奈良県明日香村において、「帝塚山大学と古都飛鳥保存財団連携イベント」として「飛鳥公開講座&ウオーク」が実施されました。
今回は、10月に行われた「飛鳥公開講座&ウオーク」を紹介したいと思います。
この講座は、年に数回実施されています。今回のテーマは「天武朝の飛鳥」という題で、帝塚山大学の先生の講義が「国営飛鳥歴史公園館」の視聴覚で行われ、約40名位の飛鳥大好きの方々が熱心に受講されていました。
講義の内容は、「壬申の乱(672年)」・「飛鳥回帰と出飛鳥」・「飛鳥の宮」・「藤原京の計画」・「奈良盆地の古代道路復元」でした。
この講座の面白い所は、座学だけでなく大学の先生が一緒に郊外にでて、案内・説明されることです。色々な角度からの説明に、大変興味を持ちました。
郊外学習のコースは、「飛鳥歴史公園館前」(スタート)-「中尾山古墳」-「天武・持統陵古墳」-「菖蒲池古墳」ー「植山古墳」-「春日神社・スサノオノミコト神社・八咫烏神社」ー「五条野丸山古墳」(解散)でした。各場所において、詳しい説明がおこなわれ、質問にも丁寧に答えられていました。
今回とても興味深かった場所は、「植山古墳」の周辺に所在する「春日神社・スサノオノミコト神社・八咫烏神社」です。
「植山古墳」から出土した扉材の一部と考えられる石材が、それぞれの境内の「踏石」の一部として転用されていることです。
何かの資料に、このことが書いてあったので以前に探したことがあったのですが、見つけられませんでした。
今回、念願の「植山古墳」から出土した扉材の一部と考えられる石材を見ることができて、とても嬉しかったです。
飛鳥の楽しみ方は色々あると思いますが、今回のこのような「飛鳥公開講座&ウオーク」もその一つだと思います。それにしても、「飛鳥」は面白い!
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