南会津流半農半スキー 和泉屋AK.T

夏は南郷トマト農家、冬はテレマークスクール&ガイドの和泉屋AK.T~~
南会津流半農半スキーのブログでーす!

トマト苗の接木(つぎき)

2014-04-28 21:28:36 | トマト

Img_0569

本日、いよいよトマト苗がやって来ました!

ひとまず生産者組合の育苗担当のみなさんが大切に育ててくれた、2,000本分の台木と穂木の小さなトマト苗です。

Img_0571

Img_0574

接木とは、青枯れ病に強い台木苗に、南郷トマトの美味しい実が成る穂木苗をくっ付ける作業なんです。

台木の根元から数センチ上の部分をカミソリでざっくりと切り取り、切り口にジョイントをはめ込み、穂木苗を差し込むまさしくトマト苗の手術!

ご近所のトマト仲間O夫妻の助けを借り、なんとか2,000本を1日半で終えることが出来そうです。ありがと~!

Img_0573

さあ、あとは大事な育苗です。

接木直後、数日は密閉状態を維持します。

Img_2999

(昨年の写真) 昨年はどうしても気になって気になって覗いてばかりいたら失敗しちゃった~

しかし、今年は大丈夫です!我慢します

さーて、明日からハウスに張り付きです。温度管理、湿度管理、日射管理が始まりまーす

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

熊打ち手伝い

2014-04-27 22:33:28 | 里山の暮らし

さあ、トマトの育苗床も整い、あとは共同育苗で生産している苗の配布を待つばかり。

と、そんな時。親父の地元マタギ仲間から熊打ち手伝いの声が掛り行って来ました。

Img_0549

地元マタギのヒロさんとコウイチさん。

今日はこの大先輩に教えを乞いながら、私は熊打ちの勢子(セコ)をやることになります。

Img_0532

さっそく打合せをし、熊が潜んでいる倉(がけ)を目標に二手に分かれます。

私はヒロさんと同行。

Img_0536

この歩いている杣道。実はいにしえの道なんです。

所どころに、このような石垣が残っている。今となっては熊打ちとか山菜取りでしか利用しない道ですが、昔は主要道だったのです。

と、そんな時。

ボッボッボッボッ…、不気味な重低音が。

Img_0533

ヤマドリの雄でした。

雄鶏は我々に分かりやすく歩き回り、潜んでいる雌鶏に気づかれないよう注意を惹きつけるべくパフォーマンスをしていたのでしょう。

突然、離れた藪から雌鶏が追いかけるように飛んで行きました。

Img_0540

ブナの大木には、熊棚がたくさん。

ツアー中には「ほら見て!」と得意満面に熊棚を指さすのですが、この熊打ちとなると冬眠から目覚めた熊が取りこぼしのブナの実を探しに来る場所として、放っておけない重要ポイントとなるわけです。

じっくり熊の痕跡を探します。

Img_0546

中折れしたブナの大木に、穴が開いていました。

鉈でトントン叩きながら、中の様子を伺います。

穴の出入り口付近の様子から、熊が入った形跡は見当たりません。

Img_0547

さて、熊が潜んでいると思われる倉(がけ)を取り巻き、鉄砲を打つ(タヅ)のヒロさんコウイチさんが配置し、おー!おー!と声を張り上げる勢子(セコ)の私がこの急斜面を追い立てることになりました。

しかし、今回はどうやらこの倉には熊が付いていなかった。

大きなカモシカだけが逃げて行ったとのことでした。

Img_0552

よし、それならばと、熊が潜んでいると思われる次の場所へ移動です。

今度はコウイチさんの後に付いていきます。

それにしても、歩くのが早い!

地図もいらず、すべての尾根・谷を熟知しています。

Img_0554

次のポイントでは、でっかい熊の足跡が!

無線でやり取りしながら緊張が走ります。コウイチさんと私は息をひそめ、追い立てられた熊が来るであろう道筋に待ちかまえます。

私はもう一つ向こうの沢に逃げ込んでいかないか監視の役目。

鉄砲をもたない熊撃退スプレーだけの私も、びくびくして待ちます。

目が離せない…。

Img_0561

しかし、熊は別ルートからまんまと逃げてしまった。

包囲から逃げ出した足跡は沢を渡って向こうの山へ。

Img_0557

今回も熊を射止めることは出来なかった。残念…。

でも今回もどきどきして楽しかった。

この鉄砲ぶちこそ野生動物と駆け引きをしながらやり合う、本来の南会津の暮らしではないだろうか。

人間も生態系の一つ。そういう意味ではこの鉄砲ぶち・マタギも重要な役割を果たしていると思う。

自分も、ただ自然の貴重さ、綺麗さ、素晴らしさだけをお客様へ伝えるのではなく、古来からの人間と自然のかかわり方を実践しながら、上辺だけでない本当の南会津の自然の良さを伝えられるような生き方をしていきたいと思うのでした。

もちろん、原発の無い世界で…。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

育苗床準備

2014-04-24 18:19:59 | トマト

Img_0405

Img_0411

育苗ハウスが整ったら、ひとまず安心。

ですが、ハウス周りの溝の泥上げや崩れている箇所の補修などやることはいろいろ。

こんなことも、今年も水害に遭わないよう危険回避の大切な作業でもあるんです。

Img_0482

さて、地主さんから耕耘機を借りてきました。

私は主要な農機具をもたない農家です。なんとかかんとか、耕耘機やトラクターは借りながら農業をやっております。それでも、やっていけまっせ~

ただ軽トラだけは絶対必要。大事なトマト運んだり、除雪機や資材を運搬したり。

そして冬にはテレマーク&ガイドの通勤車。ほんとはハイエースみたいな大きい車が欲しいんですけどねぇ~

Img_0480

やっぱり機械を動かすのって、なんか楽しいわ

ニコニコしながら雪解けで固まった表面を柔らかくします。

Img_0487

柔らかくなったところで、トンボで地均し。中学時代の野球部を思い出しながら、黙々と凸凹を平らにする作業って、意外に好きです。

Img_0494

さ、あとは位置を決めたら保温用のもみ殻を敷いて、育苗床を整えていきます。

Img_0499

ひとまず、接ぎ木の養生床を作りました。

今年は失敗しないぞ~

Img_0506

まだ軒下には雪があります。

そろそろGW。今日、我が家の小さな鯉のぼりを上げました。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鍋倉山(1,289m)

2014-04-17 21:23:45 | テレマーク

トマトの育苗ハウスは整い、農作業エンジンは徐々にスロットルを上げていきます。

でもね~、まだ雪も消えたばかりだし。山に行きたい!

ということで、南会津から弾丸日帰りツアー。北信まで足を延ばし、今ひそかなブームの鍋倉山へ行って来ました~

Img_0062

ひそかなブーム、ということだけあって入山口には平日なのにすでに数台の車がありました。このあとまた増えていきます。

Img_0063

最初は里山を抜けていきます。

Img_0065

鍋倉山は、新潟・長野県境の山。豪雪の開田山脈の一角です。

Img_0066

取り付きは細尾根の急登です。

Img_0071

いつの間にか周りはブナの純林。

Img_0080

見る見るうちにブナの巨木の森へ。

Img_0084

Img_0081

美しすぎるブナの巨木の森に感動しました~

Img_0089

登り3時間。開けた山頂からは大展望!霞の向こうには日本海が見える、はず。

Img_0095

山頂北東直下、ブナの疎林をまず滑降。

Img_0102

今回案内していただいたTMさん

Img_0144

Img_0108

そして、誘っていただいた和泉屋常連HDさんとNさん

Img_0149

Img_0160

Img_0190

Img_0213

登り返したり、トラバースしながら何本もツリーランを楽しめましたよ。

しかも、素直な山肌で滑りもトラバースもスムーズ~

本当にいい山です!

Img_0269

Img_0294

Img_0345

ブナの巨木のツリーラン、そして開放的な疎林のバーン。

登りにおいても、滑りにおいてもテレマークライクな鍋倉山。

豪雪ブナ森鍋倉山。ちょっと羨ましいイイ山でした!

Img_0355

案内していただいたTMさん、誘ってくださったHさん、Nさん、今回はありがとうございました

楽しかったでーす

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

育苗ハウス準備

2014-04-17 19:27:21 | トマト

Img_0056

畑の雪もほとんど解けました!

Img_0059

屋根ビニールを張る前に、妻面や両サイドのビニールを取り付け。

Img_0053

屋根のビニールを張ります。今年は一部のハウスに新しい屋根ビニールを張りました。

Img_0057

屋根のビニールを黒いバンドでしっかり押さえます。

Img_0061

さあ、育苗ハウスが整ってきました。

いよいよですね~

今年は育苗でコケないように、がんばるぞ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする