南会津流半農半スキー 和泉屋AK.T

夏は南郷トマト農家、冬はテレマークスクール&ガイドの和泉屋AK.T~~
南会津流半農半スキーのブログでーす!

5月27日 今日の畑

2023-05-27 19:04:44 | トマト

お隣のよしこあねの田んぼにも、いよいよ早苗が揺らめき始めました。今年のお米も良作だといいですね。

さて5月25日の早朝。無駄に冷えました。なんと朝の最低気温は2.4℃。地面の草には霜が降りていました…。

ほんとやめてもらいたいんだよねえ、こういうジェットコースターのような寒暖差。

我が農園はまだ畑には植えていなかったので霜の害は逃れましたが、雪解けが早くなっている昨今。植える時期を早める傾向が強まっています。やはり、温暖化とはいえ暦は忘れたくないものです…。

前日には霜注意報が出されました。数年ぶりに凍害対策の名器出動です。

商品名は「暖太郎」。灯油ストーブの農業版とでもいうのでしょうか。暖をとるというよりは、ビニールハウス内の空気を対流させて凍害を回避するための道具のようです。

それでもハウス内の気温は4℃まで下がりました。それほどの影響が無いとよいのですが…。

トマト苗は順調に育っております。

見てください、この背丈の均一さ! 毎朝毎朝、脳内メトロノームのリズムにより均一な水量を与えることによって均一な苗が揃うのです! ひとり悦に入りうっとり…。

ま、育苗は順調ということで圃場では定植の準備がどんどん進められております。

辛かった腕・肩を上げる作業もひと段落し、潅水チューブを設置したあとはいよいよ水打ちです。

穴から均等に水がしたたると、このようなきれいな串団子模様が描かれます。

ところが、潅水チューブの穴がゴミなどで塞がっていると団子模様が不規則に。つまり潅水量にばらつきが出てしまい植えてからの生育が不揃いになってしまうのです。

こういう時は穴を歯ブラシなどで叩いたり掃除して通りを良くしてあげます。

とにかく、多様性に富んだ家庭菜園とはちがい単一作物を均一な品質で大量に出荷するためには、このような気遣いが必要になってきます。

人も自然も多様性が富んでいるほど面白いのですがね…。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月20日 今日の畑

2023-05-20 20:18:40 | トマト

いつの間にかもう5月20日になっていました。周りの山からはエゾハルゼミの大合唱が聞こえてきます。

日に日にトマト苗は育っており、この写真は4日前の5月16日の様子ですが、今日20日はもっと育っています。順調…だと思います。

霜が降りるほどの朝の低温時期の温度管理はどうにかクリアしましたが、先日17~18日の高温にもまた対策を実施。屋根ビニールに遮光のための消石灰希釈液を散布し、苗の高温障害をどうにかクリアしました。

まあ、毎年のことですがほんと春と夏が混在したこの時期の天候には振り回されております…汗。

いつもの水やりも、計量カップ片手に一株一株その日の天候と成育ステージに見合った潅水量を与え、苗を徒長させずに揃えていきます。が、これがなかなかねえ、天候予想を外しちゃったりするとお辞儀するほどしおれたり、にょっきりと徒長させてしまったり、毎年難しいものです。

畑では苗の定植に向けて準備を順調に進めております。が、わたしの身体は順調ではないのです…。

とうとう本格的な五十路問題がやって参りました。肩から首が痛い…。腰も痛い…。

この支柱立ても涼しい顔でやっておりますが、肩の痛みに耐えておるのです。

職業柄、夏のトマト運搬&冬のガイド装備を背負ってバックカントリーは身体の負担が大きい。

これからは、年相応に負荷を軽減しさらに少ない力で済むように身体の動かし方を模索する必要があるな。

トマトとテレマークは70、狩猟は80歳まで続けたい!…です。

昨日までの雨は止んだので、今日はちょこっと畑から抜け出して午前中だけ山に行きました。

尾白山へ向かう林道から、藪山へ突入。

豪雪地特有の這うような灌木地帯を、枝にしがみつきながら登ります。

なんとまあこの時期はヤマツツジの豪華な藪こぎです。

春早くに咲いていたマンサク(マルバマンサク?)も、早々と蒴果(さくか)を形作っていた。

晩秋のころ、これが熟した時の黒い種がはじき飛ぶのは見事なものなんですよ。顔に当たると危ないです…。

地面に目を移すと、イワナシが実を付けていました。食べるにはまだまだ早いですね。熟したころ食べるとほんと梨のような、ちょっとすっぱい味です。

これも豪雪地帯の山の尾根に自生しています。

藪こぎ一時間。尾白山の登山道へ飛び出しました。

あとはコーヒーを飲んでゆっくり休憩し、登山道を下山しました。

そのまま畑にもどり仕事再開。あー肩いてえ。

そうそう、実家和泉屋魚屋が出ました!

#ふらっと呑み鉄 東武沿線酒蔵巡り 南会津編【村井美樹さんと行く】 - YouTube

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月9日 今日の畑

2023-05-09 21:04:38 | トマト

5月9日。今朝も冷えましたねえ…。昨日は岩手県で雪が降ったとのこと。この時期、かの地でもトマトをはじめ夏に向けて出荷予定の農作物にとっては重要な時期なはず。霜対策で大変なことと思います。

我が農園も今朝は霜が降りました。出勤前の軽トラのフロントガラスはガリガリに凍っていました。

最低気温はー1℃以下。それでも防寒シートを二重にしたり対策はしていたので育苗床の気温は10℃ぐらいでなんとかしのぎました。やはりいくら暖冬で春が早い!といってもこんなふうに寒さのぶり返しが来るので作物栽培はほんと難しい時代だと思います。温暖化ならそれなりに暖かくなればいいのですが、そうもいかない。昨年夏も激早梅雨明けに翻弄されていましたっけ…。ある90歳のばあちゃんは「やっぱり節(せつ)なんだあ…」と言っていました。異常気象が普通といえど、でもやっぱり暦通りに行くんだと。

ブナの芽吹きもとうとう尾白山山頂に届きそうです。

圃場では肥料散布、土づくりのためのバーク堆肥とビアフリッジ麦芽カス撒き。やはり美味しいトマトを作る。妥協はしない。

肥料まきの次はトラクター耕耘です。

トラクターは所有してないので仲間のサトシから貸してもらいます。年に一回のトラクター運転。つまり今年13年目のトマト農家として、たった13回目のトラクター運転…。これじゃ上手くなるわけないわ…笑

今、農業って難しいです。農業だけじゃない、中小企業・自営業ほんと大変な時代に突入しました。どうなってんだこの国は? このコロナ禍とインボイスの本質を調べて知って馬鹿さ加減が分かりました。アホかこの国、医療界、考えない国民。

でも自分と専務とで選んだ?自分のエゴともいえる半農半スキーの道なので、大変だけどこの道を進むしかないです。

無理やり楽しみながら…。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月3日 今日の畑

2023-05-03 19:48:48 | トマト

全20棟の屋根ビニール張りを完了し、いよいよ今日はトマト苗のポット仮植です。

山笑う五月。ブナの芽吹きを追いかけるように、ナラやクリなどの広葉樹も新葉を展開始めています。

まずは1,400本のトマト苗が届きました。これは育苗委託業者のしっかりした接ぎ木苗です。防虫処理をほどこし、さっそくポットに移植です。

日本農業を取り巻く環境は非常に厳しい…。資材や肥料、農薬の値上げによって利益率はどんどん下がる一方だ。

なので農家はいろいろ工夫をしている。苗代を抑えるためにこの苗も二股に分枝させるつもりだ。

さあ、まずはポット仮植を終え育苗トンネルを整える。

寒さ対策の厚手のカバーを掛け、いよいよ明日から温度管理・水管理に追われることになるのだ。

さ、トマト栽培始まりましたー!

5月2日。合間を見て、いつも見上げてばかりいる尾白山に行ってきました。

ブナの新緑の登山道はとても気持ちがいい。

紅葉の時期、赤や黄色に染まる斜面はまだまだ芽吹きませんが、今まさにブナの新緑が駆け登って来る最中です。眼下には小さく我が和泉屋トマト農園が見えます。たまに山から見下ろすのもいいものです。

アズマシャクナゲ、ムラサキヤシオ、タムシバ、イワウチワ…。花も駆け登っている最中でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする