飛鳥の「不思議発見!」をちょっと一休みして、大和の夏の風景を紹介したいと思います。
紹介するのは、明日香村のお隣にある「おふさ観音の風鈴まつり」です。
今回は、大和の夏を感じさせる「風鈴まつり・2021」の様子を紹介したいと思います。
奈良県橿原(かしはら)市にある「おふさ観音」は、江戸時代に土地の娘‟おふさ”さんがお堂を立てて、観音様を奉ったのが起源とされている高野山真言宗のお寺です。
「おふさ観音の風鈴まつり」(7月1日から8月31日)は、暑気払いのお祭りです。風鈴の音色が厄を払うという言い伝えをもとに夏の無病息災を願って2003年から始まりました。もともと風鈴は、仏教の伝来とともに伝わった風鐸(ふうたく)がルーツといわれています。風鐸の音色は、魔除けになるとされていて、それが発展し風鈴として庶民の間にも親しまれるようになったそうです。バラの花を背景に、2500個もの風鈴が鳴り響き、境内のいたるところに飾られている景色は、風情溢れる「大和の国」の夏を感じさせる風景です!