うだるような暑さ、そして必ずと言っていいほどやってくる雷雨。夏ですね~
会津田島祇園祭の飲み疲れも回復しないまま、今年もなんとか我が和泉屋トマト農園の収穫が始まりました!
この時期のトマトは、色が着き始めると一気に赤くなります。
南郷トマトは少し色着いた時に収穫し、選果場の雪室で保冷してから主に首都圏や大阪の市場へ。そうして、お店に並ぶ頃には食べごろになるのです。
さて、我々トマト農家にとっては大切な現金収入月間に突入です。
がんばるぞ~
うだるような暑さ、そして必ずと言っていいほどやってくる雷雨。夏ですね~
会津田島祇園祭の飲み疲れも回復しないまま、今年もなんとか我が和泉屋トマト農園の収穫が始まりました!
この時期のトマトは、色が着き始めると一気に赤くなります。
南郷トマトは少し色着いた時に収穫し、選果場の雪室で保冷してから主に首都圏や大阪の市場へ。そうして、お店に並ぶ頃には食べごろになるのです。
さて、我々トマト農家にとっては大切な現金収入月間に突入です。
がんばるぞ~
痩せ細ったトマトは一人ではどうにもらなず、腰痛で戦力外通告を受けていた専務をレギュラーに呼び戻し、青もぎや追肥、遅れていた芽欠きや誘引を畳み掛けるように次々にこなし、ようやく復活の兆しが見えて来た。
やっと気持ちにも余裕が出て来た。そうだ、気晴らしに川に行こう。
行く前に、まずはテンカラ毛ばりを巻いてから。
冷えたビール(発泡酒だけど…)を飲みながら、喰い付く大きな岩魚や山女魚に強くしなるテンカラ竿、大物と格闘する釣りキチ三平に姿を重ね、ちょっと老眼気味(認めたくはない…)にしかめながら針に集中。
イイ気晴らしだ。
こだわりのテンカラ毛ばり、特製カディス。
これしか出来ないから、これしか作らない。だからこれで釣るしかない!
ある日の夕方、いざ川へ!
ま、行くとこはいつも決まっている。畑近くの里川だ。
夕方、早めにトマト作業を切り上げ、すでに下校していた次男坊を連れて向かった。
どうせ、私の場合帰る間際に最後の数ポイントで岩魚なんかちょちょいと釣れるだろうから、次男坊に先を譲って後方から指導しながら楽しませることにした。
次男坊にはまだテンカラは早いので、家の周りで集めたバッタをエサに竿を振らせた。
何度かあたりはあるが、やはり小学生には岩魚は難しいかなあ~、そろそろ俺の出番かな~、と思っていたそんな時。
次男坊、人生初の岩魚を釣り上げた!
まあまあ、釣り上げた岩魚も小学生サイズ。身の丈に合った岩魚。彼としては大満足で竿を畳む。
さ、大人の私が身の丈に合った岩魚を釣り上げてみせようと、残り少ないポイントへ美しいラインの弧を描きながら、特製毛ばりをあたかも飛翔する昆虫が静かに水面に舞い降りたかのように、毛ばりを着水させた。
パシャッ!
久しぶりの敏感な合わせに、一気に獲物は引き抜かれカツオの一本釣りが如く魚は宙を舞った…。
釣り上げたのは、小さなボヤでした…。とほほ~。泣
猫も喰わぬ雑魚中の雑魚、ボヤ(正式名:アブラハヤ)。俺さまの特製毛ばりに喰い付きやがって…
結局、この夕方は次男坊の小学生岩魚の勝ち。しかも、帰りの車内で息子に慰められる始末。
気晴らしのつもりが、さらにストレスに…。
でも、ご安心ください。
後日の夕方、いつもの里川で27センチの岩魚を見事釣り上げ名誉挽回、憂さをすっきりと晴らすことが出来たのでした。
目出度しめでたし
ふぅ~。一難去ってまた一難。
本当に今年は接木失敗からずっこけてばかり。
見てください、この細苗。
どうやら5月の長期間雨の降らない超乾燥期の影響で畑の土中水分が少なく、苗を定植しても根の張りが良くなかったようです。
花は弱いし葉も小さく少ない。
こんなんじゃ、トマト最後まで取れないわ。やっべ~
対策の一つとして、一段目の実を1~2個だけにしたり、酷く弱い株についてはすっかりトマトを摘果してしまったり、株元の置き肥えをしたり。
余計な仕事が増えるわ、草は伸びるは、誘引が遅れるは、なんだか負の連鎖が始まるような…。
あ~あ、こんなにきれいな秀品予備軍までもぎ取ってしまいました。
これが毎日数コンテナも!
トマトは先細りしましたが、人生先細りしないようになんとか挽回できるようにがんばりま~す
みなさん、「ちゅーま除け」って何だと思いますか?
チュー魔💏除け、ではなくて「ちゅーま除け」。
UMA(ユーマ)を連想させる変な名前「ちゅーま」。実は、野鳥のムクドリのことなんですね~
ここ南会津の伊南川流域ではムクドリのことをなぜだか「ちゅーま」って呼ぶんです。
そう。この「ちゅーま」ことムクドリが今年は多いような気がします。
トマトハウスにまで入って来て、大事な受粉バチを食べたり糞をまかしたり…。
そこで、新人トマト農家のS君からいいことを教えてもらい、私も真似してみました。
100円ショップで買ったヘビのおもちゃ。
これが、ちゅーま対策に効果てき面なんです!
リアルですね~
通路マットと防虫ネットの隙間から侵入するちゅーま達。そこでこのヘビのおもちゃを番人として置くと、ぱたっと「ちゅーま」の侵入が止まったではありませんか!
他にハクセキレイやスズメも入ってこなくなりました。ただ、頭がいいのか悪いのか勇気のあるスズメはちらほら懲りずに侵入して来ますが…。
ちょーま(蛾)、ちゅーま(ムクドリ)、まみ(アナグマ)、くらっぽ(カモシカ)。ここ奥会津は面白い方言の宝庫です。
東北南部は6月26日ごろに梅雨入りしましたが、ここ南会津は栃木県境の町。そう、関東が梅雨入りした6月8日ごろからずっとじめじめした天気が続いていたのであります。なので、勝手ながら和泉屋トマト農園の梅雨入りは今年は6月8日としております…。
さて、定植が終わって2週間が過ぎております。現在は3段目の花が咲き始め、定植時に咲いていた1段目の花は小さな青トマトとなって来ました。
今年は2種類の品種を植えましたが、一つの品種は玉着きがいいですね~
この五つの青トマト、そのまま赤く大きくなるまで待ちたいところ。
ですが、ここは心を鬼にして3個や2個まで取ってしまいます。
なるべく形が良く、大きさが揃った玉を3個残しました。
この小さなトマトはあくまでも南郷トマトという商品予備軍です。この1段から11段までまんべんなく良いトマトを成らせるためには低段での摘果が重要。
私の場合は4段から5段まで摘果しちゃいます。後半までがんばってもらうためには低段の負担を減らします。
もったいながって摘果せずにそのまま大きくさせちゃうと…。後で泣く!