泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

奥飛鳥栢森地区の 「女綱の綱掛神事2018」

2018年01月11日 20時17分54秒 | 散歩

奈良県明日香村栢森地区において、1月11日(木)に「女綱」の 綱かけ神事が行われました。 明日香村では、毎年「成人の日」に稲渕地区で「男綱」が、1月11日の日には柏森地区で「女綱(めずな )」が、豊作を祈って新しく 作り掛け替えられます。「綱掛け神事」は、稲淵と栢森両大字に伝わる神事です。子孫繁栄と五穀豊穣を祈る とともに、悪疫などこの道と川を通って侵入するものを押しとめ、住民を守護するための 神事と言われています。

今回は、奥飛鳥栢森地区の「女綱の綱掛神事2018」の様子を紹介したいと思います。

明日香村では、年に数回しか降らない雪が朝から降り、一面銀世界となりました。

不思議にも「女綱の綱掛神事」の時は止んでいました。残念ながら、雪のためか参加者が少なかったです。16時位から行われ、17時頃には終了しました。

稲渕 の「男綱」と対をなす、柏森(かやのもり)の「女綱(めずな)」です。 稲渕からさらに南へいった柏森の入り口付近にあります。

栢森大字の神事の特徴は、全体を仏式で行うことです。福石(陰物ともいう)と呼ばれる石の上に祭壇を設け、僧侶の法要の後、飛鳥川の上に陰物を形どった「女綱を」掛け渡します。

こちらでも、最後に参加者にミカンが配られました。明日香村という歴史の地で、郷土行事を通しその一端に触れさせていただきました。飛鳥ならではの、ありがたい経験でした!

                                 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 稲渕地区の 「男綱の綱掛神... | トップ | 飛鳥の 「雪景色2018」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

散歩」カテゴリの最新記事