泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

奈良県本薬師寺跡「藤原京右京八条三坊発掘調査」現地説明会2024

2024年03月14日 07時52分29秒 | 歴史
奈良県橿原市にあった飛鳥時代の都 藤原京の本薬師寺(もとやくしじ)の跡で、寺の正門にあたる南門の隅の部分が見つかりました。
奈良県橿原市、3月2日に「本薬師寺跡」において「藤原京右京八条三坊発掘調査(南門跡)」の現地説明会が行われました。
同日に明日香村の「石神遺跡」がありました。
飛鳥時代の現地説明会が同日に行われのは大変珍しく、午前中に「本薬師寺跡(南門跡)」の現地説明会に、続けて「石神遺跡」の現地説明会に行ってきました。
今回は、本薬師寺跡「藤原京右京八条三坊発掘調査」現地説明会を紹介したいと思います。
本薬師寺は、飛鳥時代の天武天皇が皇后の病気が治ることを祈願して創建を始めたといわれる寺で、橿原市にあった飛鳥時代の都 藤原京の中に建立され、奈良市にある薬師寺の前身といわれています。
橿原市が2月、寺の中心部の南側を発掘したところ建物の基礎の盛り土の跡のほか、周囲に石を敷き詰めた跡や、屋根の雨水を流す溝の跡などが見つかりました。
盛り土の部分からは、直径2メートル近くの礎石を抜きとった跡も見つかり、今回、発見されたのは寺の正門にあたる南門の隅の部分とみられています。南門は礎石の大きさなどから立派な構造だったと考えられ、調査担当者は「国家主導で造られた寺院にふさわしい門が存在していたことがはっきりした」としています。
今回は、同日に飛鳥時代の遺構を見学でき古代史好きな私にとって、とても有意義な一日となりました!

                  
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