南会津流半農半スキー 和泉屋AK.T

夏は南郷トマト農家、冬はテレマークスクール&ガイドの和泉屋AK.T~~
南会津流半農半スキーのブログでーす!

11月30日 刈込湖・切込湖 その2

2022-11-30 21:53:32 | 

さて、今日もやって来ました奥日光。この時期の明るくも裏寂しい戦場ヶ原の景色が好きです。

今回は和泉屋トマト応援隊の部長とぐっちゃんさんと刈込湖・切込湖トレッキングへ!

温泉寺から湿原の木道を歩いて、まずは源泉地帯に向かいます。

地面から湧き出る硫化水素泉。緑色硫黄細菌によって落ち葉が白く&緑色を呈しているのがまた美しい。

地球の息吹を感じたあとは、いよいよトレッキングコースへ。

振り返れば湯元温泉源泉地帯の湿原が見渡せました。

すっかり明るい森の林床は、増えすぎたシカに喰い荒された枯れ枯れの笹原。

小峠を過ぎ亜高山針葉樹林帯へ入ると、苔むしてしっとりとした森歩きです。

暗い森から明るい湖が広がりました!刈込湖・切込湖です。

このちょっと変わった湖の名前の由来。日光開山の祖、勝道上人(しょうどうしょうにん)が、村人を苦しめていた大蛇を征伐し、ぎったぎったに切り込んで刈り込んでこの湖に沈めたという伝説からこの名が付いたとのことです。

湖周辺はシカの痕跡(糞とか足跡とか)がまあ多いこと!どうやら湖にも遊びに来ているようですね。

水際の針葉樹林と黄緑のコケの感じが、どことなく南東アラスカの海岸を思い出させます。

今日はとても風が強い。砂浜はぱらぱらと砂粒が飛び散り酷いので、奥の林床でランチタイムとしました。

湖を離れ一時間ほど歩くと涸沼の明るい景色が広がってきました。

この景観も独特です。上部の針葉樹林がぱたっと笹原とカラマツの疎林に置き換わっています。

まるで放牧地や人の手が加えられたかのような景観。そして広大な窪地。地形図で酒が飲める僕にとってはたまらない景色です!

涸沼から一気の登りで山王峠へ。あとはゆっくりと下りながら光徳牧場へ向かいます。

ミヤコザサに覆われたナラの森を抜けると、終点の光徳牧場です。

トマト応援隊奥日光ツアー第2弾も無事に終了です!

あとは、東武バスで湯元温泉へ戻りました。

第1弾、第2弾に参加されたみなさん、お疲れさまでした。この度も参加いただき有り難うございました! m(__)m

2022-23 テレマークスクール&スキーガイド和泉屋AK.T

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11月29日 狩猟始まりました!

2022-11-29 18:44:15 | 里山の暮らし

11月15日に今年の狩猟が解禁となりました!

とはいっても、畑の片付けなどで直ぐには猟には出られなかったのですが、最近やっと近くの山の砂防ダムへカモを狙いに通い始めました。

ところが、今年はカモが少ない! 

どうしてかな、例年よりこの時期にしてはかなり暖かいからだろうか…。

そして今日。いつもの猟場を廻りましたが、数日前よりはカモの姿が見られるようになりました。

一か所目の池では、飛び立ったところを狙ったのですが残念ながら当たらず…。

二か所目の池では、当たったかと思われたのですが、ふらふらと一羽が林に落ち捕らえようと近づくとバタバタと飛んで行ってしまいました…泣。

沢沿いの枯れ木にはヌメリスギタケでしょうか、美味しそうなキノコが!

今年のキノコは全般的に不作のようでしたが、ここは有り難くいただきます。

さて、今日の三か所目。山奥のかつての開拓地にある小さな池。

抜き足差し足忍び足でほとりに近づくと、気配はありません。やっぱりダメか…。

じっくりと奥の水面を見ていると、奥の方で小さなさざ波が立ちました。あ、なんか居るぞ…。

ほとりを進むと、突然二羽のカモが飛び立ちました! パン!パーン!…

そのうちの一羽を仕留めました! 今年の初獲物です。

その場で羽をむしり、家でさばきやすいように現場である程度処理します。

そんな最中。ここでちょっと不思議なことが。。。

獲物の羽毛をむしり取ることに集中している時でした。池の向こうの森から男の声が一度聞こえました。

「おーう…」

あれ?誰か居たのかな。それとも動物の声か…。聞き確かめようと耳を澄まし凝視したけどその後何も聞こえません。

また羽むしりに集中していると、明らかに人間の男の「おーう…」という声。森の奥、しかもそれほど奥でもないところで何か作業をしているのかな、しかも一人ではないような…。そのうち、今度は女性らしき「あーい…」という先ほどよりは高い声も聞こえました。聞こえる度に森を凝視して確かめるのですが何も見えないのです。

ちょっと嫌な雰囲気です。ざわっとしてきました。

実は前々からこの池の辺りは雰囲気が良くないと感じていました。この池の奥の方に潰れそうな小屋があるのです。

かつて全国ニュースにもなるような、日本赤軍絡みの事件があったと聞いていました。

さらに背筋がぞっとしてきたので、ここは早いとこ立ち去ることにしました。

あれは絶対に人の声でした。なんだったのでしょうか…。こわいこわい!

帰り道にある山ノ神様でお礼の挨拶を済ませ、自宅の玄関前で食べやすいようにさばきました。やはり、例年より脂が少ない。本当にこの冬は、冬らしい冬になるのかなあ…。

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11月27日 刈込湖・切込湖

2022-11-28 14:30:00 | 

今日は栃木県奥日光・湯元温泉にやって来ました!この冬枯れの小春日和。奥日光は暖かで静かなたたずまいを見せています。

我々、和泉屋トマト農園応援隊一行はこれから刈込湖・切込湖を経て光徳牧場を目指します。

温泉街を抜けると湯ノ平湿原が広がります。

日光白根山方面の山々は、すでに真っ白です。

ここは湯元温泉の源泉地帯。地面のいたるところからぽこぽことお湯が沸き出ています。

恐る恐る手を突っ込むとちょうど良い温度。すでに冷たい指先を温めます。

金精道路を横切り、少し登ると大木が…。これなんと、カラマツなんです。

奥日光一帯は日本有数のカラマツの自生地。こんな天然木はなかなか見れませんよ。

日陰には数日前に降った雪が凍っていました。滑るので要注意!

小さな峠を越えると、暗い針葉樹林帯を徐々に湖へと降りていきます。

湯元温泉から歩き出して1時間50分ほど。刈込湖・切込湖に到着です!

静けさを想像していましたが、さすがは奥日光。レク旅行のちびっこ群団やら入れ代わり立ち代わり訪れずれるトレッカーで賑やかな空間です。

ここでは早めのランチタイムとしました。隊員からは、またかよ!とヤジられながら(専務の作った)定番のミネストローネで冷えた身体を温めます。さらに隊員T氏によるチーズフォンデュがマンネリ感を打開してくれました。

先行していた、賑やか群団が立ち去ると一気に本来の静かな空間に…。

さあ俺たちの時代がやって来たとばかり始まったのは、石投げ水切り。日頃、東京のストレスにまみれたやさぐれたサラリーマンたち。伝説の湖に沈められた大蛇も、呆れ顔です…。

さて、うっぷんを晴らして湖を後にし、森を抜け涸沼を目指します。

森を抜け見えてきたのが涸沼です。まさしく読んで字のごとく、今となっては小さな盆地状の地形ですが容易に古の湖の姿が想像できますね。

陰りの早い冬目前の西日を浴びる疎林と笹原の涸沼。先ほどの刈込湖・切込湖もそうですが、大蛇伝説といい凹み(へこみ)地形の面白さといい興味の絶えないトレッキングコースなのです。

涸沼からひと登りすると山王峠に到着です。

ここで初めて男体山が拝めました。山王峠1,740mから見上げる男体山2,484m。さすがは存在感が半端ない山ですね。

見ての通り綺麗な火山地形です。奥日光一帯は火山が作り出した独特な地形と気候にマッチングした植生、そして日光を霊山として開祖した勝道上人の伝説も合わせて興味の尽きないエリアなのです!

山王峠から終点の光徳牧場へは、カラマツの落葉が敷きつめられた下り道。ふわふわして身体に優しい道でした。

明るいナラと笹の森を歩いて光徳下山口に到着。ゆっくり楽しみながらの約6時間のトレッキングでした!

デポした車で湯元温泉まで戻り、あとは温泉寺の温泉で温まりました~!

トマト応援隊慰安ツアー第一弾、お疲れさまでした!

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11月19日 今日の畑

2022-11-19 21:53:39 | トマト

まだ雪の残る4月上旬から始まった和泉屋AK.Tトマト事業も、やっと本日畑仕舞いが完了しましたー!

今年の南郷トマトは、産地全体の売上高が史上最高の11億円弱でした。が、我が和泉屋トマト農園はその流行に乗れず…泣。くっそ~…。

それでも来て・食べて応援してくれたサポーターのみなさん、今年も本当にありがとうございました。 m(__)m

今年はさらにおいしかったよ~!と嬉しい感想をたくさんいただいて励みになりました。感謝いたします…。

収量が伸びなかった原因は分析できたので、それを克服して来年こそはー!

まあ、まずは身体と心を休ませましょう。

先日、リフレッシュと下見を兼ね奥日光へ行ってきました。

賑やかなシーズンが過ぎ去り、明るくもちょっとうら寂しい佇まいの奥日光が好きです。

11月15日といえば狩猟解禁です。銃のお手入れもばっちり。まずはカモ猟から始めようと思います。

2022-23 テレマークスクール&スキーガイド和泉屋AK.T

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南会津バックカントリーの夕べ 2023 in MMtBビアフリッジ

2022-11-11 18:36:40 | テレマーク
トマト🍅の収穫もほぼ終了~。気がついたらもう冬はそこまで…。
南会津の高い山々でもとうとう初冠雪ですね。長期予報によると今年も山の雪は良さそうですよ~!
 
さて、そわそわしてきたところで今年も関根氏ビアフリッジのクラフトビアを片手にこの冬にむけて檜枝岐&南会津バックカントリーのことで盛り上がりませんか?
 
南会津バックカントリーの夕べ 2023 in MMtBビアフリッジ
 
今年こそスキー場からバックカントリーへ飛び出したい!会津駒、中門、大戸沢、三ツ岩、窓明など檜枝岐&南会津の山を滑りたい!、バックカントリー滑りたいけどどんな準備が必要なの?、どんな危険があるの?、などなど、これから始めたい人、もっと南会津の山を攻めたい人など、みなさんお気軽にどうぞ!
実際に使用しているギアを公開しながら地形図を広げながら、キャラバンサポートガイド&ライダーの阿久津、岩崎大がアテンドいたします。
 
協賛:(株)キャラバン(G3.RMU.SCOTT.22DESIGN)
 
日時:2022年12月12日月曜日~12月16日金曜日のビアフリッジ営業時間内
日時ごとの開催時間は次のようになります。
12.14.16日18:00~22:00(21:30ラストオーダー)
場所:南会津マウンテンブルーイング/ビアフリッジ
風邪のような症状のある方や発熱など体調不良の方はお控えくださいませ。
みなさんのお越しをお待ちしておりまーす!
 

お知らせです!

14日にはココヘリの八木澤さんがお越しになります。この機会にココヘリへの加入をお勧めしますよ。

バックカントリー入門の方、知ってるけどまだ未加入の方、この機会にぜひ知ってください!

 
 
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