泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

第10回  「高取かかし祭り・2018」

2018年10月08日 20時33分04秒 | 散歩

奈良県高取町土佐町なみ一帯および市尾墓山古墳において、2018年10月1日(月) ~ 2018年10月31日(水) の期間に、「高取かかし祭り」が行われています。

今回は、第10回 「高取かかし祭り・2018」の様子を紹介したいと思います。

日本一の山城「高取城」の城下町として栄えた高取町は、昔からの町家が多く現存し、その当時の佇まいを残しています。

この町並の佇まいをひとつのテーマパークに見立てて、開催されるイベントが「町家の案山子(かかし)めぐり」です。

「高取かかし祭り」には、田園の案山子から変身した子供やおばあちゃん、七福神そして古代人の案山子などが一杯います。

例年と違っているのは、今年初参加の「市尾墓山古墳」に古代人の案山子などが飾られていることです。「市尾墓山古墳」は、国指定史跡で長さが約70m、高さが10mの前方後円墳です墳丘は二段に築かれ、周濠と外提をあわせると全長100mの規模になります。

築造された時期は、出土遺物などから6世紀初めごろと考えられえます。古墳時代後期を代表する貴重な古墳で、当時この地域に権力をもった豪族が葬られていたと考えられます。

「案山子と古墳」不思議な組み合わせでしたが、とてもユニークなアイディアで楽しませていただきました。残念なのは、土佐町なみの案山子の数が少なかったのが惜しまれます。

「高取かかし祭り」は、明日香村の稲渕で行われた「案山子祭り」とは、趣の違った町家の「案山子祭り」です。

秋の一日、明日香村(稲渕)や高取町の「案山子」巡りをされてはいかがですか!

                                                   

 

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