南会津流半農半スキー 和泉屋AK.T

夏は南郷トマト農家、冬はテレマークスクール&ガイドの和泉屋AK.T~~
南会津流半農半スキーのブログでーす!

1月31日 平日バックカントリーレッスン・山編

2023-01-31 21:20:04 | テレマーク

今日は平日バックカントリーレッスンの日です。やはり平日はいい。

この広い会津駒ケ岳に今日は我々だけの入山です。登り口からノートラック・フルラッセル…喜&汗

今日はSさん&Yさんのお二人です。

一昨日の強風、そして昨日朝の放射冷却とその後の降雪。積雪内部の不安定を予想し、要所要所チェックしながら慎重に登る。

視覚的な不安定要素は見られず、1,400m付近の積雪内部の弱層は予想よりも不安定ではなかった。

今日は予定通りのバックカントリーレッスンが出来そうだ!

久しぶりのフルラッセル。風当たりの強い尾根はくるぶし程度だが、標高を上げるにつれて膝程度のラッセル。

今日もいい雪だ!

いつものポイントまで通常2時間30分だが、今日は3時間15分かかった。-9℃、風は微風。凹凸が確認しやすい薄日。

準備をしていよいよレッスン開始!

最初の1本で様子をみた。今日は今シーズン一番のパウダーだ。しかも深い。

どんなにゲレンデ整地を滑りこなしても、このように3Dの山雪をメインに嬉々として滑りこんでいるテレマーカーにはかなわない。

あとは、ストックワークの微調整。

とにかく深かった!

平日の静かな会津駒ケ岳ブナ森。貸し切りのパウダーレッスンでした!

この度もお越しいただきありがとうございましたm(__)m

2月3日 平日 バックカントリーレッスン・ゲレンデ編 募集中 ⇒ あと2名空きあり!

2月2日 平日テレマークレッスン 募集中です!

2022-23 テレマークスクール&スキーガイド和泉屋AK.T

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1月28ー29日 バックカントリーレッスン&ブナ森ツアー

2023-01-30 15:06:34 | 

28日29日の2日間はSさんFさんご依頼のバックカントリーレッスン・ゲレンデ編&ツアーの日でした。

(お仲間同士で人数を2名以上集めていただければ、このようなレッスンとツアーを組み合わせたりご希望の内容で企画することも出来ますよ)

まずは南郷スキー場で明日のブナ森ツアーに向けてのレッスンです!

午前中、整地では山雪を楽しくターンして滑るための必須項目をじっくりと練習します。

山雪とゲレンデ雪の大きな違いは3Dかそうでないか。ふだんのゲレンデ滑りでは大げさな動きでも、山滑りでは当たり前に必要になってきます。

整地で動きを確認したら、今度は非圧雪コースへ。3Dの雪へと条件を近づけます。

今日は今シーズン最高クラスの雪質です!

さて、午後は秘密の南郷バックカントリーへ移動しました。ここから実践編です!

特訓にもめげず陽気なおふたりです…。

さて、今度はさらに自然地形&ツリーラン。ほぼ本番です。

底突きなしの深雪、自然地形、木立…。スキー場と同じ滑りでは対応できません。

とはいえ、やはり難しいのが山滑りです。なんでうまくいかないのか、3,4ターンでストップ&アドバイス!

レッスンでしたが、やはりいい雪は楽しみたい!

存分にパウダーを楽しんでいただきました。さあ、明日はいよいよブナ森ツアーです。

さて29日は檜枝岐にやってきました!

朝の登り出しは予想とおりの強風。-8℃の風は痛いです。

いよいよドロップポイントへ近づくと、風も弱くなり日差しが出てきました。気持ちも上がります!

約3時間の登りで辿り着いた風下に当たるこの森には、いい雪が溜まっていました。

出だしは風に飛ばされて積もった重めのパウダー。

途中から上質のパウダーに。

大きなブナの樹に、大きな猿の腰掛が。檜枝岐の森の雪は、やがて水となり南郷トマトを育みます。

あれ?雪と戯れるおふたり。テールガイドの大くんに優しく手を差し伸べてもらう。

やっぱりツアーは楽しい!

今日は強風だったので、危険が予想される斜面は避け安全な斜面へ移動。

最後のボーナスステージ、そして急斜面へのチャレンジ!

山雪を存分に楽しんだおふたりでしたー

2日間のバックカントリーレッスン&ブナ森ツアーお疲れさまでした。

締めは檜枝岐の燧の湯で温まりましたよ。この度もお越しいただきありがとうございましたm(__)m

今朝の我が集落はきんきんに冷えました。-20℃に迫る最低気温です。積雪は110㎝。

しっかりと霜が降りました。五大弱層のひとつ、表面霜です。降雪後が心配ですね…。

2月3日 平日 バックカントリーレッスン・ゲレンデ編 募集中 ⇒ あと2名空きあり!

2月2日 平日テレマークレッスン 募集中です!

2022-23 テレマークスクール&スキーガイド和泉屋AK.T

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1月27日 テレマークレッスン

2023-01-27 21:28:51 | 日記

1月25日の寒波は強烈でしたね。我が集落の最高気温はー8℃でした。ですが、積雪はそれほど増えません。寒波前は70㎝だったのが110㎝になった程度で済みました。

さて、今日はZさんのテレマークレッスンでした。

南郷スキー場は終日軽い雪がそのままのよいコンディションでしたよ。

まずは基本の確認から。

今回の課題をひとつひとつ嚙み砕いて、丁寧に積み上げました。

弱点を読み解き、改善方法が分かれば一人でも修正は可能です。

今日はいい雪がそのまま残っています。楽しまない訳がない!

お越しいただきありがとうございましたm(__)m

1月31日 平日バックカントリーレッスン・山編 あと3名空きあります。

2月2~3日 平日テレマークレッスン 空きあります!

2022-23 テレマークスクール&スキーガイド和泉屋AK.T

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1月21ー22日 バックカントリーレッスン・ゲレンデ編&山編

2023-01-23 19:00:52 | テレマーク

今日から2日間のバックカントリーレッスンです。

土曜日は弱い冬型の天気。時々雪模様でした。

BCレッスンは南郷スキー場の非圧雪コースを中心に滑りこみます。

明日の会津駒での山滑りにそなえ、必要な動き・姿勢をじっくり叩き込みます。

時には圧雪整地に戻り、基本動作を確認します。

一日非圧雪を滑りこむゲレンデ編、お疲れさまでした!

さて、明日は会津駒ブナ森で実践です。

22日は会津駒のブナ森を目指します。

レッスン山編とはいえ、BCツアーの延長です。標高差700m、約3時間の登りの体力と滑る体力がなければいけません。

天候予想とおり、標高が増すにつれて強風にたたかれます。

さあ、レッスン開始です。気温ー9℃。1/14あたりの硬いアイスバーン上に降り積もった30~40㎝の重めの新雪は楽しめる雪でもあります。

その楽しめる雪を、楽しくテレマークターンしたい。

雪は申し分ないのに、ターンが上手くいかないことがある。ゲレンデ非圧雪では上手くいっても、山では上手くいかない難しさ。

斜面方位によって雪質も深さも変わるし、地形も変化する。そこをどう対応するか。

4から5ターンで動きのチェック&アドバイス。

今回サポートしてくれた元アルペンレーサーのGくん。アルペンだけどこの動きにもヒントが隠されている。アルペンでもテレマークでも大事なところは同じだ。

会津駒ブナ森下部はあと一降り雪がほしいところ。最後は林道に逃げ込み安全に下山。

2日間のバックカントリーレッスンお疲れさまでした。今回参加いただいたみなさん、ありがとうござましたー!m(__)m。

1月31日 平日バックカントリーレッスン・山編 あと3名空きあります。

2月2~3日 平日テレマークレッスン 空きあります!

2022-23 テレマークスクール&スキーガイド和泉屋AK.T

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1月18~19日 BCツアー講習

2023-01-19 20:03:34 | 

1月18、19日はNさんOさんのバックカントリーツアー講習でした!

まずは午前中、南郷スキー場のセンターハウスで座学です。

明日登る予定の会津駒ケ岳ツアーの準備をします。

警察へ提出する登山計画書を作成。今どき「コンパス」アプリでもデータで提出できますが、やはり紙ベースで携帯する計画書は有事の際に捜索機関と情報交換する時に必要性を感じます。

紙ベースの地形図でルートの確認。地図アプリ「ジオグラフィカ」も便利で使用しますが、読図が出来ていないと使いこなせません。やはり読図の基本は必須。

明日の山の天候を予想します。山の天候情報サイト「てんきとくらす」で会津駒山域の大まかな予想は出来ますが、高層天気図(500hp、850hp)で隠れた気圧の谷を確認し、天候急変がないか調べます。

過去のアメダス情報から積雪内部のチェックポイントを掴みます。調べて予想した状況を現地のピットチェックで答え合わせをし、雪崩ハザード評価の材料にします。

午後はガスに包まれた南郷スキー場トップから、東面の急斜面へ向かいました。

実際にピットを掘り、先ほど過去気象データで予想した積雪内部を観察しました。

案の定、15㎝の新雪の下には1/12~1/15にかけての暖気と降雨が濡れザラメとなって5㎝以上の層を作っていました。

こらから来る寒波による乗載雪に影響を及ぼすかもしれませんね。

15㎝ほどの新雪を楽しみながら、今日のBC講習を終えました。

さあ、明日は会津駒ツアーです。

何気に車を走らせる登山口までの道。山に入る日は、よそ見運転にならない程度に法面や山の斜面を見てもらいたい。

些細な破断面、スラフ、点発生などその日の不安定要素が隠されているからだ。

19日の今朝。登山口の檜枝岐まで来ると予想よりも少ない降雪にがっくり…。とはいえ、今日は講習会。滑りよりも勉強! と、心に強く言い聞かせ。

午前8時、雪崩トランシーバーのグループチェックを済ませ入山。

ほとんど乗載雪のないカリカリの急登。クランポンを付け登行。山開きの無駄のない華麗なるキックターンもしっかり覚えよう。

1,350m休憩ポイントのヘリポートでも、積雪は160~180㎝。うーむ、かなり少ない。あと1mは欲しいところ。

はっきりとした地形の変化点で、現在地を確認。自分はどこにいる?その根拠は?

スマホを頼る前に、地形図と景色で判断する力を。

ブナ森からアオモリトドマツとダケカンバの混交林へ。この変わり目も位置確認の材料になる。

このエリアでは1,600m付近がブナと針葉樹林の境界ライン。

会津駒ローカル、通称「四の沢」上部でピットチェック。昨日の座学で予想した積雪内部を観察。

標高1,920m、気温ー8℃、東面、1/17クラスト上の乗載雪21㎝がCTE4でSCで破断。弱層は針状の結晶も観られ表面霜のよう。乗載雪はまだ薄いが今後どのくらい保存されるか気になるところ。1/15あたりと思われる氷板あり。山頂までガリガリくんが見えていたので、2,100mも雨が降ったと思われる。

さあ、会津駒の全容が見えてきました。

先行者の滑走ラインが気持ちを高めます!

小屋下からさらに山頂へ。

小さな樹氷をかすめ、山頂へ。

イエーイ!標高2,130mの山頂です。気温-9℃、風は南西弱い風。

いろいろ講習しながらでしたので、5時間20分を要しました。

それでは、山頂からの滑走を楽しみましょう!

こしまり雪でも気温が低く乾いているので気持ちの良いスプレー。

ただ時々ガリガリ面がありまずまずの滑走。

雪が少ないこともあり、沢までは落とさず登り返しをすることにした。

陽が傾いてきた。背後には降雪の少ない時でも裏切らなかった会津駒。

積雪内部の判断から急斜面トラバースをやめ、主尾根まで登り返すことにした。

ブナ森のツリーランもまた楽し!

しかしそれは1,500m付近まで。

あとは1月とは思えない湿雪大玉ゴロゴロランドと、少雪の藪で滑りにならず。

やはりあと少なくとも1mは雪が欲しい…泣

BCツアー講習無事終了! お疲れさまでした!

1月21、22日  バックカントリーレッスン・ゲレンデ編&山編  1名空きあります!

1月31日 平日バックカントリーレッスン・山編 あと3名空きあります。

2月2~3日 平日テレマークレッスン 空きあります!

2022-23 テレマークスクール&スキーガイド和泉屋AK.T

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする