奈良県橿原市にある、日本初の条坊制を用いた本格的都城「藤原京」の宮跡において、例年よりやや早いですが「蓮の花」が咲きました。
今回は、藤原宮跡の「蓮の花・2021」の様子を紹介したいと思います。
「藤原京」(694年~710年)は、飛鳥京の西北部、奈良県橿原市と明日香村にかかる地域にあった飛鳥時代の都城です。藤原京は、東西方向約5.3km、南北方向4.8kmで、平城京、平安京をしのぐ規模の都でした。その中心部には藤原宮がありました。天皇の住まいである内裏や、天皇が儀式が行われる大極殿等がある本格的な都でした。
大極殿跡南東方向にある「蓮ゾーン」には、今年も可憐な「蓮の花」が咲きました。例年よりやや早く咲いたせいか、花の数がやや少なかったようでした。
この場所は、大和三山の絶好の眺望スポットととして平成23年6月には「重要眺望景観」に指定されています。
大和三山を背景にした「蓮の花」は、古都奈良らしい夏の風景です!