南会津流半農半スキー 和泉屋AK.T

夏は南郷トマト農家、冬はテレマークスクール&ガイドの和泉屋AK.T~~
南会津流半農半スキーのブログでーす!

6月26日 今日の畑

2023-06-26 19:51:45 | 

今日も梅雨らしいむしむしした曇天でした。

尾白山には暖湿気が駆け上がり、常に山頂付近にはガスが掛かっている。

トマトはというと、三段目の花が咲き始めたところ。

誘引、芽欠きが主な作業です。そろそろ一段目の摘果が始まるかな。

さて昨日の日曜日は天気もよく、分布南限のヒメサユリを見ようと専務を誘い尾白山へ行ってきました。

朝の涼しい雑木林の小径は気持ちがいいです。

急登尾根の道には、ちょうどネジキの花が満開でした。釣鐘状の小さな白い花が鈴なりです。

林床には豪雪地特有のエゾユズリハ。ちょうどこの時期は常緑のてっかてかの新葉が鮮やか。

雪国にはヒサカキが無いので、小さい頃の神棚にはこのエゾユズリハやヒメアオキの葉が供えてあったのを覚えております。

ブナ森の足元には、ギンリョウソウがあるものですが…。

今日はギンリョウソウに似ているシャクジョウソウ(錫杖草)を見つけました。初めて見ました。

これも菌と共生して栄養を得る腐生植物とのこと。

さすがに1,250mを越えた稜線に出ると、風が爽やか!

稜線のアズマシャクナゲは終わっていましたが、コメツヅジがまだ咲いていました。

1,300m付近の急登を登りきると…

有りました!国内南限(暫定)のヒメサユリです。

天空のヒメサユリ

畑から毎日見上げる尾白山。たまに畑を見下ろすのもいいものです…。

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6月21日 今日の畑

2023-06-22 20:29:36 | トマト

梅雨の中休みの三日間。東京から和泉屋トマト応援隊のお二人が作業支援にやって来てくれました!

株元の雑草取りをやっていただきましたよ。

さて、天気も良いし農作業だけではもったいないので、中抜けして宮床湿原で息抜きしましょう。

畑から車で20分ほどで入口へ。

ミズナラ、クリ、ヤマモミジなどの広葉樹の森。緑の日影が気持ちいいです!

梅雨時期の林床はやはりこれ。薄暗い中にまさしく白馬の幽霊のような立ち姿。

ギンリョウソウ(ユウレイタケ)。

入り口から歩いて約15分ほどで宮床湿原に到着です。

今年はワタスゲはどうやら不作のようです。

ワタスゲが無くても、淡い朱鷺色のトキソウや真っ赤なサワランが目を楽しませてくれました。

みなさん、水辺に何か見つけたようですよ。

小さな小さなハッチョウトンボです!

小さな池に被さる樹木にはモリアオガエルの卵塊がぶら下がっていました。この泡のような塊の中で生まれたオタマジャクシは、これからひとつひとつ池の中へ落ちてゆくのです。

さあ、息抜きしたらまた畑へ戻りましょう。

手をつき膝をつきながらの慣れない作業は大変だったと思います。

SさんNさん、この度もお越しいただきありがとうございました!

トマトもう少しお待ちくださいね~

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6月18日 今日の畑

2023-06-18 17:36:27 | 

ここ南会津も6月11日に梅雨入りしました。ここまでは梅雨らしい梅雨。曇天雨天の毎日でしたが昨日から乾いた高気圧に覆われて久しぶりの晴れ!

今朝は11℃のひんやりとした気持ちの良い朝でした。

畑の防草シート敷きも終わり、周りをぐるりと防虫ネットで囲い、定植作業から続いた本畑作業もひと段落です。

朝の葉水も毎日適正に上がり、トマト苗の生育も順調ですよ。

さて今日は日曜日。畑作業も休んで次男と目の前の尾白山へ行ってきました。

高3の次男。「行くか?」と誘ったら珍しく「行く!」と返事。部活も引退し受験勉強真っ最中で息抜きは必要だ。というか、勉強してんのか…?。息子の実態を把握してない父親…。熊は受験生だろうがローンに追われた中年農業者だろうが情け容赦なく襲うので、要注意です。

1,100m付近の尾白山のブナ森。やっぱり森はいいねえ。

見上げると、ホオノキから透かして見える緑色の太陽光線。

地面には太陽光線など欲しくもない葉緑素の全くないギンリョウソウ。別名ユウレイタケ。

稜線に出るとまだ残雪が残る三ツ岩岳が見えた。

稜線には地面付近にアカモノや、ツツジの仲間のウラジロヨウラクが咲いていた。亜高山性の植物がちょうど盛りを迎えている。

誰も居ない山頂でゆっくり時間をとり、おにぎりとカップラーメンをすする。日差しは強いが風が冷たく気持ちよかった。

家ではほとんど会話の無い父親と次男。自然と会話が弾み久しぶりのトークのキャッチボール。いつもは私からの暴投気味の一方的な会話で終わるのだが、今日はグローブめがけて投げ合った。がんばれ、次男。

これも山・森の力なのだろう。やっぱり山はいい…。

さ、来週からは東京からの応援隊で畑もにぎやかになりそうです。

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6月7日 今日の畑

2023-06-07 20:09:50 | 里山の暮らし

もう6月です。毎日毎日、頭はトマトのことだけ。もう6月かぁ…。

1ヶ月以上続いたトマト苗栽培も今日で終わり。今日ですべての苗の畑への植え付けが終わります。

早朝の畑に居ると、遠くからアカショウビンの鳴き声が通りよく聞こえてきます。

初夏の尾白山も気持ちが良さそうですね。6月はヒメサユリが咲く季節です。

冬場、テレマーク板やガイド装備を運んでいた軽トラは、この時期トマト苗運搬に大活躍です。

東京からはトマト応援隊長も駆けつけ、従業員のトマトレディースともども3日から始まった植え付け作業は今日で完了です!

今年は全部で2,650株、すべて二股にするので約5,300本のトマト本枝になります。

これは5月から育苗してきた苗。しっかりとした良い苗に成りました。花房下の脇芽をあらかじめ伸ばして、二本仕立てにします。

これは最初から二本仕立てになった苗です。育苗業者から購入し、直接畑に植え付けました。

育苗手間がいらず楽ですが、その分苗代も高く温室育ち。このように収穫時期をずらしたり、経費と作業効率を考えながら植え付け作戦を練ります。

最近、スーパーでは卵の品不足が話題となっております。ニワトリの鳥インフルエンザ問題で品不足になっているようです。ある日のNHKラジオであるコメンテーターが「…もっと鶏卵農家は防疫体制をしっかりしてほしい…」などとほざえていました。開いた口が塞がりません…。

鶏卵農家は以前からしっかりと防疫に取り組んでいます。ワクチン打ったり場内消毒したり…。ただ世の中が「価格の優等生」の安い卵を求めるあまり狭い面積に高密度な飼育をせざるを得ず、結果的に病原性ウィルスが蔓延しやすい環境になってしまっている。そこに肥料・飼料・資材・運賃の高騰…。卵はもっと高くて当たり前なんですよ…。コメもそう、野菜もそう!

農家はキツくてたいへんだねえ…なんてよく言われるけど、仕事なんだから大変なのは当たり前だ。要は卵も牛乳もコメも野菜も、モノづくりに掛かった経費や労働が反映され難いのが、タイヘンなのだ。

さて、遠吠えはさておき、まずは第一次繁忙期のピークです。ちょっと身体を休めたいところ。

今年は7月15日ごろには収穫が始まりそうですね。南郷トマト&和泉屋はねだしトマトを楽しみにされているサポーターのみなさん、もうしばらくお待ちくださいね~

先日、地元新聞・福島民報の小泉武夫さん(東京農大名誉教授)のコラムに実家の和泉屋魚屋が紹介されていました。

自分ももっとがんばろ。

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