はあ…、なんとおよそ一ヶ月ぶりのブログ更新です。もう9月も終わりなんですね…汗。
とにかく今年の夏は疲れました~。そしてまだその疲れを引きずっているのです…。
この一ヶ月間、相も変わらずひたすらトマト収穫と畑管理のルーティーンを無表情でこなす、会話のキャッチボールがまるで無い、喜怒哀楽をとことん薄めたAI人間のような生活でした。
しかしそんな時にも、時折見せる畑からの心揺さぶる景色や、東京方面から電車を乗り継いでやってくる和泉屋AK.T応援隊の方々の新しい風が、疲れ切った我々の清涼剤になっていただいたのです。阪本部長、簑島さん、山口さん、ありがとうございました!m(__)m。
この異常な暑い夏で全国の夏秋トマトは不作となっており高騰しています。
しかし、我が和泉屋トマト農園はいち早く高温対策やトリッキーでありながら芯の通った水管理を実施し、順調にトマトを出荷しております。
さーて、この時期になってくると気になるのが山の舞茸です。あまりの慢性疲労と今年の全国的なキノコ不作を理由に山に行く気にはなれなかったのですが、やはり耳に入るのは舞茸名人たちの、採ったらしいぞ!という心揺さぶるうわさ…。
そんなの聞いたらもう行くしかないじゃないですか~。
ということで専務に畑を任せ、運動不足の身体を山に向かわせた。
はあ~…、やっぱり山はいいなあ~。
山の緑は俺と同じ、疲れきった緑だ。
しゃかりきになって巡るミズナラの大木、
毎年会う、大正四年の鉈目が残るの大木、
前までは元気だったのに、弱ったと同時に猿の腰掛を取り付けた老ブナ、
なにかと山では頼りになるクロモジ。斜面を昇り降りする時に掴んで安心なのはこのクロモジだ。しなやかで強い。
そして、舞茸を大切に運びおろす時にザックの中に入れて袋支柱とするのがこのクロモジだ。これは秋田の山の先輩方から教わった知恵。
ナラの老木に鎮座していたカエル、
数ある舞茸木の中でやっと見つけた小さな舞茸。
山のキノコは今から始まるのか、ちょっと様子を見ていきたい…。