周りの山々は「笑う」季節になって来ました。
畑では屋根ビニール張り作業の真っ最中です。
パイプハウスの屋根に折り畳まれたビニールを、
風の無い早朝や穏やかな晴れの日を選んで、広げていきます。
全20棟を、焦らず慌てずマイペースに!
畑から見上げる尾白山は、日増しにブナの新緑が駆け上がっていきます。
トマト苗が来るのは30日。まだ余裕があるので、ちょっと尾白山へ。
標高800m付近は、まさに初夏を思わせるようなブナの新緑!
春と夏が混在しているような残雪と新緑の景観が好きですね~。
芽吹きが始まらんとす尾根では、ちょうどタムシバ、オオカメノキ、マルバマンサクが見頃です!
タムシバの花。ニオイコブシというくらい近くを通るといい香りがする。
でも、熊がこの花を食べだすと肉が不味くなる。
アジサイっぽい白い花のオオカメノキ。秋は落ち着いた紅色の紅葉。冬芽はバルタン星人が万歳した様で特徴的です。
「まんず早く咲く」から、マンサク。尾白山では急な雪崩斜面に多いです。このお祭り玩具「ぴろぴろ」のような花びら。残雪の春山といえばこのマンサクでしょ。
さて、地面に視線を移すとイワウチワとイワナシが咲いています。
このイワナシは、花のあとにナシを小さくしたような実をつけますが、その味がまた梨そのもの。ちょっとすっぱいけど。
残雪回廊の尾根筋をさらに登る。
稜線に出ると古町の集落が見えてきました。よく見ると…。
我が和泉屋トマト農園が見えています!
まだ屋根の掛かっていないハウスがありますね。明日からまたせっせと屋根を掛けましょうか。
尾白山山頂が見えてきました。
山頂までの稜線歩きは景色が楽しめますよ。
振り返って1,278m峰を望みます。ミヤマナラ、マルバマンサクなどの灌木が多い雪崩斜面はまだ茶色。
駆け上がってくる新緑がよくわかります。この斜面も間もなく芽吹きが始まるでしょう。
山頂からは大博多山の遥か向こうに飯豊連峰。
見下ろすと県警ヘリが飛んでいる。春山シーズン、山岳遭難がまた増えてきました…。
おや、今度はクマタカです!
森の王者、絶滅危惧種のクマタカ。自然度の高い環境でしか生息できないみたいです。ここ尾白山ではほぼ毎回見られます。
ブナの葉が舞い降りる、そしてクマタカが見下ろしているトマトの産地。
今年もこの自然度の高い環境で美味しいトマトをたくさん作って出荷したいと思います!
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