泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

奥飛鳥と呼ばれている稲淵地区の「綱掛け神事(男綱)・2023」

2023年01月09日 17時02分58秒 | 散歩
今年も、飛鳥の魅力を中心に色々と発信していきたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します!
今回は、奥飛鳥と呼ばれている稲淵地区の「綱掛け神事(男綱)・2023」の様子を紹介したいと思います。
 奈良県明日香村稲渕・栢森地区において、毎年「成人の日」(2023年1月9日)に稲渕地区で「男綱(おずな)」が、1月11日の日には柏森地区で「女綱(めずな )」の神事が行われ、豊作を祈って新しく 作り掛け替えられます。
「綱かけ神事」は、子孫繁栄と五穀豊穣を祈るとともに、悪疫などこの道と川を通って侵入するものを押しとめ、住民を守護するための神事と言われています。「男綱」は柏森のさらに奥にある男渕の竜神を、「女綱」は女渕の竜神を祭っているといわれています。

〇稲渕地区の「男綱の綱掛け」の「男綱」は、長さ約80m、重さ300kg位あります。稲渕地区の住民の方が勧請橋の所で、朝からわらを編んでおられました。高さ約1.5m・直径30cmほどのシンボルが綱と共に飛鳥川をまたいで、長い注連縄が張られます。張る時は、一般の参加者も一緒になって行います。今年は、昨年よりは参加者が増えていました。また、橋の傍では甘酒の接待もあり心も体も温まりました。
「男綱」を掛け渡した後に、神所橋と呼ばれる橋に祭がを設けられた場所で、神職による御祓いが行われ、最後に竹串にミカンとお札のついた物を参加者がいただいて終了となります。
今年は、13時30分頃から始められ15時頃には終了しました。
 今年こそは、コロナの終息を願いながら参加しました!

              

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