今回はたかつえスキー場でのTさんのテレマークレッスン!
山の雪を攻略するにはどこが重要か?どこをどう動かせばよいか?
動きには理由が必ずあります!
Tさん、今回は何かを掴みました。この後の上達は加速度的にアップしそうですね。
この度もお越しいただきありがとうございました!
今回はたかつえスキー場でのTさんのテレマークレッスン!
山の雪を攻略するにはどこが重要か?どこをどう動かせばよいか?
動きには理由が必ずあります!
Tさん、今回は何かを掴みました。この後の上達は加速度的にアップしそうですね。
この度もお越しいただきありがとうございました!
今年もこじんまりとバックカントリーツアー講習をやりました!会津駒ツアーを参加者が計画し、実践するツアー講習です。
一日目は南郷スキー場のセンターハウスにて、明日のツアーのコース設定。そして、過去のアメダスデータから考察する明日の山の積雪内部の様子です。
ただ何となく山に滑りに行くのではなく、事前にじっくり地形図を眺め、過去の天候を思い浮かべ少しでもリスクを減らす作業をしたいものです。
さて、夕方には常宿の旅館山口屋へ場所を移し、さらに翌日の会津駒の天候を予想します。
850hpaや500hpaの高層天気図や、地上天気図、山のお天気サイトなどから情報を集め、明日の行動中の気温、風、天候を予想しました。
そして、これらの予想をもって明日は答え合わせに山へ向かうのです!楽しみ~
相変わらず標高1,400m以下は藪が多く、登りずらい。しかも急登でもあるのだ。
そんな時、なるべく体力を消耗しないルート取りをしたい。
藪の道筋を見極め、シールの効き具合、仲間の技量など鑑みてルートをとる。キックターンはなるべくならしたくない。でも、この会津の山は急登三昧。キックターンのこつを掴みスムーズにこなしたいもの。
先頭を交代しながら昨日設定したルート中のポイントを通過する。
「ここがポイント4かな?」
「では、その理由は?」
地形図と実際の地形とをマッチングさせ、GPSが無くとも自分の位置は常に把握しておきたいですね。
さらにポイントを通過し、いよいよ森林限界を越えオープンな景色となりました。
昨日やった山の積雪内部予想を、実際に内部を観察して答え合わせをしてみた。
昨日のまとまった降雪はこの標高1,930m東面で40~45㎝、その下に凍結融解クラストがある。ここまでは予想通りだったが、このクラスト上にあられが乗っていた。そうです、昨日の降雪前に寒冷前線が通過していたのでした。そしてこのクラスト上のあられ面はCTE6程度のSCの弱層となっていました。
このことから四の沢の滑走またはトラバースは無いと判断。
それならがんばって山頂東面のゆるやかなオープンバーンを目指そう!
登山口からおよそ5時間、標高差1,200mのハイクアップで会津駒ケ岳2,132mに登頂です!目標通り!
机上講習で予想を外したのが、山の天候。
午後まで山は西高東低の影響が残りオープンバーンの滑走は厳しいと予想していたが、あらま、すっかり風は弱まり青空です!
しっかりパウダーを楽しんでいただきました~!
あ~パウダーよかったわ~!
いやいや、今日はパウダーツアーではありません。ツアー講習です。
下山もしっかり読図しながらポイントを通過します。山スキー滑走中の道迷い遭難も多い事故です。
もちろんブナ森下部は藪の横滑りロングラン。足ぱんぱんです。
それでもみなさん安全に下山出来ました!
安全かつ楽しいツアーを実践するには、ルート設定から天候予想、雪崩などのリスク回避、体力向上、登行&滑走技術などが必要になってきます。
さらにセルフレスキューの技術も得られればさらに安心感のあるツアーが出来るようになると思います。
WさんKさん、この度は参加していただきありがとうございました!
これからのシーズンも安全に楽しんでくださいね~
相変わらず雪の少ない南会津。せっかく冬型になって積もっても、すぐ高温や雨…。しかし片や北米は大雪寒冬とのこと。
地球温暖化だけの大暖冬ではないかもしれないが、いずれ地球の平均気温は上がっているのは確実で、それならそれに向き合いながら短い冬を楽しんでいくしかない。
ということで、まだまだ滑り足りない阿久津と岩崎大は標高2,000m以上を目指した。
藪の多い尾根を登り標高1800mを越えると、一昨日の西高東低の降雪はまだ陽当たり面でもフレッシュのままだった。
登り出して約4時間30分。ひとまず標高1,950m付近で今日の寝床を決めた。
今回の山行は降雪後の貴重な二日間を泊まりながら楽しもうという魂胆。
西高東低崩れの高気圧は小玉高気圧のかたまり。案の定、高層雲でおぼろ陽になったかと思うと、ガスが掛かり出してきた。
標高2,132mの会津駒ケ岳山頂の碑は平らな頭を出していた。さすがにこの辺りまで上がると、アオモリトドマツは樹氷となりまだまだ冬の景色だ。
ガスで視界の悪い山頂東面をあきらめ、通称一の沢の地形を楽しむ。
陽当たりクラスト・日陰ドライというテレマークには気難しい雪だったが、まずは今日の一本を楽しんだ!
山頂から標高1800mまだ落とし、登り返して寝床へもどる。
山での一人は辻まことの「山の声」を読んだりNHKラヂオと聴いたり過ごすが、やはり気の合う相棒がいるといいもんだ。ウイスキーをちびりしながらトマトの話、テレマークの話、山の話と時間が過ぎる。
朝5時半を過ぎると東の空が焼けてきた。絶妙な色合い。住んでいる南会津は山の谷間なので、こんな景色は山の上に上がらないと見られないのだ。
準備を整え、今日はこの界隈を滑りまくろう!
朝6時過ぎに歩き出す。朝の気温はー13℃。風は弱い西の風。
我慢できずにワンターン!
午前7時には山頂へ立つ。
今まではニセ中門ばかり滑っていたので、まずは右奥の中門岳2,060m(通称、本中門)へ向かう。
この中門岳辺りは会津駒の奥座敷で、池塘や湿原が点在する。7月のハクサンコザクラの時期はまた美しい。
この山は会津駒や大戸沢・三ッ岩の並びから奥に存在し見えにくいことから、奥会津の伝統家屋曲り家「中門造り」の表の馬屋から奥の座敷が見えない構造になぞらえ、「中門岳」と名がついた。
さすがは会津駒の奥座敷。表はからは伺えない奥ゆかしい雪だ…。本中門の雪は裏切らない!
登り返して、ニセ中門へ向かう。
16日の高温と降水の氷板にその後の冬型で50~60㎝ほどの上載雪あり。氷板付近の雪が霜ザラメになっていたことと、上載雪にも不安定な層もあったので滑るラインと登り返しのラインも選びながら行動した。
ニセ中門に登り返すと、なんか楽しそうなミニスノーモンスターのパレードに遭遇!
ミニモンスターのパレードを楽しんだあとは、ニセ中門をドロップ!
またここの雪も表にはない、いい雪だった…。
さ、あとはまた会津駒山頂へ戻ろう。
ニセ中門の稜線からは、遠くに富士山が見える。南会津郡のみなさん、地元から富士山が見えるんですよ!
山頂から振り返ると、中門に残した自分たちの描いたラインが…。
さて、駒山頂から次の斜面へ。
今回は通称二の沢へ。阿久津は雪質の良い面を選び、岩崎大は地形を楽しむ。
標高1,950mのビバーク地へ登り返し、今回2日間の「いい雪求めて上へ!」の山行を気持ちよく終えた。お疲れさまでした!
と、言いたいところだが、この撤収後に待ち受けているストップ&ぐさぐさ雪の藪くぐり下山。予想通り、足攣りそうになりながら無事に下りたのでした~ 笑&泣
今朝、我が家の積雪計はやっと30㎝になった…。
今日はやっとホームの南郷スキー場でレッスンが出来るぞ!
今日はSさんにお越しいただきました!
底突きのするパウダーではありますが、山滑りを想定したレッスンにはちょうど良いコンディションです。
Sさんは常に目標を上に掲げて、考えて実践してそこに着実に近づいていきます。ここまでレベルの高い女性はあまり見たことがありません。
わたしもこうしちゃいられません!慢心せずに自分の滑りをもっと追及しよう…。
Sさんこの度もお越しいただきありがとうございました!
2月16日は、だいくらスキー場にてMさんのテレマークレッスンでした!
昨日の南会津マウンテンツアー&ビアーに参加されたMさん。やはり山の雪は甘くはなかった。
ではあの雪をどうしたら攻略できるのか?
ゲレンデ滑りと山滑り。その違いを表現できるかどうか。
Mさんこの度は2日間のイベント&レッスン、お越しいただきありがとうございました!