泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

奈良県広陵町にある「百済寺」

2023年09月07日 07時56分04秒 | 歴史
奈良県北葛城郡広陵町にある「百済寺」を紹介したいと思います。
 「日本書紀」によると、639年に聖徳太子が平群郡に建立した熊疑精舎をこの地に移して「百済大寺」と名付けたとされています。、現在の三重塔(重要文化財)は鎌倉期の建築です。また天武天皇の時代に、伽藍を高市郡に移し、大官大寺と称したとされます。
この百済寺は、以前は「百済大寺」の後身と言われていました。百済大寺とは、日本初の官寺で、後に移転して高市大寺、大官大寺、平城京に移転した際に「大安寺」となったお寺です。
百済寺は、百済大寺の跡地と考えられていたのですが、現在は、桜井市の「吉備池廃寺」がそれに当たると考えられています。 
 現在は、高野山真言宗の寺院ですが無住のお寺になっています。塔横の 本堂内陣には本尊・毘沙門天が祀られています。
久しぶりに訪れた「百済寺」でしたが、やはりのどかな集落の中にある古式の三重塔が立つ姿はなかなか雰囲気がありました! 

   
          

 
 

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