南会津流半農半スキー 和泉屋AK.T

夏は南郷トマト農家、冬はテレマークスクール&ガイドの和泉屋AK.T~~
南会津流半農半スキーのブログでーす!

雪を求めて上へ、会津駒ケ岳

2020-01-19 16:58:46 | 

我が家の積雪は相変わらずゼロ、しかもさらに雪が消えています…。

どうしようもない状況で、テレマークレッスンやスキーガイドの変更や中止をせざるを得ず、ご予約いただいていたみなさんにはご迷惑をお掛けしております。すみません…。

ぼく自身も、この時期にまったくパウダーを滑っていないことにシビレを切らし、偵察がてら会津駒へ向かった。

サポートいただいているキャラバン櫻井くんが、急きょ同行となる。昨年の悪夢があるだけに、今回はノーハプニングで行きたいね!

いつものヘリポート(標高1,350m)が藪です。積雪110~120㎝。冬ルートでここまで来るにも、藪に難儀します。夏道をたどった方がよいでしょう。

ヘリポートから上部1,500m付近も灌木が立っており、滑りは楽しめません。

ブナ帯が終わりアオモリトドマツが混じるころ(1700m付近)から、ようやく滑りになりそうな積雪量です。

櫻井くんの気持ちも上がってきました!

それでも少なく横枝が潜んでおり、注意が必要。

1,900m付近から振り返ると雲海が広がっていました!南岸低気圧の影響で高層の曇りで、気温は低めー9℃です。

南西方面には雲海の向こうに燧ケ岳と至仏山が見えた。

4時間40分のハイクアップ。駒ノ小屋下、2030m付近でひとまず一本滑ろう!

雪は、少し時間が経過した落ち着いたパウダー!

やはりここまで来ると、パウダーが楽しめる。なかなか北に行けないぼくらは、上に行くしかない。

小屋下のオープンを二人で楽しみ、櫻井くんは下山し、ぼくは寝床つくりに取り掛かる。

南岸低の通過後は冬型になりそうなので、東面で寝床を探す。

1970m付近の積雪は約250㎝。おそらく1月8日あたりの強烈な暖気と雨はこの2,000mあたりでもそうだったように、55㎝深で氷板として見られた。

外はマイナス11℃、中はマイナス2~3℃。

夜からは西風が強くなり、降雪量は多くないものの出入り口が吹き溜まり度々除雪するはめに。

しかも、エアマットの空気漏れ!冷て~!二時間おきに除雪&空気入れ…。小刻みな睡眠で朝を迎えた。

朝、顔を出すと強風とガス。

山頂からのパウダーランを狙おうと3時間待つが、ガスは晴れず。諦め下山。

1,700m付近までが滑りを楽しめたボーダーラインだった。

いつものブナ森パウダーエリアはご覧のような灌木立ち。

ヘリポートまではがまんの夏道横滑り。

ヘリポートしたからは夏道ツボ足で無事下山したのでした!

この記録破りの大暖冬で、久しぶりの冬景色を見た。

パウダー滑るなら、上がるか北へ。そんな時代にとうとう突入したのでしょうか…。

下山後、帰り道にトマト畑に寄り現実に戻される。

2時間前の景色が嘘のようだ…。

2019-20 テレマークスキースクール&スキーガイド和泉屋AK.T

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