泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

「明日香村の大字に伝わるはなし」(4)

2022年08月20日 07時36分46秒 | 散歩
「明日香村の大字に伝わるはなし」は、明日香村文化協会発足40周年記念事業として、奈良県明日香村の39の大字に伝わる「はなし」を、聞き取り調査されたものを収録されたものです。
この中から、邸宅に関わる「はなし」を数回に分けて紹介したいと思います。
第3回目は、明日香村大字飛鳥にある「旧大島邸」と「森邸」でした。
第4回目は、明日香村大字八釣にある「井村邸」です。
明日香村大字八釣は、万葉集にも記されている「八釣川」・「八釣山」があり、その「八釣」の地名から由来しています。
「八釣山 木立も見えず ふりまがふ 雪のさわける 朝楽しも」柿本人麻呂
「井村邸」
江戸時代、飛鳥地方はほとんどが高取藩の所領でした。
井村家は、記録によると1792年には、飛鳥地方24ケ村の大庄屋であったようです。「井村邸」には、高取藩の殿様が度々来られ、裏に作られている池の鯉を愛でられと伝えられています。
残念ながら、の屋敷の築造年代や構造は詳しくはわかっていません。現在は、土壁に囲まれた立派なお屋敷を見ることができます。

                               
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