それは戦時中に波照間島から西表島に疎開した子供たちについての物語だった。
こんなところでも、いや南の島だからこそ、そんなこともあったのだな。
乾いた岩と適度な植生の波照間島に対して、西表島はジャングルなので、疎開した子供たちは次々にマラリアにやられて亡くなったそうである。
戦時中の無謀さということもあるが、戦争に限らず長年の人間の知恵に対する現代人の浅知恵だよねー。
場所があるから移住しようってのはね。
そういう尊い犠牲があって人間の今の居住地は定まってきたんだろうけれど、そういう知恵は軽視される現代だからね。
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