2018年9月16日に明日香村の国営飛鳥歴史公園石舞台地区「 あすか風舞台」において、午後18時30分から地元劇団「時空」さんによる万葉人シリーズ第18弾「黎明645 ~時空を超えた入鹿の旅」が上演されました。
今回は、劇団「時空」さんによる「黎明645 ~時空を超えた入鹿の旅」の様子を紹介したいと思います。
明日香村を拠点に古代史をテーマにしたオリジナル劇を続けている「あすか劇団『時空』」は、16日午後18時半から国営飛鳥歴史公園石舞台地区「あすか風舞台」で、劇団設立20周年記念の劇が上演されました。今回の演目は、645年の「乙巳(いつし)の変」(大化の改新)にちなんだ「黎明(れいめい)645~時空を超えた入鹿の旅」です。
今回の記念の劇は、演劇の練習中に石造物「亀石」から蘇我入鹿が現れ、飛鳥時代へとタイムスリップする劇です。実質的な権力者として政権を動かしてきた蘇我入鹿は、645年に起きた「乙巳の変」により、中大兄皇子らによって殺されてしまいます。そして「大化改新」へと国の仕組みが大きく変わっていきました。その時代にヒントを得た「時空」の1時間30分の創作劇です。
毎年、この時期の「時空」さんの劇を楽しみにしています。今年も、多くの方が石舞台地区「 あすか風舞台」に集まり楽しんでおられました。秋風が心地良い月あかりの中、とても面白い「時空」さんの劇に堪能しました。飛鳥ならではの、ひと時でした!