泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

飛鳥天空の村 「冬野・畑」

2015年07月24日 15時05分13秒 | 歴史

奈良県明日香村の東にそびえる標高650mに位置する、天空の村「冬野・畑」地区を今回、紹介したいと思います。

飛鳥の観光案内図にも、ほとんど載っていない「冬野・畑」地区ですが、「冬野」地区には、鎌倉時代の第90代亀山天皇の第4皇子とも第8皇子とも言われる「良助法親王(りょうすけほっしんのう)」の「冬野墓」があります。「良助法親王」は、幼少から仏門に入り、後に多武峰の清浄院に住み1318年に50歳で亡くなられたようです。親王の意志により、この地に埋葬されたと伝えられています。

江戸時代(1772年)には、「本居宣長」が吉野・飛鳥を旅して、その見聞を「菅笠日記」にまとめています。それによれば、「本居宣長」は多武峰の桜を愛でたのち、「冬野」から竜在峠を越えて吉野へと下っていたようです。

民家の庭先には、多武峰方面の小さな標識がありました。「本居宣長」もこの道を歩いたと思うと、感慨深かかったです。

「冬野」に行く途中、廃校となった分校らしき跡や、牛を飼っている所も見ることができました。途中には、「畑」という静かな集落がありました。

飛鳥には、探せば魅力的な場所が沢山ありますね!

                         

 

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「纏向(まきむく)遺跡から... | トップ | 悲劇が残る古寺の跡 「山田寺」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

歴史」カテゴリの最新記事