南会津流半農半スキー 和泉屋AK.T

夏は南郷トマト農家、冬はテレマークスクール&ガイドの和泉屋AK.T~~
南会津流半農半スキーのブログでーす!

本格的な秋へ…

2016-09-30 18:21:08 | トマト

今年の秋雨は本当に長かった。

9月11日以降、ろくな日差しが無かった。作業路は常に水たまり&どろどろ…。

こう多湿な日が続くと、灰色カビだのすすカビだのがよろこんで発生する。

茨城から駆けつけてくれたアニキ本田氏にも、病気の葉っぱ取りに加勢してもらった。

それでもまあ、ほんとに慌ただしい時期も過ぎ気持にも余裕が出来てきた。ながら会話も冬のテレマークに話が及ぶ。

その翌日、キャラバン社から今シーズンのカタログ「パウダーマスター」が届いた。

表紙は、八方バンクスを楽しむ久我さん

なんだか私の稚拙な文章も載せていただきました。カタログなのに、なぜか農産物のPRみたいな…。

ま、G3ライダー&ガイドのひとつのライフスタイル提案、だと思ってお許しを!

今朝、久しぶりに尾白山は朝日を浴びていた。

南下していった秋雨前線の北から冷たい空気が入り込み、今朝は畑の温度計で7.6℃まで下がった。

指先が冷たく感じるトマト収穫で、本格的な秋の訪れを感じました。

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秋雨のトマト合宿

2016-09-26 19:29:58 | トマト

秋雨前線はまだまだ東日本に停滞中。

そんなさなか、東京から電車を乗り継いでおがちゃん、もときっちゃんのトマト合宿が始まりました。

それにしても今年の秋雨は長い!太陽は出ない!

お陰で、作業路はぐっちゃぐっちゃです…。(トマト応援隊希望者は、長靴必携です。)

しかーし!合宿3日目の朝。

ようやく朝日がキラキラと輝きました!

日差しのトマト収穫は逆光で眩しいけれど、やっぱり気持ちがいいですね。

朝の収穫が終われば、今度は灰色カビ病の葉っぱ取り。とにかくカビ源を除去したいのです。

今は、ひと玉たりとも落としなくない。が、この灰色カビに掛かると毎日毎日ぼたぼたとトマトが落ちてしまうのですよ。ほんと、残念!

この3日間は、収穫より病気の葉っぱ取りがメインだった感じです。

秋雨のトマト合宿お疲れさまでした!

最終日、日差しを浴びることが出来てよかったね~。この度もありがとうございました

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天然の舞茸

2016-09-22 18:21:43 | 里山の暮らし

トマトの摘芯作業がまだ終わるか終わらない頃、とても頭の中は舞茸どころではなかったのだが、ちらほら「あの人は20㎏採ったらしい」だの「もう遅かった…」だの聞くと、もう気が気ではなかった。

居ても立っても居られず、摘芯が終わった瞬間、つまり3日前に山を見てきた。

雨は降り止まない。山はガスの中だ。

ただでさえしっとりの山は、この雨天で乾いたものを片っ端から濡らす。カッパなしでは歩けない。

堂々と聳えるブナの大木。雨水が幹を伝う。

よく見ると「大正四年…」の文字が。100年以上前から、変わらず自分もこの山に関わっていることを嬉しく思う。

目指すはナラの巨木。今年の山はブナが不作だが、ミズナラは沢山のドングリを成らしていた。

何本か見て回るうちに、まだ若い舞茸が一株あった。

さらに別の大木へ向かう。雨本降りの中、カッパの中も汗と雨でずぶ濡れだ。急斜面を駆け上り降りを繰り返し、だいぶ疲労を感じたころ。

目指す大木を上目に見て息を切らしながら近づくと、根本に2,3株の若い舞茸が見えた。やった!と一息ついて近づこうとした時、黒い物体が大木の裏側で動いた。大きさまではよく分からなかったが、熊だ。どうやら、私が近づく前まで木の上でドングリを食べていたようだ。

足音とともに灌木がゆさゆさ揺れている。まずいなあ、と思い熊スプレーの安全ピンを外す。

気配は感じられなくなったが、根本に近づくにも突然襲われるかもしれないので、ここは舞茸を諦め退散することにした。

そして三日後の今日、再び取り損ねた舞茸を狙う。今日も雨降り…。

三日前、熊とニアミスしたナラの大木へ向かう。今度は、だいぶ下のほうから自分の存在を積極的に知らせようと、

勢子(せこ)声を出したり、声のトーンを変えて複数人の雰囲気をだしたり、あたかも犬を連れているかのように、犬を呼ぶ声(なぜか、ジョン!)&犬の鳴きまねをして徐々に近づいた。山で独り声優ごっこ。こういうの、嫌いではない。

熊の気配はない。

そして、根本を見回すと…

舞茸まつりでしたー

舞茸は背負いかごに溢れんばかりに。結局のところ、あの熊のおかげで小さい株を取らずに済んだことが、今日の舞茸まつりにつながったのでした!

今年は一つの大木で、11㎏の舞茸を頂きました。

山の神、そして熊に感謝…。

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摘芯作業、終了!&応援隊来る

2016-09-21 20:27:22 | トマト

日本列島には秋雨前線が停滞し、それを南からの台風が刺激するものだから、ここ数日まとまった雨ばかりだ。

太陽はほとんどまともに顔を出さず、尾白山もガスの日が多い。

そんな湿っぽい空気を吹き飛ばすべく、東京から電車を乗り継いでやって来たのがトマト応援隊です!

南郷トマトファンのMさんとNさん。食べるだけでは飽き足らず、とうとう畑にまでお越しくださいました!

まずは早朝5時半からのトマト収穫作業です。

今や7~8段めの収穫なので、トマトはだいぶ上のほうです。トマト収穫はまさに収穫物が商品になる瞬間。

落とさぬよう、傷をつけぬよう大事に大事に扱います。

落としたら罰金ビール1本!

収穫が終われば、今度はハウス内の草取りです。

今の時期の雑草はそんなに悪さはしませんが、秋の片付けをスムーズに行うために今除草しておくと楽なんですよ。

そしてなんといっても猫の手も借りたいほどなのが、この灰色カビ病に侵された葉っぱ取り。

このカビがトマト玉に入ると、はいお仕舞い!商品価値が無くなります…。トマトが高値になるこれからの時期、この灰カビとの戦いです。

応援隊のお陰で、摘心作業にも集中でき全棟作業完了です!

応援隊のみなさん、お手伝いありがとうございました生産者と消費者のお互いが顔を合わせることで、モチベーションも上がるし美味しさもアップする気がします。

また遊びに来てくださいね~

さーて、そろそろ天然舞茸の時期ですね。山へGO

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摘芯作業

2016-09-10 20:40:20 | トマト

いつの間にか周りの田んぼは、秋色になりつつあります。見上げれば空もどことなく秋の感じが。

トマト収穫、芽欠きやら誘引やら何やかにやと、毎日10時間以上も畑に籠っておりました。

なもんですから、この時期は毎日へとへと。ブログの更新もさぼっておりました~

気が気でなかった台風の東北襲来も、ここ南会津ではこれといって被害はありませんでしたのでご安心くださいませ。

瑞々しかった山の緑も、なんとなく疲れた緑に。

農園主もお疲れMax!

さて、今の作業は摘芯作業。

今年は作付けが早かったため、例年より一段多い12段目の花芽を摘み取ります。これでトマトちゃんには、着いた玉を大きくすることに精を出してもらいます。

トマトの生長点を摘み取るのだから、当然高い位置の手仕事になります。到底私の脚の長さでは太刀打ち出来ないので、ここはひとつ高下駄のお世話に。これで183㎝相当の身長に!

ということは、身長180㎝以上のやつはわざわざこれ履かなくてもいいんだね。ちっ!

さて、現在は7段目の収穫中です。残すところ4段分のトマト。

市場価格がさらに上がることを祈る!(生産者の切実なお願い…) 

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